築年数が20年以上経過している物件では和室が標準となっているケースがあります。ライフスタイルの変化で和室離れが深刻化になっていることを踏まえると、和室から洋室に変更した方が集客上優位になると考える貸主は近年多くなっています。
実際和室から洋室に変更したことで客付けに成功している貸主は多いことから、最近では和室がある賃貸物件は減少傾向となっています。
賃貸の和室離れが深刻になっているもうひとつの要因は「退去時の表替え費用」です。
国交省のガイドライン上では、畳の表替えは「貸主負担が望ましい」と明記されています。しかし商習慣により賃貸借契約書の特約事項には「経年劣化や自然損耗」があっても借主が全額負担することになっています。
近年では退去費用を抑えたいと考える借主が多いため、自動的に表替え費用が発生する部屋に進んで入居したい方はいなくなったのも、要因として挙げることができます。
和室から洋室に間取り変更することは可能なものの、押入や木枠が設置されている窓はそのまま活用することになるため「和室感」を完全になくすことはできず違和感が残ってしまいます。
中途半端なリフォームをするのであれば、むしろ付加価値をつけた和室リノベーションを行った方が結果的に費用対効果/反響数アップが期待できます。
弊社物件は1993年に施工した2LDK賃貸物件で新築時から和室が標準となっています。2018年から空き室を随時リノベーションしていますが、弊社物件では和室をあえて生かし、畳を琉球畳に変更しています。
同じ和室なのに琉球畳を敷く事で室内空間が180度変わっています。琉球畳とは縁のない正方形の畳のことで最大の魅力はモダンな雰囲気を作りやすい点です。
弊社物件が採用している琉球畳は和紙が主原料となっているため…
一般的な畳と比べ日焼けがしにくいため退去時表替えが不要=借主負担がなくなる
一般的な畳と比べだに発生を抑えることが期待できる=掃除がラクになる
軽度な凹みは補修対応できる
ため和室特有の悩みを解消することができます。賃貸物件では生活音問題が築年数関係なく発生してしまいますが、畳自体がクッションの役割を持っているため生活音対策にもなります。
琉球畳に変更したことで、和室に対する拒否反応を示す方は殆どいなくなったため、差別化→入居促進に繋げることに成功しています。
畳の上に重い家具を載せてしまうと凹みができてしまいますが、弊社が採用している琉球畳の場合、軽度の凹みは補修することで凹みを目立たなくさせることができ、もし補修が難しい場合でも表替え対応が可能なるため、原状回復費用を抑えることができます。
弊社物件ではベージュ色の琉球畳を採用しています。色彩学的にベージュは筋肉の緊張を解きほぐす効果が期待できると言われています。
ヤクルトの調査によると日本人の約7割はストレスを感じ、特に30~40代女性は8割がストレスを感じてるとのことです。
リラックス効果が期待できるベージュ色の琉球畳を敷いた和室を設けることで、和洋折衷を楽しむことができるため、付加価値が向上し入居促進効果が期待できます。和室がある物件は無理に洋室にせず琉球畳を採用されてみてはいかがですか?
▶弊社が採用した琉球畳に関する借主感想については、過去記事をご覧下さい。
▶日本一空室率が悪い山梨県で、なぜ家賃値上げに成功したのか?詳細は過去記事をご覧下さい。
今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
そんな時は私ども(有)山長の「お手軽無料相談」をご利用ください。
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取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
あなたのアパート経営を支援させていただきます!
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