空室対策コンサルタント ㈲山長

2月16日7 分

数日で結果が出た空室対策リフォーム術とは?

賃貸物件の平均空室期間=募集期間に関して、株式会社タスが調べた所によると主要都市の平均募集期間は4~5か月とのことです。

賃貸経営を成功させるには空室による家賃機会損失を減らすことが求められます。そのため空室対策は必須となるものの、的を得ていない空室対策は逆効果となってしまいます。

弊社物件は築年数が経過しているため2018年から差別化リノベーションを展開しています。原則フルリノベーションを行うため従前と比べ家賃を8~10%値上げしています。

ただ一部の部屋のみフルリノベーション部屋のセカンドラインとして家賃据置で募集しています。

弊社セカンドライン部屋においては、募集開始後すぐに反響/入居申込が入り、早ければ1週間以内に入居申込が入ります。

主要都市の平均募集期間と比べて比較にならないぐらい早期客付けに成功していますが、背景には徹底的に借主目線に立った空室対策(リフォーム/集客)行っているからです。

本投稿は数日で結果が出た空室対策リフォーム術について、弊社事例を交えてお伝えいたします。


▼目 次

1.早期成約を実現できた空室対策

 1)成約ターゲットを決める

 2)賃貸で求められているものとは?

 3)入居後のイメージが膨らむ

2.借主の声を伝える

3.SNS集客

4.まとめ


【本記事でお伝えする結論】

"早期成約を実現させる空室対策で重要なポイント”

1.早期成約を実現できた空室対策

適正賃料より1万円以上高い弊社セカンドラインの部屋が、どうして募集開始後すぐに部屋が埋まるのか?

背景には徹底した借主目線に立ったリフォームを行ったことが要因として挙げることができますが、深堀りすると以下の3点を意識したからです。

  • 成約ターゲットを決める

  • 賃貸で求められているものとは?

  • 入居後のイメージを膨らませたリフォーム+IKEAキッチンカウンター

それでは上記3点について詳しく見ていきましょう。

1)成約ターゲットを決める

どの業種にも言えることですが、商品を販売する際「どのような方が商品を購入してくれるのか?」事前にターゲットを設定した上で商品開発を行うはずです。

上記は賃貸でも同じです。リフォームやリノベーションする際、成約のカギを握っている人(年齢層や性別)をペルソナ設定した上で対応しなければ、客層に響くような部屋にはなりません。

弊社物件は2LDKであることから、これから二人暮らしをされる方が入居されるケースが多く成約のカギを握っているのはほぼ女性側であることがわかっています。

そのため弊社リノベーションにおけるペルソナ設定は…

  • 20代~30代女性が気に入るような部屋

  • 共働きもしくは専業主婦

  • 休日はカフェ巡りをしてリラックスしたい

  • 料理好きで休みの日には友達を呼んでおうちカフェを楽しみたい

という設定の下にリノベーションを行っています。

 

2)賃貸で求められているものとは?

弊社物件では20~30代女性を意識したリフォーム/リノベーションを展開していますが、同年代の女性が賃貸物件に求めているものを推測することができなければ、予算をかけて空室対策しても空振りに終わってしまいます。

家事の中でキッチンは最も長くいる場所です。キッチンの使い勝手が満足していなければ、不満はどうしても溜まってしまいます。

クックパットが調べたアンケート(アンケートの4割は賃貸に入居している)によると、キッチンの中で不満に感じているのは作業スペース不足と回答する方が約5割いました。


▶クックパットのプレスリリース詳細に関しては、こちらをご覧下さい。

「SUUMO」×「クックパッド」:クックパッドユーザーに聞いた『理想のキッチン』に関する調査


ファミリー物件で早期成約を目指すのであれば、キッチン機能性を充実させなければなりません。後述致しますが弊社セカンドラインが成功している最大の理由は、キッチンの使い勝手(作業スペース)が同築年のキッチンと比べて格段によくなっているからです。

これをを意識しなければ、たとえキッチン交換したとしても早期成約に結び付けることは難しいと言えます。

3)入居後のイメージが膨らむ

賃貸物件に設置されているキッチンは、コストを抑えるために既製品を導入しているケースが圧倒的に多いです。そのためデザイン性は、どのメーカーも画一的となってしまうため人によっては料理をしている時間が苦痛になってしまいます。

そこで弊社リノベーション物件においては、女性客が喜ぶ全室カフェスタイルキッチンに変更しています。

扉を無垢材に変えてキッチンパネルを新調することで、同じキッチンでありながら温もりと温かみが感じられるおしゃれなカフェスタイルキッチンとなっています。

またキッチン利便性を向上させるため、リノベーションする際にはキッチンカウンターを導入していますが一昨年試験的にカウンターが広いIKEA製のキッチンカウンターを導入した所、大反響となり早期成約に結び付けることができました。

その後セカンドライン部屋ではIKEA製キッチンカウンターを標準対応としています。

カフェスタイルキッチン+広々キッチンカウンターにすることによって、利便性の向上を図れるだけではなく居心地がいいキッチンになったため、内見された方は恐らく入居後の料理イメージを膨らませることができているはずです。

2.借主の声を伝える

弊社セカンドラインが早期に客付けができている背景には、成約ターゲットが必ず気に入るカフェスタイルキッチンを導入しているからですが、弊社では上記を裏付けるために借主に対してアンケート調査を実施しています。

弊社物件は独自見学会を開催し、内見の際弊社代表がリノベーション説明を行っています。内見時に実際入居している借主の声を伝えることで、入居後の生活イメージをさらに膨らますことが期待できます。

その結果内見された方の約8割は、内見当日に入居申込しています。

3.SNS集客

弊社セカンドラインは家賃相場より1万円以上高い設定となっていることから、賃貸検索サイト内での反響はあまり期待できません。

そこで、弊社物件では独自集客を確立するために2018年から公式サイトを開設。

SNS媒体を使って「入居後のイメージが連想しやすい」室内説明を投稿した所、早期問合せをされる方が多くなりその結果入居される方の約8割は弊社公式サイトからとなりました。

SNSは若い世代を中心に日常生活上において活用されていることから、ハッシュタグをつけて物件投稿する頃で拡散能力が期待できます。そのため賃貸検索サイトと比べると集客能力は倍以上と言えます。

4.まとめ

今回は数日で結果が出た空室対策リフォーム術について、弊社事例を交えてお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認確認してみましょう。

賃貸物件は室内の広さに制限があるため、設備に関して正直借主が満足してもらえるようなものを設置することは難しくなります。

ただし募集部屋を早期に客付けさせるためには、借主特有の悩みを解決できるような部屋になっていなければ、たとえ適正賃料で募集していたとしても早期成約に繋げることは難しいと思われます。

弊社セカンドラインが募集開始後すぐに結果=入居申込に繋げられるのは借主の立場に立った空室対策を施し、より多くの方に物件情報を届けるためにSNS集客に力を入れているからです。

今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。

そんな時は私ども(有)山長の「お手軽無料相談」をご利用ください。

過度なメール配信、強引な営業活動等は一切行なっておりませんのでどうか安心してご相談ください。


有限会社 山長

取締役 長田 穣(オサダミノル)

アパート経営、空室対策コンサルタント

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