top of page

アパート内装リノベーション成功事例


賃貸経営では借主を見つけることができれば安定した家賃収入を得ることができます。しかし築年数が古くなると競争力が低下するため、原状回復では物件訴求力が高まらないため、客付けが難しくなり、空室が長期化してしまいます。



近年では部屋探しの価値観が多様化し、リノベーションを施せば築年数の古さはあまり問題視されなくなっています。特に内装を張り替える際、室内配色をにこだわると、部屋全体のクオリティーが向上し「映える部屋」となるため、成約率の向上にもつながります。



本投稿はアパート内装リノベーション効果やコツについて、実例を交えながら解説します。


▶︎お知らせ◀︎


私の経営する有限会社 山長ではアパートの経営改善、空室対策など賃貸経営者を支援するコンサルティングサービスを行なっています。自己破産寸前の状態から空室ゼロへ、そして安定した入居率を実現するまでに至った経験をもとにオーナー様と一緒になって改善のお手伝いをさせていただきます!

まずはお手軽無料相談からお問い合わせください。



 

▼目 次



【本記事でお伝えする結論】


  • 装リノベーション効果を最大限引き出すには、全体的な統一感、配色の工夫、そして生活音への配慮が必要。


  • リノベーションを成功させるためには、統一感のある部屋作りに取り組むとともに、明確なコンセプトを設定することがカギ。


  • 弊社物件では、流行に左右されにくい白を基準としたシンプルな内装デザインを提供しています。この統一感のあるデザインが評価され、早期客付けに成功している。



1.アパート内装リノベーションで意識すべきこと


アパート内装リノベーションで意識すべきこと

アパート内装リノベーションといっても、その内容は非常に幅広いです。



壁紙や床材の張り替えから、間取り変更、水回り設備の交換など、さまざまな作業が含まれます。この中で貸主が悩みを抱えやすいのが、壁紙と床材の張り替えといわれています。



賃貸経営において、内装の張り替えを行う際、コストを抑えたいと考えるのが貸主の本音です。そのため、壁材にはリーズナブルで扱いやすい壁紙、床材は耐久性やコストに優れたフロアタイルやクッションフロアが採用されています。


▶壁紙と床材の詳細については、過去記事をご覧下さい。



壁紙の劣化


内装(壁紙/床材)は時間の経過と共に、温度差による膨張や収縮、紫外線などの影響を受けるため 次のような問題が発生しやすくなります。

  


  • 汚れやキズが目立つ

  • 日焼けが発生する

  • つなぎ目が目立つ



退去後にこのような症状が見られた場合は、張り替えのタイミングです。内装を張り替えを行うことで、前借主の生活感を完全に払拭し、部屋の雰囲気を一新させることができるため、入居促進につなげやすくなります。



なお壁紙の張替えは一面から対応可能ですが、リノベーションで収益性を高めたいのであれば、費用は掛かりますが、全面張り替えを行うことをおすすめします。



内装リノベーションの効果を最大化させるには、以下3点を意識すると効果的です。



1)統一感


統一感

賃貸物件を探す方の多くは、内見の際に家具やインテリアとの調和を重視しています。そのため、内見時に以下のように感じてしまうと、その時点で他の物件に流れてしまいます。



  • 内装と家具や雑貨とのバランスが悪い

  • 好みにあったインテリアテイストが作れない



成約率を高めるには、部屋の主要な要素である「天井」「壁」「床」の色を統一することがポイントです。これにより部屋全体に一体感が生まれ、インテリアとの調和が向上し訴求効果が高まります。



2)配色


配色


部屋を探している方は、内見時に家具やインテリアとのバランスを細かく意識しています。そのため、部屋全体のバランスが取れていないと、成約率にも影響がでてしまいます。



色の組み合わせ次第で、部屋の雰囲気は大きく変わってしまいます。



そのため、リノベーションで内装を変更する際には、使用する色数を3色以下に抑えることがポイントです。それ以上になると、まとまりのない部屋となり、空間が雑然とした印象になってしまいます。



