賃貸反響を自然に増やすことができる秘密とは?
更新日:6 日前
安定的な賃貸経営を行うためには、空室期間をできる限り短縮させることです。そのためには募集時の反響数を増やし内見や問合せ数を伸ばすことが重要となります。
ただ近年では賃貸物件の供給数飽和/仲介店舗来店数の減少により、賃貸反響を増やすことが難しい物件が多くなってきています。

弊社物件は賃貸空室率が日本一悪い山梨県にあり、さらに築年数が古く募集家賃は家賃相場より高い設定にしています。
しかし募集開始と同時に一定の反響数を得ることができ、早ければ退去翌日に内見に持ち込むことができています。
本投稿は賃貸反響数を自然に伸ばすことができる秘密について、お伝えいたします。
▼目 次
【本記事でお伝えする結論】
"賃貸反響数を増やすうえで重要なポイント”
1.賃貸反響が少ない理由

物件募集しているのに反響数が伸びない場合、募集部屋に問題がある可能性があります。反響数が伸び悩んでしまっている背景には、次の3点を挙げることができます。
適正賃料になっていない
リフォームが甘い
物件掲載写真が少ない
それではそれぞれの理由についてみていきましょう。
1)適正賃料になっていない
GMO賃貸DX WEBメディア編集部の調べによると、借主が部屋探しの際に最も重視しているのは家賃とのことです。
賃貸検索サイトにはエリア内の家賃相場が掲載されているため、家賃相場より募集家賃の方が高いと「適正家賃ではない」と判断され忌避される可能性があります。
▶GMO賃貸DXのリリース詳細は、こちらをご覧下さい。
【アンケート調査】賃貸住宅を選ぶ際に最も重視しているポイント5選
2)リフォームが甘い
部屋探しされる方は、賃貸検索サイトを用いて希望条件に合致した複数の部屋を比較されます。
その際リフォームが甘い(原状回復程度/もしくはそれ以下)部屋は、リフォームがしっかりとされている部屋と比べ第一印象が悪くなってしまい問合せ/内見に繋げにくくなります。
3)物件掲載写真が少ない
不動産情報サイト利用者意識アンケートによると、部屋探ししている方が不動産会社を選ぶ基準として「写真の掲載が多い」ことを求めています。
管理と仲介が一体型の会社では、優先的に客付けを行うため物件写真が多く掲載されています。一方仲介単体の会社では掲載写真の数にばらつきが発生している可能性があります。
▶上記アンケートの詳細はこちらをご覧下さい。
「不動産情報サイト利用者意識アンケート」 調査結果(2022年)
2.賃貸反響が少ないとどうなる?

賃貸検索サイトに物件情報を掲載することになると、仲介会社は同サイトに掲載料を支払うことになります。
そのため仲介会社では反響が少ない/見込みがない物件は「費用対効果が期待できない」と判断し掲載を取りやめてしまうことがあります。
▶仲介会社の掲載可否の裏側については、こちらの動画をご覧下さい。
必見!セミナー④不動産会社によるポータルサイト掲載する空室の選別方法を理解しよう!~
3.弊社事例

弊社物件は築年数が経過していることもあり、2018年からリノベーションを展開していますが、賃貸検索サイトのみの集客では「築年数」で不利になってしまうため、物件独自の公式サイトを開設し独自集客をしています。
独自集客を展開することによって、弊社物件の成約期間は年々短縮傾向となっています。背景としては次の3点を挙げることができます。
口コミ
SNS集客
レスポンスが早い
それではそれぞれの理由についてみていきましょう。
1)口コミ
弊社代表は物件管理の質の向上=賃貸経営を安定化させることができると考えています。そのため借主からの意見や要望に対してできる限り対応するように考えています。
以前入居されていた方から、室内に害虫が出てしまい困っていると相談を受けました。99.9%の貸主は一蹴しますが、弊社代表は「オーナー負担で対応します」と即座に対応しました。
その結果、口コミで物件情報が広まり入居促進に繋げることができたのはもちろん、最近では他社仲介会社から問い合わせが入るようになりました。
▶害虫駆除対応に関しては、こちらをご覧下さい。
空室率が超高い山梨県で、空室だらけの債務超過アパートを相続!甲府市の満室大家長田さんの大逆転劇【前編】
2)SNS集客
賃貸検索サイトは検索画面があるため、希望条件に1つでも該当しない物件はその時点で成約候補から除外されてしまいます。
さらに募集部屋をリノベーションしても、同サイト内のリノベーション定義に合致させなければ専用ページに掲載することができません。
そこで弊社代表はSNS集客を強化しようと考え、物件情報をSNS媒体を用いて情報発信しています。
その結果物件見学会に参加される方の大半はSNS経由となり、さらに見学会に参加された方の約8割はそのまま契約して頂いていることを踏まえると、SNS集客は反響数を伸ばす必須アイテムと言えます。
▶SNS集客のメリット詳細については、過去記事をご覧下さい。
3)レスポンスが早い
反響が伸び悩んでいる理由のひとつに、レスポンスが遅い可能性があります。
内見時に入居交渉が入ることがありますが、その際迅速に対応できるかどうかで成約の可否が決まってしまうと言っても過言ではありません。
先程紹介した「不動産情報サイト利用者アンケート」によると、不動産会社の不満点として「問い合わせの回答が遅い」と回答した方が約2割いました。
もしかすると回答が遅くなっている背景には、貸主決裁が遅れていることも考えられます。弊社物件では事前に仲介会社に土休日電話OKにしているため、入居交渉が入った時にはすぐに対応するようにしています。
4.まとめ
今回は貸反響数を自然に伸ばすことができる秘密について、お伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認してみましょう
賃貸物件の空室率は今後さらに悪化することが確定しているため、反響数が伸び悩む物件はさらに多くなると思われます。
反響数を伸ばすためには、賃貸検索サイトに依存しないことが重要となります。
弊社物件はリノベーションを行っているものの、家賃相場と比べると1万円以上高い設定となっています。しかし今回紹介したことを実践したことにより、増収増益+満室達成を実現でき、さらに早期成約も実現することができました。
今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
そんな時は私ども(有)山長の「お手軽無料相談」をご利用ください。
過度なメール配信、強引な営業活動等は一切行なっておりませんのでどうか安心してご相談ください。


取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
あなたのアパート経営を支援させていただきます!
▶︎〒400-0053 山梨県甲府市大里町2090
▶︎まずはお気軽にお問い合わせください
055-241-2218
090-8514-3562