アクセントクロスの罠

室内空間を少しでもおしゃれに変えようと、最近の賃貸業界のトレンドは、壁一面をおしゃれな壁紙(アクセントクロス)を貼る傾向になっています。
おしゃれな壁紙は、壁紙業界から多数の商品が出ていますが、ただおしゃれな壁紙を貼る時、入居されるであろうお客様が、どのような年代、世帯構成なのかによって、使用する壁紙も決めないと、場合によっては「壁紙と室内空間がミスマッチ」してしまう恐れがあります。
入居者の好みは十人十色
お部屋に対する考え方に、これといった正解はありません。
つまり十人十色。
ただ最近の賃貸業界は、アクセントクロスを乱発して使用している雰囲気が強いです。
一部の物件を除き、アクセントクロスは管理会社の担当者が色を決めているケースがあるので、お客様のニーズとお部屋のアクセントクロスがマッチすればいいのですが、ただアクセントクロスを使用している殆どの賃貸物件は、少しでも興味を持ってもらおうとして、色が強めのアクセントクロスを使用しています。
例えば、首都圏ではあるアクセントクロスが流行ったとしても、地方物件では必ずしも首都圏で人気があるアクセントクロスが流行ることは必ずしもイコールではありません。
またお客様の多くは、自前の家具などを新しい部屋でも使う傾向が強いので、お部屋の雰囲気と家具が全く合わなければ、違和感だけが残ってしまい、お部屋探しを公開してしまう恐れがあります。

おしゃれな部屋作りは、テーマが必要

お客様が喜んでご入居して頂くためには、お客様のニーズがどうしても必要ですが、ただどれが正解とは決して言えない以上、壁紙を張り替える時には、オーナー様・管理会社様が、どのような部屋にしたいのかをしっかり考えながら、壁紙を選ぶことが必要です。
また、これは男性に多い考え方ですが、部屋ごとで色が全く異なるようなアクセントクロスを採用される方が多いです。ただこれは女性サイドから見ると反発されてしまいます。
室内空間はできる限り統一感を持った方が、お部屋探しの際、イメージが広がりやすいとの事。
弊社の有償リノベーションメニューでは、色彩学的な観点において、リラックス効果も期待できるような部屋ご提案をすることができ、また室内に使用する色も限定的にすることにより、派手さはありませんが、いつまでも落ち着けるような部屋に仕上げることが可能となります。