また入居後に整えやすいインテリア空間にするには、内装の配色を2色以下に絞るのが最適と言えます。


3)生活音


生活音

ソーチョーの調査によると賃貸アパートにおける騒音の多くは上階から発生していることが明らかになっています。築年数が経過すると室内機能性は低下するため、リノベーション時に適切な対応を講じなければ、入居後トラブルが発生する確率が高まります。



弊社物件を管理している管理会社からの報告によると、上階からの騒音の主な原因は「足音」が多いとのことです。そのため、リノベーションの際に、吸音効果が期待できるクッションフロアを施工すると、生活音を軽減することができ、より快適な住環境を提供できる可能性があります。


2.アパート内装リノベーション成功事例


弊社物件は築年数が経過しているため、2018年から空き室を順次リノベーションしています。2025年11月末時点で、全20戸中15戸改修を終えています。



間取りは2LDK~3LDKタイプで、入居者層は、20~30代のカップルや新婚夫婦が大半を占めています。



同年代は快適で居心地の良いライフスタイルを求めているため、リノベーションコンセプトを「賃貸でもおうちカフェが楽しめる」とし、カフェスタイルに特化したリノベーションを展開しています。



それでは弊社リノベーション部屋の内装を見ていきましょう。



1)LDK


リノベーション後のLDK

弊社リノベーションでは、流行に左右されることなく、またインテリアとの調和を最大限に引き出すことを重視し、白を基調とした室内空間を提供しています。



ベースカラーとなる天井、壁、床は原則白色で統一し、壁材は壁紙または漆喰、床材はクッションフロアを採用しています。白色は室内を広く見せる効果があり、またインテリアとの相性が非常に良く、特にカフェスタイルキッチンを取り入れることで、一層魅力的な空間を演出することができます。



さらにSNSで物件を募集すると、視覚的な魅力が反響数を高めるため、募集時期を問わずに、すぐに内見予約が入ることが多く、場合によっては退去翌日に入居申込が入ることもあります。


▶退去翌日で入居申込が入った事例については、過去記事をご覧下さい。



▶SNS集客の効果の詳細は、過去記事をご覧下さい。



2)洋室


白を基調とした洋室

こちらの部屋は北側に洋室がありますが、一般的に北側は自然光が一番入りにくく、日中でも採光が期待できないためうす暗い印象になってしまいます。



また寝室にベッドを置く方が多いと思いますが、ベッドは家具の中でも特にスペースを取るため、部屋の広さによっては圧迫感を感じてしまいます。



しかし内装を白に統一することにより、少ない自然光でも薄暗さは感じにくく、またベッドを置いても圧迫感を抑えられるため、北側の部屋の特有の問題を解決することができます。



さらに弊社物件では、リノベーションを機に収納スペースをクローゼットに変更しています。収納内にあった棚を撤去し、ハンガーパイプを取付けたシンプルなクローゼットですが、従前と比べると収納容量が増えたため、利便性が向上しています。


▶弊社の収納リフォームの詳細は、過去記事をご覧下さい。



3)和室


ベージュ色の琉球畳を採用

弊社物件は築年数が古いため、和室が標準仕様となっています。しかし現代では、洋式での生活が一般的となっており、退去時に表替え費用が発生する和室がある物件を希望される方は、殆どいないのが実情です。



このため、近年では和室を洋室へリフォームするケースが非常に多くなっています。



ただし洋室に変更しても、押入を完全にクローゼットに改修したり、窓の木枠を撤去など細部を手直ししなければ、和室の雰囲気は残ったままとなり、中途半端な部屋になってしまいます。



そこで弊社物件では和室をあえて残し、畳は市松模様が魅力的な琉球畳を採用することで、モダンな空間を実現しています。



リフォームを機に壁材はリニューアルしますが、、天井の壁紙は良好な状態であることが多いため、そのまま活用していることが多いです。ベージュの琉球畳と白の壁紙との相性はとてもよく、部屋全体に穏やかで落ち着いた雰囲気をもたらしてくれます。


