競合他社物件に埋もれないようにするためには?
更新日:5月2日
昨今の賃貸市場は、空室率悪化が深刻となっています。
特に築年数が経過している物件では資産価値が低下しているので、価格競争になりがちになり、場合によっては競合他社物件に埋もれてしまう可能性が出てきてしまいます。
募集部屋を埋めるためには「リフォーム工事を行いしっかりと集客」することが重要となります。ただ大手賃貸検索サイトに物件情報を掲載するとなると、仲介会社側にとっては掲載枠を購入することになるため、反響率が悪い物件は除外されてしまうリスクがあります。
競合他社物件に埋もれないようにするためには、徹底した差別化戦略が必要となります。
弊社物件は、日本一空室率が悪い山梨県にありさらに築年数が古いことから、集客上不利になってしまいますが、徹底した差別化リノベーション+独自集客を確立したことによって、本執筆時の2023年5月2日現在「満室」を継続することができています。
本投稿は、競合他社物件に埋もれないようにするための方法として、集客をメインにお伝えいたします。
▶弊社差別化リノベーションに関しては、過去記事をご覧下さい。
【過去記事】【アパートのリノベーション】実体験をもとにメリットとデメリットを解説
▼目 次
1.SNS普及によって、募集方法にも変化が…
株式会社ライボが2,235人の社会人男女にスマートフォンに関する調査を行ったところ、約9割が「携帯電話を所有し、その内スマートフォンを所持者は100%だったとのことです。
またICT総研が調べた所によるとSNS利用者は年々増加傾向となり、2022年末には8270万人に達する見込みとのことです。
▶株式会社ライボ、ICT総研のリリースはこちらをご覧下さい。
Job総研による『2022年 スマホ使用の実態調査』を実施 ”歩きスマホ”9割が経験あり 内7割が危険な目に
実は近年の賃貸業界においては、SNSを活用した集客を行うところが増えてきています。
背景にはスマートフォンが日常生活の中で活用されている点と、賃貸検索サイト特有の悩み(貸主側)があるとされています。
SNSと大手賃貸検索サイトにおける集客の根本的な違いは…
【大手賃貸検索サイト】
お客様が希望条件を入力すれば、条件に合致する物件だけが掲載される
条件に1つでも合致していないと、掲載されないので、価格競争が生まれやすい
【SNS集客】
ハッシュラグをつけて投稿すると、ハッシュタグ検索した方にダイレクトに届く
しっかりと管理しないと、おとり広告になってしまう
仲介会社にとって、お部屋を成約させない限り「仲介手数料」をもらうことができません。
築年数が経過している物件は、家賃帯が勝負となってくることから、同サイトを活用した集客をするとなると、どうしても価格競争になりがちになり、値下げができない物件は必然的に反響を得ることが難しくなります。
一方SNS集客は、ハッシュタグをつけて投稿することで情報拡散ができます。
一回の投稿で沢山の方に物件情報を見てモラルことができる点は、やはりSNS集客の方がメリットとしては多いです。
ただその一方で、SNS情報は「そのまま残ってしまう可能性」が高いことから、モラルが守れない仲介会社が「おとり的な勧誘」をしてくる可能性が高くなるので、その点は要注意となります。
築年数が経過している/家賃相場より家賃が高い弊社物件がどうして満室を達成できたのかと言いますと、物件公式サイトを立ち上げたからです。弊社物件は差別化リノベーションを展開し、部屋が完成するとSNSを使って情報発信していることから、多くの方に物件情報を送信することができます。
その結果反響数が多くなり、今では弊社物件に入居される方の約8割は「公式サイト」からとなりました。
▶弊社集客に関する詳細は、過去記事をご覧下さい。
2.賃貸情報のみで物件評価していない

物件が埋もれてしまう原因のひとつとして、賃貸検索サイトには物件検索機能があるからです。
お部屋探しをされている方にとって、同サイト内に物件検索機能があることで希望条件に合った部屋を短時間で探すことができる点はメリットと言えます。しかし、たった1項目でも合致していなければ、詳細画面上には掲載されないため、築年数が経過している物件では価格競争が発生してしまいがちになります。
しかしSNS集客をすることによって、物件検索機能は当然ながら設置されていないため、築年数や家賃帯で評価されません。つまり物件のクオリティーが良ければ反響数を伸ばすことが可能となってきます。
弊社物件は、ナチュラルテイストに特化したリノベーションを展開していることから、所謂映える部屋となっています。映える部屋になっているとInstagram上においては反響数が多くなり、実際に以前入居された方は弊社公式Instagramをご覧になって内見されました。
3.まとめ

今回は、競合他社物件に埋もれないようにするための方法についてお伝えしました。
賃貸検索サイトはお部屋探しをされる方には便利なツールですが、募集する側にとっては条件に1つでも合致していなければその時点で成約候補から外れてしまいます。そのため競争力が弱い築年数が経過した物件はどうしても価格競争が生まれやすくなり、ついていけれない物件は競合他社物件に埋もれてしまいます。
築年数が古い物件は、ランチェスター戦略上「弱者」となるため、強者=新築/築浅に勝つためには徹底した差別化が必要となります。
今回ご紹介したSNS集客は、集客上差別化となるだけではなく価格競争からの脱却を図ることができるため、築年数が経過している物件を持っている貸主にとっては、ぜひとも導入してほしい集客ツールと言えます。
今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
そんな時は私ども(有)山長の「お手軽無料相談」をご利用ください。
過度なメール配信、強引な営業活動等は一切行なっておりませんのでどうか安心してご相談ください。


取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
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