インターネット無料切り替えれば賃貸満室になる?
更新日:4月16日
賃貸物件の空室を解消させるためには、お部屋を借りていただくお客様目線で空室対策を考えなければなりません。
空室対策といっても、様々な方法があり、お金をかけないでも十分対策となりうる「物件清掃」から、収益改善が期待される「フルリノベーション」まで多種多様ありますが、空室対策解消のために「インターネットを無料に切り替える」物件が増えてきています。

全国賃貸住宅新聞社が2020年に発表した「人気設備ランキング」において、単身・ファミリー物件とも「インターネット無料」が堂々の第1位となっています。
インターネットが無料になれば、月々の使用料や初期費用分が浮きますので、家計にとっても助かるアイテムと言えますが、ただ本当にお客様にメリットがあるかどうかというと、少々懐疑的。

インターネットを利用される方が多い時間帯は、昼より夜。
夜はお子さんも使用されている場合も多いので、物件にお住まいの方が一斉にインターネットや動画を利用されてしまうと、物件によってではありますが「回線が重く」なる可能性があるからです。
もし回線が重くなってしまうと、正直「イライラ」してきて、管理会社にクレームを言ってしまいそうになりますが、ただ管理会社にクレームを言っても「回線速度が重くなる」のはあくまでもサーバーの問題であって、それは管理上の責任ではないことから、対応できない場合が多いです。
また、インターネット無料物件に入居すると、今まで契約していたプロバイダーは利用できなくなることから、解約することによって「違約金」が発生する可能性も出てきますので、必ずしもインターネット無料にすることが、借主にとってメリットがあるかどうかは借主次第となります。
▶インターネット無料化によるデメリットについては、こちらをご覧下さい。
「ネット無料」物件の当たり外れ 入居者たちを悩ます「回線速度の遅さ」
”インターネット無料化について”

弊社物件は築年数が経過していることもあるので、新築当時からインターネット無料化ではなく接続可対応となっています。
インターネット接続可とは、光回線は室内入口までは来ているものの、接続に関してはお客様の方で対応して頂くことになります。
そのためインターネットを使用するためには「開設工事」が必要となり、さらに毎月使用料金も発生することから、一見すると集客上不利になるのではと思う方もいるはずです。
しかし、借主から「インターネット無料化にしてほしい」「インターネット無料でないと入居しない」といった要望は一切ありません。
つまり必ずしもインターネット無料化にしなければ集客上不利にはならず、また無料化にしても速度低下することはあり得ることを踏まえると、それなら好きなプロバイダと契約されたほうが、結果的には借主ファーストになるのではないでしょうか?
またインターネット無料化にすると、毎月の使用料金は貸主負担となってしまうため、必然的に家賃もしくは共益費に使用料金を上乗せすることになるため、費用対効果として果たしてインターネット無料化は期待できるか、個人的には懐疑的です。
今回ご紹介した内容は、空室対策上とても重要な情報です。
ただ本投稿だけではわからないという方もいらっしゃるのではないかと思います。
そんな時は私ども(有)山長の「お手軽無料相談」をご利用ください。
過度なメール配信、強引な営業活動等は一切行なっておりませんのでどうか安心してご相談ください。


取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
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