バイヤーズリモースを理解し賃貸経営を成功させる
借主が毎月支払う家賃は、家計の支出の中でも最もウエイトを占めています。
そのため入居後の物件管理/部屋の機能性が満足できないと「部屋探しは間違っていたのか?」と後悔してしまう可能性が出てきます。
高価な買い物(車など)をした時ほど、人はすぐに後悔を始めてしまいます。このことをマーケティング用語で「バイヤーズリモース」と言います。
賃貸業界でもバイヤーズリモースは発生していますがこのことを理解していないと、長期入居に繋げられないため安定的な賃貸経営を行うことができません。
本投稿は借主が陥りやすくなる「バイヤーズリオース」を理解/回避方法についてお伝えいたします。
▼目 次
【本記事でお伝えする結論】
"賃貸版・バイヤーズリモースについて”
1.バイヤーズリモースを理解する

AlbaLinkが調査したところによると、賃貸入居後に後悔したと回答した方はなんと7割近くいることが分かったとのことです。
後悔の理由について上位3つを挙げると…
騒音トラブル
設備関連
属性
入居したことに後悔してしまうと納得して入居したのに「家賃が高いイメージ」が先行してしまい、解決することができなければ契約更新のタイミングで退去してしまう可能性が極めて高くなります。
2.バイヤーズリモースの回避方法

バイヤーズリモースを回避させるためには、「借主が自分の判断は正しかった」と思えるようすることです。
そのためには以下の対策を講じると効果的です。
属性を高める
アフターケア
それではそれぞれの対策についてみていきましょう。
属性を高める
賃貸物件における騒音トラブルは、築年数/構造躯体関係なくどの物件でも発生しやすい問題です。
一般的にRC物件は防音性に優れていると言われていますが、管理会社担当者の話によると築5年目のRC物件であっても騒音トラブルは発生するとのことです。
騒音トラブル原因の大半は「借主属性」に問題があるため…
入居審査は厳しくする(特に家賃滞納者は属性が悪いケースが多い)
資産価値を高め家賃値下げはしない(属性が高い人が集まる)
生活音対策を施した部屋を作る(例えばクッションフロア施工など)
ことで入居後後悔する確率を抑えることができます。
アフターケア
借主が入居している時、様々な問題(設備トラブルや騒音問題など)が発生することがありますが、その際アフターケアがしっかりとしている物件ほど「自分の部屋探しは正しかった」と思ってもらうことができます。
アフターケアを充実させることができれば、入居後後悔する方は少なくなるためバイヤーズリモースを回避させることができます。
借主の属性を高めアフターケアを充実させることで、借主がロイヤルカスタマーになってくれる可能性が高くなり長期入居に繋げることができます。

こちらのアンケートは3年前に弊社物件を退去された借主のものです。
弊社物件では代表自ら物件清掃を行っているため借主と直接会う機会が多いです。そのため借主の声を賃貸経営に生かすことが結構多く、アンケート内に記載があるイルミネーションも別の借主の声を実現させたものです。
こちらの借主は約6年入居され退去後リノベーションを行いました。リノベーション完成後ある一組の家族が内見されましたが、何と内見された方と退去された方が「知り合い」で今までの弊社代表の取組を話されていたことから、内見当日に入居が決まり現在も入居されています。
3.まとめ
今回は借主が陥りやすくなる「バイヤーズリオース」を理解/回避方法についてお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認してみましょう。
家賃は毎月の支出の中で最もウエイトが大きいため、バイヤーズリモースは発生しやすくなります。
しかし今回紹介した方法を実践することで借主がロイヤルカスタマーになる可能性が高くなり長期入居/更新時の家賃値下げを回避することができます。
今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
そんな時は私ども(有)山長の「お手軽無料相談」をご利用ください。
過度なメール配信、強引な営業活動等は一切行なっておりませんのでどうか安心してご相談ください。


取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
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