賃貸空室対策として最も効果的なのは室内リフォームです。室内リフォームすることによって前入居者の生活感がなくなる/内見時の第一印象が良くなるため入居率UPが期待できます。
ただし内見者/借主が気に入るような賃貸リフォームでなければ、早期客付けは難しくなってしまいます。
弊社物件では築年数が経過していることもあり、退去後の室内リフォームには力を入れております。
その結果今年5月2件退去が発生したものの、入居期間中に内見予約が入り、退去後わずか数日で2件とも入居申込が入り満室状態を継続することができています。
本投稿は入居率UPが期待できる内見者に効果的な賃貸リフォーム(床材/壁材)について、弊社事例を交えながらお伝えいたします。
▼目 次
【本記事でお伝えする結論】
"入居率アップ!内見者に効果的な賃貸リフォームで重要なポイント”
1.弊社リフォームが結果を出している理由

弊社物件がある山梨県は、総務省が2018年に行った「平成30年住宅・土地統計調査」で全国ワースト1位(空き家率21.3%)になるほど空室率が深刻となっています。
特に弊社物件がある甲府市大里町は、1990年代に発生した相続税対策によって田畑が次々に賃貸アパートに変わっていったため、築年数が20年を超える物件が乱立しています。
そのため競合他社は空室を早期に埋めようと価格競争を激化していますが、物件によっては空室が長期化になっているところが年々増加傾向となっています。
このような状況下の中昨年築30年目を迎えた弊社物件は、2020年以降増収増益+満室継続を実現していますが、弊社物件が結果を出すことができているのは、内見者/借主が喜ぶような室内リフォームをしているからです。
1)室内インテリアを意識
部屋探しされる方は「入居後のイメージ」を連想させながら内見しています。そのため内見者のイメージと部屋のイメージが合致していなければ、まず入居してもらえません。
弊社ではリフォームする際、インテリアとの相性がいい白を基調とした部屋作りを意識していますが、ただこれでは大手管理会社が提供している部屋と同一となってしまいます。
そこで弊社物件では、室内インテリアを強化した部屋作りをしています。

例えば賃貸の玄関エントランスは、自然採光が入らないため暗いイメージとなってしまいます。ただ玄関は部屋の顔ともいうべき部分なので、少しでも華やかにしたいものです。
そこで弊社物件ではリフォームを機に、照明器具をLED対応/壁棚を設置することで「映える」玄関エントランスを作っています。
2)集客ターゲットを意識
弊社物件の間取りは2LDK~3LDKであるため、二人暮らしをこれからする20~30代の方が多く入居されます。
そのため内見時において水回りは非常に気にされていますが、クックパットが発表したリリースによると「キッチンの充実度」を優先する方が多いことが分かったとのことです。
▶クックパットが発表したリリースは、こちらをご覧下さい。
近年ではリノベーションを展開する物件が多くなり、キッチンも交換しています。
ただ普通にシステムキッチンを導入しても差別化を図ることができないため、弊社物件ではカフェスタイルに特化したオリジナルキッチンを採用しています。
弊社独自のキッチンを導入することによって、リフォーム部屋の第一印象がとてもよくなり、内見者アンケートでも高い評価を頂いています。その結果内見当日に入居申込される方が近年では増加傾向となっています。
▶弊社オリジナルキッチンの詳細については、過去記事をご覧下さい。
2.内見者に効果的な賃貸リフォームとは?

賃貸物件を探されている方は平均3件は内見を行い、内見からの成約率は約2割と言われています。そのため成約率を高めるためには室内リフォームに差をつけることが重要となります。
実は室内リフォームを工夫することで内見者の印象をプラスにさせることができ、実際弊社物件でも採用→結果を出すことができています。
1)床材
近年は「広い板巾の明るいカラーの木目調」が人気となっているとのことですが、弊社物件ではリフォームを機に白系のクッションフロアを採用しています。

白系のクッションフロアを採用している理由は、以下の通りです。
室内を広く見せる効果
白系の床を採用することで室内全体が明るくなり、また部屋を広く見せる効果が期待できます。
賃貸物件は限られた広さの中に家具や家電を置かなければならないため、視覚的に広く見せた方が圧迫感が感じにくくなるため入居促進に繋げられやすくなります。
生活音対策
賃貸物件はひとつの建物の中に複数の部屋が隣接していることから、生活音問題が発生しやすくなります。管理会社担当者の話では特に上階からの生活音(足音)に対するクレームはとても多いとのことです。
一般的な合板フローリング/フロアタイルは吸音効果は期待できませんが、クッションフロアは床自体が柔らかいため吸音効果が期待できます。
そのため弊社物件ではクレーム率削減のために、あえてクッションフロアを採用しています。
2)壁材
弊社物件では上級グレードの部屋のみリノベージョンを機に漆喰を施工しています。同じ部屋なのにリノベーション前後では室内印象が180度違うと言っても過言ではありません。
漆喰を採用することによって、調湿効果や消臭効果など生活上の悩みを改善させることが期待できますが、それ以上に通常の白系壁紙と比べると室内がより明るくなるため、清潔感+開放感が感じられる部屋になります。
また白はどの色であっても相性がいいため、入居後の室内コーディネートもしやすくなります。
3.まとめ
今回は入居率UPが期待できる内見者に効果的な賃貸リフォーム(床材/壁材)について、弊社事例を交えながらお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認してみましょう。
近年の賃貸空室対策として、アクセントクロスを採用する物件が多くなってきています。アクセントクロスを施工すると室内空間がより華やかになるため、入居促進効果が期待できます。
しかしアクセントクロスを奇抜な色(もしくは貸主の趣味)を採用してしまうとかえって逆効果となります。
内見時において入居促進が図れるようにするためには、統一感がある部屋作りを意識することです。
室内で使用する色を2~3色にまとめることで、地味ではありますが清潔感が感じられる部屋となるため内見者の評価が高くなります。
今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
そんな時は私ども(有)山長の「お手軽無料相談」をご利用ください。
過度なメール配信、強引な営業活動等は一切行なっておりませんのでどうか安心してご相談ください。


取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
あなたのアパート経営を支援させていただきます!
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