空室対策コンサルタント ㈲山長

2023年12月25日5 分

繁忙期前の効果的な空室対策とは?

最終更新: 4月27日

毎年1月~3月は新年度に向けて多くの方が部屋探しをされるため、不動産賃貸業界では最大の繁忙期となります。

部屋探しされる方は「事前に内見したい部屋をピックアップ」した上で内見予約されます。そのため昔と比べると内見数や仲介会社訪問件数は減少傾向となっています。

一般的に繁忙期前の空室対策として「人気設備をつける」「フリーレント設定」すると効果的と言われています。ただ競合物件は上記対策を確実に行ってくることから成約率を高めることはできません。

本投稿は繁忙期前の効果的な空室対策についてお伝えいたします。


▶︎お知らせ◀︎

私の経営する有限会社 山長ではアパートの経営改善、空室対策など賃貸経営者を支援するコンサルティングサービスを行なっています。自己破産寸前の状態から空室ゼロへ、そして安定した入居率を実現するまでに至った経験をもとにオーナー様と一緒になって改善のお手伝いをさせていただきます!

まずはお手軽無料相談からお問い合わせください。

 


▼目 次

1.繁忙期前の効果的な空室対策とは?

 1)差別化した部屋を提供する

 2)SNSを駆使した集客を強化する

 3)オトク感を前面に出す

2.まとめ


1.繁忙期前の効果的な空室対策とは?

募集時期に関わらず早期客付けに成功している物件にはある共通点があります。

  • 差別化した部屋を提供する

  • 物件周知を徹底する

  • クロージングがうまい

それではそれぞれの対策をみていきましょう。

1)差別化した部屋を提供する

印象を決定づけるものとして、メラビアンの法則を持ち出されることがあります。第一印象=視覚情報がよければ相手に良い印象を与えますが、これは募集部屋にも同じことが言えます。

部屋探しする方の内見数は平均3件と言われています。そのため競合物件との差別化を図る部屋を提供できれば内見時の第一印象は格段とよくなるため、入居促進効果が高くなります。

ここでいう差別化とは「成約ターゲットが確実に気に入る部屋」を提供することです。

例えば募集部屋が1LDK以上のファミリー物件の場合、成約のカギを握っているのは圧倒的に女性側です。

ターゲットが女性の場合…

  • 共用部や物件外観が清潔でないと、その時点でアウト

  • 築20年以上の物件の場合キッチン交換されていないと、利便性が悪いと判断されアウト

  • 統一感が感じられない部屋は、インテリアとの調和が図れないためアウト

となるため、繁忙期が始まる前に対応しないと客付けは難しくなります。


▶差別化戦略の重要性については、過去記事をご覧下さい。

【過去記事】競合他社物件に絶対に勝つための差別化戦略とは? 


2)SNSを駆使した集客を強化する

賃貸物件を最も利用している10代後半~30代は調べ物をする際SNS検索を行うことが多くなってきています。その理由は「リアルな本音」と情報収集の時間短縮を求めているからです。

そこでおススメなのが貸主自らSNS媒体を用いてリアルな情報を拡散することです。大手仲介会社はおとり広告につながる危険性が高いためSNS集客は消極的になっています。

そのためSNS集客ブルーオーシャン状態となっており、早期客付けを目指したい貸主にとっては有効的な集客方法と言えます。

なお契約媒介が一般媒介の場合、おとり広告に使われる危険性があるため、SNS集客を行う場合は専任媒介契約にした方が安全です。


▶賃貸物件のSNS集客については、過去記事をご覧下さい。

【過去記事】賃貸集客は、SNSが有効的。どうして?


3)オトク感を前面に出す

部屋探しされている方は毎月の家賃はとても重視していますが、それと同じぐら初期費用もとても気にしています。

CHINTAIの調べによると、部屋探ししている方の約8割は初期費用を抑えたいと考えていることが分かったとのことです。

初期費用の平均は家賃4~6か月と言われており原則として契約前に一括で支払わなければなりません。そのため部屋探しされている方にとっては支払うことに対して理解できるものの、出来れば何とか節約したいと考えています。


▶CHINTAIが発表した情報の詳細は、こちらをご覧下さい。

賃貸物件の初期費用を安く抑えるコツ


初期費用の一部(仲介手数料/家賃保証会社の初回保証料など)は貸主が交渉しても仲介会社側の了解を得ることは難しいのですが、敷金礼金の無料化/フリーレントの導入は貸主が認めることですぐに対応することができます。

初期費用を見直すことができればその借主の費用負担軽減ができ、クロージング時において入居促進効果が期待できます。

2.まとめ

今回は繁忙期前の効果的な空室対策についてお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認してみましょう。

繁忙期は多くの方が部屋探しをされているため、早期客付けがしやすいと言えます。ただ近年の賃貸市場は借り手側有利となっているため、確実に客付けさせたいのであれば…

  • SNS媒体を用いて物件情報を拡散させる

  • 物件清掃を強化し内見時の第一印象をよくする

  • 成約ターゲットが気に入る部屋を提供する

  • 初期費用を見直しクロージングがしやすい環境にする

と効果が期待できます。

今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。

そんな時は私ども(有)山長の「お手軽無料相談」をご利用ください。

過度なメール配信、強引な営業活動等は一切行なっておりませんのでどうか安心してご相談ください。


有限会社 山長

取締役 長田 穣(オサダミノル)

アパート経営、空室対策コンサルタント

あなたのアパート経営を支援させていただきます!

▶︎〒400-0053 山梨県甲府市大里町2090

▶︎まずはお気軽にお問い合わせください

055-241-2218

090-8514-3562


    90
    0