近年ではSDGsが社会的に認知されているため、部屋探しの際リノベーション物件を希望される方は昔と比べると圧倒的に多くなっています。
リノベーション物件の魅力と言えば、室内クオリティーが高い+家賃帯がリーズナブルであることです。
部屋探しされている方は、入居後の生活のイメージを連想させながら内見されています。
そのため空室対策でリノベーションする際には、集客ターゲットに沿った部屋を提供できるかどうかがとても重要となってきます。
本投稿は、空室対策リノベーションを行う際に重要となる点をお伝えいたします。
▼目 次
2.コンセプトにあった空室対策リノベーションが重要な理由
【本記事でお伝えする結論】
"空室対策リノベーションで重要なポイント”
1.リノベーションしたのに結果が出ない理由
通常リノベーション物件を募集すると、どんなに遅くても募集開始後2か月程度で埋まるものです。リノベーション物件で客付けがうまくいかない場合、以下3点が該当している可能性が高いです。
集客ターゲットを明確にしていない
コンセプトが違う
物件清掃が行き届いていない
それではそれぞれの原因についてみていきましょう。
1)集客ターゲットを明確にしていない
リノベーションを行う際重要となるのが、集客ターゲットを明確化することです。どのような部屋(インテリアデザイン)を提供すれば早期成約に近づけることができるのか
年齢
性別
成約ターゲットは誰になるのか
をペルソナ設定すると、リノベーションの構想が浮かびやすくなります。
女性と男性とではインテリアの好みが真逆であることがmitainaの調べで分かっています。ターゲットが好むような部屋を提供することができれば、反響率が高くなるため成約率は高まります。
リノベーション部屋が埋まりにくい部屋は、ターゲット設定が甘い可能性があります。
▼アンケートの詳細は、こちらをご覧下さい。
2)コンセプトが違う
集客ターゲットに沿った部屋作りをしなければ、コンセプトがあやふやになってしまうため、空室期間が長期化してしまいます。
リノベーションで失敗してしまう事例として、新築物件と同じような部屋を作ってしまうことです。
リノベーション物件の集客ターゲットは、新築や築浅物件に入居検討+おしゃれな部屋を探している方です。新築や築浅と同じような部屋を作ってしまうと「同質化」となり訴求効果が半減してしまいます。そのため築年数が浅い物件を選択されてしまう可能性が高くなります。
3)物件清掃が行き届いていない
物件清掃は早期客付け/賃貸経営の基本ともいうべき部分です。
物件清掃が行き届いていないと、見た目的に「物件が汚れて見えてしまう」ため借主はもちろん内見時における「物件印象」がマイナスになります。そのためリノベーションしても他の物件に流れてしまう/長期入居に繋げることができなくなるため、物件稼働率が悪化してしまいます。
2.コンセプトにあった空室対策リノベーションが重要な理由
リノベーションをする際には集客ターゲットを明確にした上で、コンセプトに合わせたリノベーション部屋を提供すると、早期に部屋が埋まりやすくなります。
その理由として以下の3つを挙げることができます。
内見時の印象UP
SNS反響がいい
競合他社物件との差別化
それぞれの理由についてみていきましょう。
1)内見時の印象UP
冒頭でもお伝えいたしましたが部屋探しされている方は、現在使用している家具との相性や、入居後の生活を連想させながら内見されています。
集客ターゲットに沿ったリノベーション部屋になっていると、「この部屋で生活すると楽しくなる」イメージがわいてきますので、早期成約に結び付けやすくなります。
2)SNS反響がいい
一部の仲介会社などではSNSを使った集客をしています。
若い世代はSNSを日常生活で活用しているため、ハッシュタグ検索した際、物件写真が部屋探しをされている方のイメージに近くなっていると、内見したいと考えるようになるため反響数を伸ばすことが期待できます。
3)競合他社物件との差別化
競合他社リノベーション物件は、コストを抑えて部屋作りをしているため、どうしても競合リノベーション物件と同じような部屋となってしまいます。
しかしコンセプトに合わせたリノベーション部屋を提供することができれば、差別化を図ることができ、家賃値上げしても早期客付けは期待できます。
3.まとめ
今回は空室対策でリノベーションを行う際に重要となる点をお伝えいたしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認してみましょう。
実は今回ご紹介した内容は、日本一空室率が悪い山梨県で満室経営を実現させた弊社で実際に行ったものです。
集客ターゲットに沿ったリノベーションを展開したことで、従前家賃より最大10%値上げしても早期成約を実現させることに成功しています。
弊社のリノベーション詳細に関しては、こちらをご覧下さい。
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取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
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