一過性の賃貸集客は長続きしない
更新日:2022年11月22日
皆さんは「高級食パン」を食べたことがありますか?

食パンを購入したい時には、「スーパーマーケット」や「パン屋さん」に行くものだというイメージが強かったと思います。
また食パン1つ(基本的には6枚切り/8枚切り)安いものだと100円を切りるものもありますし、高くても200円前後といったところが妥当でしたが、2013年以降「高級食パン専門店」が、全国各地でOPENし一大ブームとなりました。一時期は「事前予約をしなければ、購入することができない」ぐらい、人気を博していました。
しかし、近年においては「高級食パン専門店」が相次いで閉店に追い込まれていると、一部ネット上において取り上げられていました。
高級食パンは、スーパーマーケットで販売している食パンと比べると、見違えるぐらい美味しいと思いましたが、ただ「また購入したいか?」と思った時「そこまでしてまで食べたい」とは、決して思いませんでした。(あくまでも個人的な感想です)
その理由を考えた時、価格と商品との間の温度差が、非常に開いてしまっている点と、競合他社も「同じような商品展開」をしていることから、差別化を図ることが難しくなり、どのお店でも同じといったイメージが先行してしまったことから、それならあえて高級食パン店で購入しなくても、パン屋さんの食パンで十分と考える方が多いと、推測します。
この考え方は、どの業界においても「共通してしている」事であり、賃貸業界においても「当てはまる」と思われます。

賃貸業界においては、今後人口減少が画一に起こることがわかっているので、どのエリアであっても「賃貸空室率」は上昇していきます。
それなのに募集している部屋を見てみると、新築や築浅、リノベーション物件全てにおいて共通していることは「どの部屋も同じような部屋」となっていることから、マーケティング的な視点で考えてみると、確実に「価格競争がうまれやすい」状態になってしまいます。
同質化を避けるためには、差別化を図るしか方法はありませんが、近年の賃貸空室対策は「すぐに結果が出る対策」を真似するところが多いため、新名価格競争が生まれてしまう要因となってしまいます。
また賃貸業界においては、反響が得られにくいと考えた際、未だに「家賃の値下げ」「広告料の増額」「客付けに強い仲介会社に訪問営業する」といった古い集客スタイルを固持している管理会社担当者/オーナー様が多いです。
弊社物件も、2016年までは競合他社と同じようなリフォームを展開していました。
しかし2017年の繁忙期、今までの成功事例が全く通用せず、空室期間が長期化したばかりではなく、収益性が低下し赤字になってしまいました。その後、差別化リノベーションを行うことによって、満室&増収増益を達成することができるまでになりました。
もし、リノベーションをせずに今までと同じような空室対策を継続していたら、恐らくキャッシュフローが悪化しすぎてしまい、物件を売却していたかもしれません。
今回、一過性の賃貸集客は長続きしないことをお伝えしましたが、ただこの記事を読んだだけでは「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
そんな時は私ども(有)山長の「お手軽無料相談」をご利用ください。過度なメール配信、強引な営業活動等は一切行なっておりませんのでどうか安心してご相談ください。


取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
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