和室がある賃貸でも、リノベーション次第で付加価値がつく部屋になります。
更新日:2022年12月27日
築年数が経過している物件では、和室部屋が標準となっている所が多くなっていますが、ただ「お部屋探しをされているお客様」からみると、和室がある賃貸物件は「敬遠したい」傾向が強くなってしまいます。
一昔前では、賃貸で和室部屋があっても「OK」だったものが、今の時代では「NG」となってしまう最大の理由は、「賃貸借契約の特約において、退去時借主負担で表替えをしなければならない」ことになっているからです。

国交省のガイドライン上では、畳の表替えは「オーナー負担が望ましい」と明記されています。
ただ契約上の特約において「借主負担」と明記されていると、契約した時点で「退去時の表替えは借主の方で行う」ことを認めたことになり、さらに破損や汚損がなくても「表替え費用を請求」されてしまいます。
近年では退去費用を可能な限り減らそうと考えている方が多いことから、近年の賃貸物件には「新築物件では和室部屋は一切なく、和室部屋がある築古物件においては、洋室に間取り変更」する所が多くなってきています。
日本一空室率が悪い山梨県に物件を所有する弊社では、築年数が経過してることもあるので、最初から和室部屋が存在しています。
和室部屋があることによって、賃貸集客上不利になることは、当然承知していますが、弊社物件では「あえて和室を生かした集客」を展開したところ、かえってお客様からの反響が高くなり、和室部屋をそのままにして募集を行っています。
向かって左側は、リノベーション前の和室部屋で、右側はリノベーション後の和室部屋です。
同じ和室部屋であるのにも関わらず、室内空間が180度違っていることに、多くの方はビックリされますが、実は畳を「琉球畳」に変えただけで、クオリティーにここまでの差が生じてしまいます。
縁がない琉球畳は、「室内を広く見せる」効果があると言われ、一番のメリットと言えば、やはり「畳がおしゃれ」なところ。
この畳であれば、若い方でも「受け入れられる」ことができ、更に「通常の畳と比べて、琉球畳は日焼けがしにくい」ことから、入居期間中に「故意過失」による破損や汚損がなければ、表替え費用がが不要となります。

琉球畳にリノベーションした場合と、洋室に間取り変更した場合とでは、費用がどのくらいの差が生じているのか?
琉球畳を敷いた方がコスト的には高くなってしまうものの、その差は「5万円程度」。
この5万円をどのように考えるかは、貸主次第となりますが、洋室に変更しても和室感はどうしても残ってしまうため、部屋全体があやふやになってしまいます。
一方「琉球畳」を導入することによって、おしゃれでモダン的な空間となることから、和室生活になれていない方であっても受け入れられ、さらに退去時の表替え費用が原則不要となることから、結果的には集客上プラスになります。
さらに、畳があることによって「足音などの生活音対策」としても有効的になることから、内見時においても「セールスポイント」となるため、集客上有利になることは間違いありません。
▶弊社が採用した琉球畳に関する借主感想については、過去記事をご覧下さい。
【過去記事】おしゃれな部屋に生まれ変わったリノベーション後の暮らし。ご入居者にオーナー初取材してきました。
▶日本一空室率が悪い山梨県で、なぜ家賃値上げに成功したのか?詳細は過去記事をご覧下さい。
日本一空室率が悪い山梨で、なぜ家賃値上げ集客に成功したのか?
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取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
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