空室率全国ワースト1位の山梨県にある弊社所有物件。リノベーションをする前にお部屋申込が入りました。
2021年の繁忙期がスタートしました。
今年は「新型コロナウイルス」が日本国内に猛威を振るっていることから、お部屋探しにも影響(入居時期を先延ばし/転勤そのものがなくなる)が出てくると思いますが、ただこのような状況下であっても、お部屋探しをされている方は多数います。
現在賃貸物件の空き部屋があるオーナー様にとっては「何が何でも空き部屋を埋める」という強い意志を持っていると思われますが、ただ、今のお部屋探しはSUUMO等の「不動産賃貸物件検索ポータルサイト」を活用されている方が圧倒的に多いことから、空き室を少しでも早く埋めるために、「家賃値引き」をしようと考えている方も多いと思いますが、家賃値引きをする前に、オーナー様がやるべきことは沢山あります。

賃貸物件を探されている方は、どのような部分を注視して探されていると思いますか?
もちろん、エリアや築年数、家賃などといった部分は気にされている方は多いのは事実ではあります。ただそれ以上に「入居後快適な生活を送れるかどうか?」といったイメージが客観的にすぐにでもわかるようなお部屋は、家賃が多少高くても「契約に至る」場合が結構多いです。
弊社所有物件で、昨日驚くようなことが発生しました。
それは、リノベーションをこれからしようと思っていたお部屋に「お部屋申込」が入ったことです。
このお部屋にお申込みをされたお客様は、先月弊社所有物件が行っている見学会にご参加をされたお客様で、お客様のお話によると、その後いろいろな物件を見に行かれたとのことですが、最終的には弊社所有物件のこれからリノベーションをするお部屋が一番いいという結論に至り、お部屋申込をされました。
当方がお客様にお伝えしたことは…
①初期費用が相場の4分の1程度に抑えることができる
②リノベーション部屋には、おしゃれなカフェ風キッチンを導入する
③抗菌・抗ウイルス効果が期待できる「漆喰」を室内に導入する
このことでお分かりになると思いますが、当方がプレゼンをした内容は
入居後どのような生活を送れることができるのか?
ということをお伝えしただけ。(家賃は相場より約1万円以上高いです)
①初期費用が相場の4分の1程度に抑えられると、当然費用が浮くことになるので、浮いた費用で新生活に必要な家具や家電、引越費用に回すことができますよね。
②おしゃれなカフェ風キッチンを室内に導入することができれば、現在おうちで過ごす時間が多くなっているので、おうちカフェをすることが簡単にできますよね。
③現在新型コロナウイルスの家庭内感染が問題になっていますが、抗菌・抗ウイルス効果が期待できる漆喰を室内に導入することにより、室内乾燥を予防してくれることから、飛沫拡散予防にもつながります。
最近、室内をホームステージングをして空室対策を行っているオーナー様がいますが、ただホームステージングをしても、入居後「どのような生活を送れることができるのか?」という部分に対するイメージがお客様に伝わらなければ、最終的には「価格競争」=家賃値引きをせざるを得なくなります。
リノベーションを行うことで、入居後のイメージが自然に湧いてくるだけではなく、お部屋にメリットをもたらすことで、長期入居も夢ではありません。
空室対策のゴールはご成約ではなく、お客様に一日でも長くご入居して頂くこと。
弊社所有物件が行っているリノベーションは、家賃は今までと比べて値上げしていますが、値上げした以上の価値(室内空間、設備)をお客様に提供することにより、価格競争には一切巻き込まれてはいませんし、ご入居されたお客様から「家賃が高い」といったクレームは今まで頂戴していないことから、空室対策にはやはり、付加価値を付けたリノベーションしか方法はないと思われます。