これがなければ賃貸空室が埋まらないって本当なの?
更新日:9月23日
賃貸物件の空室を少しでも早く埋めるためには、設備増強は必須です。
部屋探しされている方は物件検索の前に「希望条件」を入力するため、たった一つでも条件に合わない物件は、その時点で成約候補から「除外」されてしまいます。
そのため早期客付けを目指すのであれば人気設備を充実させることが重要と言われています。最新の人気設備トレンドは全国賃貸住宅新聞で確認することができます。

大手賃貸業界紙の「全国賃貸住宅新聞」では、毎年「人気設備ランキング」を公表し、また「この設備がなければ(入居が)決まらない」ランキングも公表しています。
その中で、単体/ファミリー物件とも「インターネット無料」は、周辺相場より高くても入居が決まる設備として2年連続第1位となっています。
インターネット無料化対応になっていると、入居される方は
インターネット開設工事負担がなくなる
毎月のインターネット料金が不要になる
ことから、ランニングコストを抑えることができます。
インターネット無料化はもはや温水洗浄便座やテレビモニターホンと同様「当たり前に設置されている設備」として捉えられ、上記が標準でない物件は検索対象外になってしまうと言われています。
日本一空室率が悪い山梨県に築30年の物件を所有し、本執筆時の2023年9月23日現在満室状態+過去2期増収増益を達成している弊社代表の見解は
インターネット無料化は空室を埋めてくれるかもしれませんが、長期入居に繋げることは難しいです。
その理由について解説いたします。
理由①:通信速度まで保証していない
インターネット物件は毎月の借主の使用料金は不要としていますが、通信速度に関しては一切保証されていません。
一般的なインターネット無料物件は「一つの回線を建物内の全ての部屋で共有」していることが多いため、借主の中にヘビーユーザーが複数人いてしまえば回線がパンクしてしまい、速度低下が発生してしまいます。
これはインターネット無料物件では当たり前に発生していることであり、築年数は関係ありません。
理由②:長期入居に繋げられない
入居促進効果が期待できると言われているインターネット無料化ですが、通信速度が保証されていなければ、賃貸でテレワークをするからにとっては仕事に支障をきたしてしまう可能性が高くなります。
実際インターネット無料物件に入居された方の中には、オンライン会議などにおいて速度低下が頻繁に起こり住み替えを決意した方もいます。
▶上記詳細に関しては、こちらをご覧下さい。
「ネット無料」物件の当たり外れ 入居者たちを悩ます「回線速度の遅さ」
賃貸経営を成功させるためには、空室を早期に埋める+長期入居してもらうことです。客付けに成功したとしても、不満が大きくなって退去されてしまえば家賃帯を維持することが難しくなり値下げを余儀なくされてしまいます。
弊社物件ではインターネット無料化にしても「確実にインターネット速度保証される」とは言えないことから、満室経営を実現できた今でも「インターネット無料化」にはしていません。
その代わり物件のクオリティーを最大限高めさらに物件管理の質を高めることで、家賃を最大限高めることに成功し、同築年の競合他社物件と比べると1万円以上高い家賃設定をしても客付けさせることができています。
▶インターネット無料化切替えに関する詳細は、過去記事をご覧下さい。
【過去記事】インターネット無料物件に切り替えれば、空室が埋まるのか?
今回ご紹介した内容は、空室対策上とても重要な情報です。
ただ本投稿だけではわからないという方もいらっしゃるのではないかと思います。
そんな時は私ども(有)山長の「お手軽無料相談」をご利用ください。
過度なメール配信、強引な営業活動等は一切行なっておりませんのでどうか安心してご相談ください。


取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
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