空室対策を鵜呑みするのは危険。その理由とは？
更新日：5月7日
不動産賃貸投資する際、空室対策はとても重要です。
適切な空室対策を行わないと、たとえ家賃を値下げしたとしても、賃貸物件数が飽和状態となっている今ではそう簡単に部屋が埋まることはありません。
ただ空室対策が重要と言っても「全てを鵜呑み」するのは大変危険でありリスクが伴います。
この事実を知らない貸主は意外も多いので注意が必要です。
賃貸の空室対策において、よく検討したほうがいいと言われているのが、インターネットの無料化。
全国賃貸住宅新聞社が毎年行っている「人気設備ランキング」において、インターネット無料化は、単身物件及びファミリータイプ物件双方とも、上位にランクインしています。
そのためインターネット無料化になっていないと、その時点で「成約候補」からは「外れてしまう」可能性が高くなってしまいます。
▶賃貸集客サイトの詳細に関しては、過去記事をご覧下さい。
ただし空室対策強化のため、インターネット無料化にしても、全ての物件において「有効的」になるとは考えにくいです。
結論から先に言いますと、学生対象もしくは単身向け物件であれば、インターネット無料化は、入居促進につながるので検討すべきですが、その反面「ファミリー物件」においては、インターネット無料化にしても、そのことが「入居の決め手」にはなりにくいというのが、正直なところです。
インターネット無料化が集客において有効的とはならない理由をお伝えします。
理由①：インターネット無料化の恩恵＝単身世帯のみ
インターネット無料物件は毎月の使用料及び入居時の開設工事がなくなるため、単身世帯では入居促進に繋げることが期待できます。特に学生対象物件ではコストを気にしている傾向が強いことから、対応することで魅力的な物件となります。
理由②：インターネット速度までは保証していない
インターネット無料物件では、基本的に一つの回線を複数の部屋で共有しています。
そのため、入居している借主が「高画質動画やオンラインゲーム」を一斉にしてしまうと、回線がパンクしてしまい一時的に速度低下が発生してしまいます。
実際ネット上においてもインターネット無料物件における速度回線低下に対して不満を口にする借主は多いことから、無料化にすることで逆に顧客満足度を低くしてしまう可能性が出てきてします。
▶インターネット無料物件のデメリット詳細に関しては、こちらをご覧下さい。
引っ越すならインターネット無料がいい？それは本当？今一度、メリット・デメリットを考えてみよう
理由③：テレワークで露呈した、インターネット無料物件のデメリット
マネーポストWEBによると、コロナ禍でテレワーク勤務になった会社員の男性は、インターネット無料物件に入居しテレワークをしていました。
その後オンライン会議などでインターネット回線が遅くなってしまい業務に支障をきたしてしまうようになりました。
最終的には「1年程度でインターネット無料物件でない物件」に住替えされたとのことです。
弊社物件は本執筆時の2023年５月7日現在満室状態が続いていますが、弊社物件ではインターネット無料対応物件ではありません。（インターネット接続可能物件です）
さらに、収益性を改善させるために家賃値上げを目的としたリノベーションを随時展開しています。
インターネット無料化／適正家賃での募集は、一般的に空室対策として有効と言われていますが、弊社物件は真逆の経営方針ではありますが満室状態をキープしています。
部屋探しをしている方は「インターネット環境」は気にしているものの、募集部屋の品質の方を重視していることがわかります。つまり効果が期待できる空室対策を鵜呑みにして対応してしまうことはリスクを伴うと言わざるを得ません。
▶満室＆収益性向上を成功させた弊社リノベーション部屋の詳細は、過去記事をご覧下さい。
【過去記事】【2022年】弊社アパート人気№1リノベーションルームを大公開
今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない！」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
そんな時は私ども(有)山長の「お手軽無料相談」をご利用ください。
過度なメール配信、強引な営業活動等は一切行なっておりませんのでどうか安心してご相談ください。
取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
あなたのアパート経営を支援させていただきます！
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