どうして賃貸空室対策をする時に、リフォーム工事をしなければならないのか?
更新日:2022年9月27日
賃貸経営を円滑にするためには、できる限り「支出」「退去」を抑えなければなりませんが、ただ築年数が経過してくると、古臭さが前面に出てしまうことから、予算が出せるオーナー様は、この際資産価値が高くなるリノベーションを行い、家賃を値上げすることによって、物件資産性を高めた方が、家賃相場の影響を受けにくくなるので、おススメしたい所ではありますが、ただあまり予算をかけたくはないオーナー様もいますので、そのような方は、一部分だけでもいいので、リフォームされることをおススメします。

例えば、築年数が経過している物件では、濃いめのフローリングが施工されていますが、現在の新築賃貸物件は「可能な限り明るめで清潔感が出る部屋」が好まれることから、床材を明るめのものにするだけでも、室内印象はがらりとよくなってきます。
床材を交換する場合、本物のフローリングを使用するとなると、コスト増となってしまい、予算的にも厳しくなってしまうことから、高級感を全面的に出したい場合は「フロアタイル」コストを抑えたい場合は「クッションフロア」となりますが、弊社リノベーション賃貸物件においても、少しでも室内印象を明るくするために、基本的に床材は一新しています。
同じ部屋であるのにも関わらず、リノベーション前後ではこのように室内空間が異なってくることから、家賃設定を同じにしなくても、ある意味においてはお客様も納得して頂けるはずです。
またリフォームやリノベーションをするメリットとすると、工事の途中で発見したトラブルに関して、その場でしっかりと対応することができることから、物件の劣化を防ぐことができます。
弊社所有物件においても、現在リフォーム中の部屋において、洗面脱衣所のクッションフロア交換工事をしようと、今まで貼られてあったクッションフロアを取ろうとした瞬間、床がボロボロとなっていたので、確認をした所漏水が発生していたみたいで、その影響で一部の壁(内部)がカビが繁殖していました。
この事実を知った時、ショックを隠せませんでしたが、ただもしそのまま放置していた場合、床自体が下がってしまい危険な状態となってしまうことから、不幸中の幸い的にとらえて、緊急工事をした上で、新しいクッションフロアを施工しました。
リフォーム・リノベーション工事をしっかり行っていると、アクシデントが発生しても、しっかりと対応することができるので、入居後にクレームになることは少なくなりますが、ただ最近の賃貸空室対策では「お金をかけない集客」がとても人気となっていて、リフォーム工事も限定的となってしまうことから、緊急性が高い障害が発生していたとしても、手を付けないことから、そのまま放置されてしまう可能性が高くなってしまいます。
今回の事例は、偶然的=奇跡といっても過言ではありませんが、たまたまクッションフロアを交換しようと思った時、トラブルを見つけたので、すぐに対応することができましたが、もしこのまま放置していれば、確実にクレームにつながり、最悪は退去してしまう可能性も出てきます。
築年数が経過している物件では、この様なトラブルは発生しやすい環境となっているので、リフォーム工事にケチをつけていると、信用を失ってしまう可能性が高くなるので、注意が必要です。

取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
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