【成功事例】賃貸リノベーションで効果的な間取りアイデア
築年数が経過した古い物件は新築物件と比べると利便性が悪くなっているため、現在のライフスタイルに合った部屋にしなければ集客が難しくなってしまいます。
リノベーションを機に間取り変更すると部屋の雰囲気が180度変わるだけではなく、部屋全体も使いやすくなることから入居促進効果が高くなります。
間取り変更を伴うリノベーションで成功するには「顧客の立場」に立って対応することです。これを無視してしまうと貸主の自己満足に終わり早期客付けは難しくなってしまいます。
本投稿は賃貸リノベーションで効果的な間取りアイデアをお伝えいたします。
▼目 次
【本記事でお伝えする結論】
"賃貸間取り変更する上で重要なポイント”
1.賃貸間取り変更メリット

築年数が古い物件を間取り変更すると、以下の3つのメリットが期待できます。
採光/開放感がある
導線が良くなる
利便性が良くなる
それではそれぞれのメリットについてみていきましょう。
採光/開放感がある
昔の賃貸物件は部屋数が多い方が客付けに有利と考えられたため、DKの間取りは非常に多くありました。
しかしライフタイルの変化により、リビング/明光性を求める顧客が多くなったため、間取りがDKのままでは反響数/内見数UPが難しくなります。
ダイニングとキッチンの壁を撤去することでLDKとなり、開放感が感じられる明るい部屋となることから、築年数が古くても客付けに不利になることはありません。
導線が良くなる
DKからLDKに間取り変更すると、ダイニング~キッチン感はスムーズに移動することができるため導線が良くなります。また古くなったキッチンを変えることによって家事導線も改善されることから、内見時の印象が良くなり、入居に繋げやすくなります。
利便性が良くなる
古くなったキッチンなどを変更することで、利便性が高くなるだけではなく部屋の資産価値も高くなります。
そのため早期客付けに結び付けやすいことはもちろんですが、リノベーションを機に家賃値上げがしやすくなります。
2.賃貸リノベーションで効果的な間取りアイデア

リノベーションを機に間取り変更する場合、どんな間取りにすればいいか悩む貸主は多いはずです。
そんな時は成功事例を見るのが一番近道です。弊社物件は築年数が経過しているため、2018年以降から空き部屋を随時リノベーションを展開。カフェスタイルに特化した差別化リノベーションを行うことで早期客付け/満室を実現。
本執筆時の2023年9月4日現在満室状態が続いています。
弊社間取り変更の中で特に反響が多かったものを紹介致します。
DK→開放感あるLDK

弊社物件は3棟ありそのうち1棟は全て3DKでした。
2007年に2代目オーナーに就任してから3DKは随時2LDKに変更していましたが、今年5月末に退去となったこちらの部屋は最後の3DKでした。
退去後3DKを2LDKにリノベーションする予定でしたが、工事発注前に内見予約が入り、内見当日に入居申込に至りました。
こちらの部屋は上階角部屋のため2面採光となっています。
今まではダイニングとキッチンの間に壁があったため室内空間が暗めでした。リノベーションを機に壁を撤去したことで開放感があるLDK+室内に自然光が入りやすくなったため、魅力的なLDKに生まれ変わりました。
▶こちらの部屋のリノベーション詳細は、過去記事をご覧下さい。
【過去記事】【資産価値UP!】相場以上の家賃設定で4日で入居決定した部屋とは?
壁付けキッチンを生かす
築年数が古い物件のキッチンは壁付けタイプが多いです。集客効果を最大化させるのであればリノベーションを機に壁付けから対面に変更するのがベストな方法です。
しかし壁付けから対面キッチンに間取り変更すると、配管や換気扇増設工事が必要となるため最低でも100万円近い金額が掛かってしまいます。
そこで弊社リノベーション部屋ではあえてキッチン間取り変更せず、デザイン性+機能性を充実させたオリジナルキッチンを開発。
キッチン本体はそのまま生かし、キッチンパネルは新調しキッチン扉を無垢材に変更することでオリジナルのカフェスタイルキッチンが誕生しました。また機能性を充実させるためにキッチンカウンターを新設することで、壁付けタイプでありながら対面での料理が可能となりました。
壁付けスタイルをあえて有効活用することで、対面キッチンと比べ2分の1の費用で対応することができ、さらに従前と比べないけ当日に入居申込者が多くなったことを踏まえると弊社オリジナルキッチンの費用対効果は高いことが伺えます。
▶弊社オリジナルキッチン詳細は、過去記事をご覧下さい。
【過去記事】弊社アパートの人気№1リノベーションルームを大公開!キッチン編
和室を生かした部屋
築年数が古いファミリー物件には和室が標準となっているところが多いです。
昔は和室が賃貸にあるのは当たり前でしたが和室があることで…
借主は退去時に表替え費用を必然的に支払わなければならない
ライフスタイルの変化で畳離れが深刻となっている
ことから、和室がある賃貸は集客上不利になってしまいます。そのため近年施工された新築ファミリー物件には和室がなく、さらに今まで和室があった物件は洋室に間取り変更している所が多くなってきています。

しかし住環境研究所の調査によると
戸建て住宅を新築する際、若い世代ほど和室を設ける比率は高い
ことがわかったとのこと。つまり若い世代≠和室ではなく和室の新たな活用方法をしっかりと伝えることができれば顧客開拓は十分可能と弊社代表は考え、リノベーションを機に和モダン空間が魅力的な琉球畳を敷いています。
▶弊社和室に関する詳細は、過去記事をご覧下さい。
【過去記事】弊社アパートの人気№1リノベーションルームを大公開!和室編
3.まとめ
今回は賃貸リノベーションで効果的な間取りアイデアをお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認してみましょう。
リノベーションを機に間取り変更することで、築年数が古い物件であっても現在のライフスタイルに近い部屋となることから入居促進効果が期待できます。
ただ今後賃貸市場は空室率悪化に伴う価格競争が激化することが確実視となるため、間取り変更やリノベーションする際は、顧客が本当に住みたいような部屋にしなければ客付けが難しくなるため、今後間取り変更を検討している貸主は、差別化を図ることが求められます。
今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
そんな時は私ども(有)山長の「お手軽無料相談」をご利用ください。
過度なメール配信、強引な営業活動等は一切行なっておりませんのでどうか安心してご相談ください。


取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
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