顧客満足度を意識していない空室対策は、必ず失敗する
更新日:2022年12月22日
賃貸空室対策において、費用(リフォームやリノベーション)を可能な限り「抑え」つつも、早期に客付けができれば、万々歳ですよね。
近年の空室対策においては、室内のリフォーム費用を抑えて、ホームステージングを強化した対策が人気となっていて、実際にホームステージングを強化した物件においては「早期に部屋が埋まっている」ケースが多くなってきています。

空室対策にかかる費用が抑えることができ、早期に部屋を埋まることができれば、「貸主の満足度」は、ものすごく高くなることは間違いありません。
ただ、空室対策で一番忘れてはいけない部分があります。それは…
借主満足度=顧客満足度が、入居後も高い水準に保たれているかどうかです。

内見された部屋は見た目的に「おしゃれ空間」となっているため、「自分が思い描いていた部屋」になっていれば、予算が合えば入居したくなるものです。
ただ、上記低予算空室対策は、室内リフォームは消極的=予算をかけないことから、入居後において本当に使いやすい部屋になっているかどうかというと、残念ながら「あまり期待することはできない」と思われます。

募集している部屋を早期に成約させることは、賃貸経営にとってものすごく重要なことです。
ただ空室対策で借主ファーストではなく貸主ファーストで行ってしまうと、確実に入居後にトラブルになってしまい長期入居して頂くことが難しくなってしまう可能性があります。
長期入居して頂くコツは
いかにしてお客様の悩みを可能な限り解決させることができるか?
これが一番重要となります。
例えば、設備不良が発生し経年劣化が原因と思われるものは、貸主対応になります。
この時、物件オーナーとしてどのような対策を講じることができるのか、また入居中に設備不良が発生した時、どのような対応をしているのかをしっかりと内見時にお伝えすることができなければ、顧客満足度は低くなってしまうため他の物件に流れてしまう可能性が出てきてしまいます。
実は空室対策コンサルタントの方達は「入居後の対応」という非常に重要な部分を伝えていない可能性があるため、長期入居に繋げることができるか懐疑的です。
さらにお部屋を募集する仲介会社にとっても、物件管理をしっかりと行う貸主の物件は優先的に紹介したくなる=入居促進にもつなげられるため、集客上有利になりますが、この部分をまだ理解していない貸主/空室対策コンサルタントはまだまだ多いのが実情です。

弊社物件があるのは日本一空室率が悪い山梨県です。さらに弊社物件は築年数が経過していることもあるので、集客上で言えば苦戦が強いられてもおかしくはありません。
ただ弊社物件は…
家賃相場より高い賃料設定になっているものの現在満室
家賃減額交渉はほぼ入らない
6年以上入居している借主は2割以上
となっていることを踏まえると、顧客満足度が高い物件であると言えます。
どうしてこのような現象が生まれているかというと、借主の顧客満足度を高めるような対策をオーナー自身が行っているからです。
例えば降雪時の物件雪かきは原則として「借主」対応となっていますが、弊社物件では基本的にオーナーである自分が雪かきをしています。
どうして雪かきをしているのかというと、2014年2月に発生した雪害によって甲府市内は1番で1メートル級の降雪を観測してしまいました。当然ながら人力による雪かきは難しいと判断したため、急遽業者さんを手配してユンボを使った除雪を行いました。
除雪後多くの借主から「溢れないばかりのお褒めの言葉」を頂き、その時「顧客満足度を高めればきっと長期入居してもらえる」と思い、これをきっかけに何か困ったことがあった場合には積極的に対応するようにしています。

おかげ様をもちまして弊社物件は現在満室を達成させていただいていますが、満室になった理由はリノベーション部屋のクオリティーが高いのもそうですが、それ以上にオーナーである自分が「どうしたら借主は喜んでもらえるのだろうか?」と常日頃から考えて賃貸経営をしていることが最大の要因であると考えています。
今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
そんな時は私ども(有)山長の「お手軽無料相談」をご利用ください。
過度なメール配信、強引な営業活動等は一切行なっておりませんのでどうか安心してご相談ください。


取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
あなたのアパート経営を支援させていただきます!
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