【賃貸サイト集客】価格競争から脱却できません
更新日:5月4日
部屋探しされる方は、主要賃貸検索サイトを活用している可能性が高いことから、貸主は基本的に空室が発生したタイミングで仲介会社に掲載依頼をします。

一般的に築年数が浅い物件では一定数の需要があるため客付けがしやすくなりますが、築年数が20年以上経過すると競争率が低下するため、空室期間が長期化することも珍しくはありません。
競争力が低下している物件を立て直すためには、物件資産価値を高める=リノベーションが最も効果的な方法です。しかし一部の空室対策コンサルタントの方は…
ペルソナ設定をしっかり行えば、埋まらない部屋はない
最低限のリフォーム+ホームステージングでOK
集客強化が必要な場合は、必要に応じて広告料追加
といった手法を提唱しています。
上記コンサルタントの方は、集客媒体を「賃貸サイト」のみとしています。
同サイト集客は築年数が経過すればするほど「価格競争」に巻き込まれてしまうため、適正賃料にしたとしても確実に早期契約できる保証はなく、また成約できたとしても家賃値下げを余儀なくされるため、結果的には貸主の家賃収益を低下させるだけです。
本投稿は、賃貸検索サイトを使ったホームステージング集客しても価格競争から脱却できない理由についてお伝えいたします。
▼目 次
【本記事でお伝えする結論】
"価格競争からの脱却で重要なポイント”
1.ステージングしても収益低下

賃貸業界における空室対策として、近年脚光を浴びているのが「ホームステージング」
募集している部屋に「家具や雑貨」等が置いてあると、室内の印象が格段に良くなり入居後のイメージが連想しやすくなります。
実際ホームステージングすると効果が実証されていることからステージング集客が貸主から人気があるのも当然だと思います。
▶ホームステージング集客の効果に関しては、こちらをご覧下さい。
ただし原状回復程度の部屋にホームステージングしても、効果を最大化させることはできません。その理由としては次の3つを挙げることができます。
低予算でできることから参入する物件が多くなる
部屋のクオリティーが低いため、長期入居に繋げられない
適正賃料に設定することで借主の質が悪くなり収益が低下する
ホームステージングは低予算でも対応することができるため、参入する物件が多くなることが予想されます。その結果差別化目的で行ったものが同質化に変わってしまい、逆効果になる恐れが出てきます。
次章では同質化戦略の危険性についてお伝えいたします。
2.同質化戦略がどうして危険なのか?

誰にでもできるような空室対策が、どうして危険なのか?
マーケティング的にリーダー的企業に対抗するためには、徹底した差別化戦略を行うことが求められます。
2007年に某有名ハンバーガー店が、日本で圧倒的なシェアを持つ「マクドナルド」に対抗するため「ビックサイズのハンバーガー」を開発・販売を行おうとしたところ、マクドナルドでは半年以上前から、しっかりと差別化したハンバーガーを発売し、差別化戦略を封じ込めました。
つまり差別化戦略として「ステージングして成功した」としても、競合他社が「それを上回るステージング」を行いさらに「キャンペーン企画」を打ち出しをした場合、立場が逆転してしまう恐れが高くなります。
弊社代表が賃貸検索サイトを使ってホームステージング集客は避けたほうがいいと主張していのは、上記現象が必ず発生するからです。
3.顧客満足度を挙げることが重要

賃貸経営は借主を確保さえできれば、毎月安定した家賃収入を覚悟することができます。
ただ近年では賃貸物件の供給数過多→地方都市では空室率悪化が顕著となっていることから、借主確保/長期入居を目指すのであれば「顧客満足度」を高めなければなりません。
そのためには募集部屋のクオリティーを高めるのはもちろんのこと、入居後の物件管理の質を高めなければなりません。
弊社物件は築年数が経過しているため、2018年から差別化リノベーションを展開し、さらに賃貸検索サイトには依存しない集客/物件管理の質を高める賃貸経営を行っています。
その結果3年前から家賃収入UP/成約期間の短縮化に成功し増収増益を達成することができました。
▶弊社物件取組に関しては、過去記事をご覧下さい。
【過去記事】【アパート経営】相続してから空室0にするまでやってきたこと①
【過去記事】【アパート経営】相続してから空室0にするまでやってきたこと②
4.まとめ
今回は賃貸検索サイトを使ったホームステージング集客しても価格競争から脱却できない理由についてお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認してみましょう。
賃貸業界は今後空室率がさらに悪化するため、今まで以上に集客に苦戦する物件が多くなるはずです。
安定した集客+収益性を確保するためには、差別化戦略を打ち出すことが求められます。築年数が経過している物件が結果を出すことができたのは、賃貸検索サイト依存集客から脱却し差別化リノベーションを推進したからです。
今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
そんな時は私ども(有)山長の「お手軽無料相談」をご利用ください。
過度なメール配信、強引な営業活動等は一切行なっておりませんのでどうか安心してご相談ください。


取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
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