▶弊社和室リノベーションの詳細は、過去記事をご覧下さい。



4)トイレ


トイレ本体を生かし内装をリノベーション

弊社物件ではトイレ本体に特に問題がなければ、交換せずにそのまま活用しています。ただし内装は全てリニューアルしています。



両方の壁と天井には消臭効果が期待できる機能性壁紙を使用し、トイレ特有の問題を可能な限り対応しています。正面にはタイル風の壁紙(いずれも1000番クロス)を施工しています。



また床材はテラコッタ風のクッションフロアを採用することで、温かみがありながらも生活感を感じさせないトイレ空間を実現しています。さらにカフェのような雰囲気を少しでも演出するために、アクセントとして…



  • 無垢材の壁棚をトイレ中央に設置

  • トイレットホルダー

  • アンティーク調のタオル掛け



を設置することで、トイレ本体の古臭さを抑えつつも、デザイン性が高いトイレに仕上げています。


▶デザイン性が高いトイレ空間を作るコツについては、過去記事をご覧下さい。




3.アパート内装リノベーション成功のコツ


アパート内装リノベーション成功のコツ

アパート内装リノベーションを成功させるには、先程お伝えした「統一感がある部屋づくり」と、「明確なリノベーションコンセプト」の設定です。



物件の間取りやエリアが異なれば、たとえ同じ築年数の物件であってもターゲット層は大きく変わります。



特に最近では「自分らしいおしゃれな暮らし」を重視する方が増えており、このニーズを踏まえたデザインを意識することがポイントです。つまり内見者が理想としている生活スタイルや部屋のコンセプトと、リノベーション部屋のコンセプトが一致していれば、募集時期関わらず早期客付けは十分期待できます。



そのためリノベーションを行う際は、以下の項目を考慮して、ペルソナを丁寧に設定する必要があります。



  • ターゲットの性別や年齢層

  • 間取りから推測される同居人数やその属性



これらが曖昧なままだと、「誰向けの部屋なのか」がわからず、結果として客付けで苦戦することが予想されます。理想的なのはターゲット層が「この部屋で暮らしたい!」と感じられるような空間づくりです。



ペルソナ設定を軸に捉えた内装リノベーションは、成功させるための第一歩といえるでしょう。


▶ペルソナ設定の詳細については、過去記事をご覧下さい。




4.まとめ


今回はアパート内装リノベーション効果やコツについてお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認しましょう。



  • 内装リノベーション効果を最大限引き出すには、全体的な統一感、配色の工夫、そして生活音への配慮が必要。


  • リノベーションを成功させるためには、統一感のある部屋作りに取り組むとともに、明確なコンセプトを設定することがカギ。


  • 弊社物件では、流行に左右されにくい白を基準としたシンプルな内装デザインを提供しています。この統一感のあるデザインが評価され、早期客付けに成功している。



競争力が低下した古い物件をリノベーションする際、多くの物件ではアクセントクロスの採用や人気設備を充実させるなどの工夫が行われています。



しかしアクセントクロスを取り入れたとしても、内見者の好みに合わなかったり、家具やインテリアとの相性が悪ければ、設備投資しても入居促進につながらない場合もあります。



この点について意外と理解していない貸主や管理会社少なくないため、注意が必要です。







近年では部屋探しの多様化が進んでいるため、築年数が古いリノベーション物件に入居する方は増えています。



しかしリノベーションコンセプトが曖昧だったり、室内配色を意識していないor奇抜なアクセントクロスを施工している物件は、反響が少なく空室期間が長引く傾向があります。



繰り返しになりますが、リノベーション物件を探している方は室内インテリアを重視しています。そのため内見者が好むインテリア空間にしなければ客付けは厳しくなります。




今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。


そんな時は私ども(有)山長の「お手軽無料相談」をご利用ください。


過度なメール配信、強引な営業活動等は一切行なっておりませんのでどうか安心してご相談ください。






空室対策コンサルタント 有限会社山長
有限会社山長 長田 穣

取締役 長田 穣(オサダミノル)

アパート経営、空室対策コンサルタント


あなたのアパート経営を支援させていただきます!


▶︎〒400-0053 山梨県甲府市大里町2090

▶︎まずはお気軽にお問い合わせください

055-241-2218

090-8514-3562


コメント


bottom of page