賃貸経営は借主さえ見つけることができれば安定した家賃収入を得ることができます。ただ築年数が古くなると原状回復程度では物件訴求力を高めることができないため、客付けが難しくなり空室が長期化してしまいます。
内装強化したリノベーションを行うと従前と比べクオリティーが高く「魅せる部屋」となるため、成約率が一気に高くなりますが、リノベーション効果を最大化させるには室内に用いる配色を意識することが重要です。
弊社物件は築年数が経過しているため2018年からリノベーションを行っていますが、室内の配色を意識した内装リノベーションをしたことで、リノベーション前と比べ成約率を格段に向上させることに成功しています。
本投稿はアパート内装リノベーション効果やコツについてお伝えいたします。
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▼目 次
【本記事でお伝えする結論】
1.アパート内装リノベーションで意識すべきこと
内装(壁紙/床材)は時間の経過と共に…
汚れ/キズが目立つ
日焼けが発生する
つなぎ目が目立つ
ことが多くなるため、対応しなければ内見時の印象が悪くなり成約率が低下してしまいます。しかし内装リフォームを行うと清潔感が前面に出るため、入居促進に繋げることが期待できます。
内装リノベーション効果を最大化させるには、以下3点を意識すると効果的です。
1)統一感
賃貸物件を探している方は、家具や雑貨との相性を意識しながら内見しています。そのため…
家具との相性が悪い
好みのインテリアテイストにできない
と判断されるとその時点で他の物件に流れてしまいます。成約率を高めるには部屋の大部分を占める「天井」「壁」「床」の色を統一することで、部屋全体に統一感が生まれインテリアとの相性が良くなります。
2)配色
おしゃれな部屋を作るには室内配色が重要と言われ、インテリアの色は3色以内に抑えるのがポイントです。入居後の室内インテリアのことを考えると、内装の色は1~2色にすると効果的です。
3)生活音
ソーチョーが調査したところによると賃貸アパートの騒音は上階から発生しているケースが多いとのことです。築年数が経過すると室内機能性は低下するため、リノベーションの際に対応しなければ、入居後トラブルになる可能性が高くなります。
上階からの騒音原因は「足音」であることが多いため、リノベーション時に吸音効果が期待できるクッションフロアを施工すると生活音を緩和させることが期待できます。
2.アパート内装リノベーション成功のコツ
アパート内装リノベーションを成功させるには、先程お伝えした「配色を意識した統一感がある部屋」を意識した内装にすることと、リノベーションコンセプトを明確にすることが重要です。
募集している物件の間取り/エリアが異なれば、たとえ同じ築年数の物件でも集客ターゲットは全く異なってきます。
部屋探しされる方は「自分らしいおしゃれな暮らし」をしたいと考えています。つまり内見者が理想としている部屋のコンセプトとリノベーション部屋のコンセプトが同じであれば、募集時期関わらず早期客付けは十分期待できます。
そのためリノベーションを行う際、成約ターゲットとなる方の
性別
年齢
間取りから同居する人の年齢/性別
などをペルソナ設定した上でリノベーションしないと、誰に訴えている部屋なのかわからなくなってしまうため客付けが難しくなってしまいます。
3.アパート内装リノベーション成功事例
冒頭でもお伝えしましたが弊社物件は築年数が経過しているため2018年から空き室を随時リノベーションしています。
弊社物件は2LDKタイプで入居者の大半は20~30代のカップル/新婚さんとなっているため、リノベーションコンセプトを「賃貸なのにおうちカフェが楽しめる」としたカフェスタイルに特化したリノベーションを展開しています。
全20戸中14戸改修済みで、本執筆時の2024年5月27日現在満室+2020年以降3期連続増収増益を達成しています。
それでは弊社リノベーション部屋の内装を見ていきましょう。
1)LDK
弊社リノベーションは流行に左右されずまたインテリアとの相性を最大限高めるため白を基調とした室内空間にしています。
ベースカラーとなる天井/壁/床は原則白色となっていますが、白色は膨張色のため室内を広く見せる効果+インテリアとの相性がとてもよく、カフェスタイルキッチンを導入することで「映える空間」
に大変身。
SNSで物件募集すると募集時期関わらずすぐ内見予約が入り、早ければ退去翌日には入居が決まってしまいます。
2)洋室
こちらの洋室は北側にあります。基本的に北側は自然光が一番入りにくいため、日中でも正直採光は期待できません。
しかし内装を白で統一することで、少ない自然光でも反射してくれるため、薄暗い印象は全くなく内見された方は皆さん驚かれます。
3)和室
弊社物件は築年数が古いこともあり、和室が標準となっています。一般的な縁がある畳は堅苦しいイメージが強く残り、さらにイグサを使用しているため掃除をまめにしないとダニが発生しやすくなってしまいます。
そのため和室がある物件は敬遠されてしまうため、リフォームを機に洋室に変更する物件は非常に多くなっています。
ただ洋室に変更しても押入は活用するため和室感はどうしても残ってしまいます。そこで弊社物件では和室をあえて残すことにして、畳は市松模様が魅力的な琉球畳を採用したことで、モダンテイストが味わえる空間にしました。
リフォームを機に壁紙は交換したものの、天井の壁紙は保存状態が良かったためそのまま活用しています。
ベージュの琉球畳と白の内装の相性はとてもよく、室内全体が優しい雰囲気を醸し出しています。
4)トイレ
築年数が経過しているもののトイレ本体は特に問題がないためそのまま活用していますが、内装は全てリニューアルしています。
両壁と天井には消臭効果が期待できる壁紙/正面にはタイル風の壁紙(両者とも1000番クロス)を施工しています。また床材はテラコッタ風のクッションフロアを施工しています。
また少しでもカフェの雰囲気が出るようにアクセントとして…
無垢材の棚/トイレットホルダー
アンティークなタオル掛け
を設置しています。
4.まとめ
今回はアパート内装リノベーション効果やコツについてお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認しましょう。
近年では部屋探しの多様化が進んでいるため、築年数が古いリノベーション物件に入居される方は多くなっています。
ただリノベーションコンセプトが曖昧/室内配色を意識していないor奇抜なアクセントクロスを施工敷いてる物件は、やはり反響数がイマイチ伸びないため空室期間が長くなってしまいます。
繰り返しになりますが、リノベーション物件を探している方は室内インテリアを重視しています。そのため内見者が好むインテリア空間にしなければ客付けは厳しくなります。
今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
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取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
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