top of page

賃貸集客上、和室は無くすべきか?

更新日:2024年8月20日


賃貸物件を探している方は主要賃貸検索サイト(SUUMO/HOME'S/at-home)のいずれかを利用しているため、物件を募集する際上記サイト掲載することで反響数を伸ばすことが期待できます。



ただ同サイトを利用する方は希望条件を予め指定して検索するため、たった1つでも条件に合致していない部屋は、必然的に成約候補から除外されてしまいます。





賃貸集客上、和室部屋があると、マイナスポイントとなるのか?

近年の賃貸物件は洋室化が進んでいるため、最近施工された物件には和室は設定されていません。一方築20年以上の物件では逆に和室があるケースが多く、貸主の中には…



「賃貸物件に和室があると検索から弾かれてしまうから洋室化にしたほうがいいのでは?」



と考える方がいます。結論から先に申し上げますと、若い方でも受け入れられる和室であれば洋室化にする必要もなく逆に差別化を図ることができるため集客上プラスになります。



本投稿は賃貸集客上、和室はなくすべきかどうかについてお伝えいたします。


 

▶︎お知らせ◀︎


私の経営する有限会社 山長ではアパートの経営改善、空室対策など賃貸経営者を支援するコンサルティングサービスを行なっています。自己破産寸前の状態から空室ゼロへ、そして安定した入居率を実現するまでに至った経験をもとにオーナー様と一緒になって改善のお手伝いをさせていただきます!

まずはお手軽無料相談からお問い合わせください。


 

▼目 次

 


【本記事でお伝えする結論】


"賃貸和室に関して重要なポイント”


1.和室が減少している理由


和室が減少している理由

一昔前の賃貸物件では和室があるのは当たり前でした。しかし近年では賃貸で和室がある物件は減少傾向で、新築物件ではそもそも標準設定されてはいません。



背景にはライフスタイルの変化と賃貸特有の事情を挙げることができます。それでは和室が減少した理由をみていきましょう。


 

1)ライフスタイル


昔の日本のライフスタイルは「床に座る」ことを前提としていました。そのため和室はなくてはならないアイテムでした。しかし今では洋室化が進み、ソファーやベッドを使うのが普通となりました。



その結果和室中心の部屋になってしまうと…



  • インテリアに合わない

  • 畳にキズや凹みが発生してしまう



ため、時代とともに洋室が急速に進み現在に至ります。



2)賃貸特有の事情


賃貸業界の商習慣として和室がある物件では退去時表替えを必ず行い、費用は故意過失関係なく借主が負担することになっています。



一般的な畳は丁寧に使用しても畳の日焼けを防ぐことは困難で、退去時表替えをしないと次の方に貸すことが難しくなります。



最近の賃貸業界は「退去時の費用を抑えたい」と考える方が多くなってます。そのため自動的に退去費用(約30,000円前後)が発生する和室がある物件に入居したい方は正直多くはありません。



また法人で部屋を借りる際「和室がある物件は対象外」にしているケースが多いため、賃貸業界的には和室がある物件は客付けに弱いイメージが強くなり、洋室化が進んでいるのが現状です。



2.賃貸の和室メリット


賃貸の和室メリット

ライフスタイルの変化/表替え費用が必然的に発生してしまうため、和室がある物件は客付けが厳しくなると言われています。



ただ和室を設けることで生活音の軽減/用途に応じた使い方ができ、洋室では対応することができません。それではそれぞれのメリットについて見ていきましょう。


1)生活音の軽減


約8割は生活音に悩んだ経験がある

株式会社AlbaLinkが集合住宅に入居している500人に騒音について悩みがあるか調査したところ、あると回答した方が8割いたとのことです。具体的な事例としては「足音が響く」と回答した方が最も多く続いて「声がうるさい」「宴会が騒がしい」となっています。



 

▶株式会社AlbaLinkが発表したプレスリリースに関しては、こちらをご覧下さい。


 

近年施工された新築物件は生活音対策を強化しています。しかし生活音を100%なくすことは不可能で、防音性能が優れているRC物件でも普通に生活音問題は発生してしまいます。



管理会社担当者の話では、管理会社に寄せられる生活音クレームは「上階からの生活音」が最も多いとのことです。



フローリングは吸音性は全く期待できませんが、和室は畳自体がクッション性があるため吸音効果が期待できます。小さなお子さんがいる家庭では生活音クレームが発生しやすいのですが、和室があると和室がない物件と比べるとクレーム発生率を抑えられる効果が期待できます。



2)使い勝手がいい


和室のメリットは吸音効果だけではありません。和室は様々な使い方ができるのもメリットと言えます。



和室は客間として使うイメージが多いのですが、「子供の遊び場」「ベビーベッドの代用」としても使うことができます。先程も伝えた通り畳にはクッション性があるためお子さんが転倒してもけがのリスクを抑制することが期待できます。


 

▶和室の新たな活用方法については、こちらをご覧下さい。


 

3.弊社和室成功事例


琉球畳に変更することで顧客開拓が可能に!

住環境研究所のリリースによると、戸建て住宅を購入した20代~40代は和室を採用するケースが多いとのことです。若い世代は畳離れが進んでいると思われがちですが、戸建て住宅で和室を採用していることは、和室そのものが問題ではなく「表替え」「デザイン」に問題があるのではと弊社では考えています。



弊社物件は築年数が古く和室が標準となっていますが、弊社物件は上記の考えから和室はあえて残し若い方が受け入れやすい和室空間を提供しています。



弊社物件は2018年から空き室を随時リノベーションしていますが、リノベーションを機に和モダン空間が魅力的な琉球畳を採用しています。琉球畳を採用したことで…



  • 日焼けが発生しにくいため退去時の表替えは原則不要となり、借主負担はゼロになる

  • 縁がない琉球畳を採用することで室内が広く感じる

  • ベージュ色の畳を採用すると色彩学的にリラックス効果が期待できる

  • 原材料が和紙のため、一般的な畳と比べダニ発生率を抑えることができる



ため従前と比べ訴求効果が期待でき、和室嫌いな方でも「この和室ならOK」と受け入れてくれる方が多く入居促進効果が期待できます。



 

▶住環境研究所のリリースに関しては、こちらをご覧下さい。




▶弊社和室リノベーションの詳細に関しては、過去記事をご覧下さい。


 



4.まとめ


本投稿は賃貸集客上、和室はなくすべきかどうかについてお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認してみましょう。




賃貸市場では和室がある物件の数は急激に減少しています。



しかし、戸建て住宅入居を希望されている方は和室は敬遠していないことを踏まえると、賃貸における和室デメリット=退去費用を抑えることができれば需要の掘り起こしができると弊社では考えています。



弊社物件の和室の畳を琉球畳に変更した結果、和室アレルギーは一切なくなり逆に入居促進に繋げることができるようになりました。



つまり賃貸で和室があっても、顧客目線に立った和室を用意できれば和室があっても十分集客することができます。




今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。


そんな時は私ども(有)山長の「お手軽無料相談」をご利用ください。


過度なメール配信、強引な営業活動等は一切行なっておりませんのでどうか安心してご相談ください。



 

取締役 長田 穣(オサダミノル)

アパート経営、空室対策コンサルタント


あなたのアパート経営を支援させていただきます!


▶︎〒400-0053 山梨県甲府市大里町2090

▶︎まずはお気軽にお問い合わせください

055-241-2218

090-8514-3562

 




閲覧数:188回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Commentaires


bottom of page