退去手続きをしないで、勝手に友達などに部屋を貸す行為は、重大な契約違反となります。


賃貸物件に入居する際には、必ず契約書を作成します。

契約書には、入居される方全員の名前記載することによって、お部屋を貸す管理会社やオーナーさんは、万が一何かトラブルが発生した際、連絡などが取れやすくなるので、管理上契約書に記載がない方が「同居」を始める際には、手続きを行ってもらうことによって、同居を許されるケースが殆ど。


賃貸物件は、いつか必ず退去する日が来ることですが、もし現在入居されている契約者の方が、都合によって退去しなければならなくなった時、退去手続きをしないまま「友達など」にそのまま貸す行為は、果たして許されるのかというと、重大な契約違反となってしまい、そのことが発覚すると、即日契約を切られてしまう可能性が高くなるので、注意が必要です。


目 次

1.又貸しは重大な契約違反

2.管理会社が又貸しを嫌う理由とは?

3.民法上においても、又貸し行為はアウト!

4.又貸し行為は、契約解除となる可能性が高くなります

5.まとめ

1.又貸しは重大な契約違反

賃貸借契約は、貸主(管理会社・オーナーさん)と、借主(お客様)が、契約上に記載されていることを、お互いが守りましょうとしているもの。契約書はあくまでも、契約書に記載されている契約者及び同居人のみが対象となっていて、第三者となってしまう友達は、対象外となってしまいます。


契約者が、他の人に貸し出しを行う行為は「転貸」=又貸しと言われていて、賃貸借契約においては、又貸し行為は厳禁となっています。



2.管理会社が又貸しを嫌う理由とは?

管理会社が又貸しを嫌う理由とは?

1)管理上のリスクが大きくなる

又貸し行為をしていることがわかると、管理会社では管理上リスクを伴うことになりますので、とても嫌います。


例えば、又貸しをしている部屋において「騒音トラブル」を起こしてしまった場合、管理会社では「通知文」をまず全世帯に配布し、注意喚起を促します。

それでもまだ続いた場合には、騒音を出しているであろう方に対して、事情を説明して生活スタイルを改めてもらうように、お願いをするケースがありますが、ただその場合「当時者が契約者以外の第三者」であると、対応するのに苦慮してしまいます。


2)火災などが発生した際、補償が下りない可能性がある

賃貸借契約上、契約時には「必ず家財保険」に加入して頂く事になっていますが、補償の対象はあくまでも「契約者及び同居人」が対象となっています。


家財保険の対象になっている方ならば、万が一過失によって「水漏れ」等が発生し、階下などに被害を出してしまっても、保険で修理費用をカバーすることが可能となりますが、一方又貸しをしている第三者が、上記のような事故を起こしてしまった場合、契約者でも同居人でもないことから、補償対象外となってしまうので、全額自費対応することになります。


3)契約者に対する不信が強くなる

賃貸借契約は、あくまでも契約者に対しておこなったものであり、又貸し行為がわかると、契約者に対して、管理会社では不信が強くなってしまいます。又貸し行為は、契約書にサインをする前に、担当者から説明を受けているはずであるのに、この様な行為を行うことは、契約を維持することは難しいと判断してしまう可能性が高くなります。



3.民法上においても、又貸し行為はアウト!

民法上においても、又貸し行為はアウト!

民法第612条においても、転貸=又貸し行為は厳禁となってます。つまり、転貸(又貸し)行為は、民法上及び賃貸借契約上においてもアウトになってしまうので、又貸し行為がわかってしまうと、重大なペナルティーを負うことになります。



4.又貸し行為は、契約解除となる可能性が高くなります

又貸し行為は、契約解除となる可能性が高くなります

又貸し行為が発覚した場合、管理会社では「重大な契約違反行為」と判断して、予告なく一方的に「賃貸借契約を解除」する可能性が極めて高くなります。


賃貸借契約解除には、主に2つのパターンがあります。一つは事前予告した上で解約を行うものと、もう一つは予告なしで解約を申し入れることですが、又貸し行為は重大な契約違反となってしまうので、後者になってしまいます。


もし契約を解除となった場合で、一定の契約期間を満たさず「違約金の支払いが発生」するような契約を結んでいた場合(主にフリーレント物件が対象となります)は、違約金を支払わなければなりません。


また又貸しをしていた人が、又貸し期間中に「故意過失による破損や汚損」をしてしまい、原状回復費用が発生した場合には、費用負担をしなければなりません。さらに管理会社では、又貸しを許した人及び又貸ししていた人に対して「ブラックリスト」に掲載するので、管理会社物件には、入居することはできません。



5.まとめ


又貸し行為は、たとえ数日であったとしても、絶対にしてはいけません。又貸しをしてしまうと、事故などが発生した場合、補償対象外となってしまうだけではなく、オーナーさんとの信用信頼関係を壊してしまう行為となり、契約を続けることが困難になってしまうからです。



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