賃貸仲介訪問営業を行えば、優先的に紹介してくれるのか?
更新日:3 日前
賃貸物件を募集する際、大多数の貸主は仲介会社に大手賃貸検索サイトに物件情報を掲載してもらうようにお願いすると思います。
同サイト内に掲載することによって、お部屋探しをされる方の大多数は利用されるため、早期成約に一歩近づける可能性が高くなります。
ただ近年の賃貸業界は、物件供給数が飽和状態となっているため、同サイトで募集していても早期成約が難しい場合があります。そのため一部の貸主は客付けが強い仲介会社に定期的に訪問して、物件を優先的に紹介してもらうようにお願いしている人がいます。

どうして貸主が仲介会社に営業訪問を行うのか?
理由としては募集方法が弱いからと言われています。
大手管理会社に管理委託している物件では、直営の仲介会社をもっていることもあるため「専任媒介契約」になっているケースが多いです。
専任媒介契約では特定の仲介会社1社が全ての窓口になっているため、広範囲に募集を行うことができないと言われています。そこで専任媒介契約になっている物件で客付けを早期に決めたい貸主は、客付けに強い仲介会社を訪問して早期契約してもらえるように、自分で作成したマイソクなどを使ってプレゼンを行っています。
日本一空室率が悪い山梨県に築年数が古い物件を所有し、家賃相場より高い家賃設定を行い満室経営を継続中の弊社の見解は、仲介会社に訪問営業する時間があれば、自分で集客した方が早期に客付けさせることができます。
理由①:賃貸検索サイトのデメリット
賃貸検索サイトは部屋探しをされている方が「希望条件を自由に入力」することができるため、条件に1つでも合致しない部屋はその時点で終わってしまいます。
近年の部屋探しの動向としては、事前に希望条件に合った部屋をピックアップした上で内見予約をする傾向となっていることから、仲介会社に訪問営業したとしても、担当者が貸主の部屋を積極的に紹介してくれる可能性は低くなります。
▶賃貸検索サイト集客の詳細に関しては、過去記事をご覧下さい。
理由②:仲介担当者の本音
仲介会社は成約による仲介手数料が唯一の売上となることから、自社他社管理物件問わず多くの物件を紹介・成約させたいと考えています。そのため成約につなげやすい物件は積極的に紹介する傾向となっています。
一方反響数が取れない物件などは決めて物件を決めやすくするために「当て馬的な紹介」をされてしまうか、もしくは賃貸検索サイト上から掲載を取りやめられる可能性が出てきてしまいます。
▶当て馬物件の詳細は、こちらをご覧下さい。
▶賃貸検索サイト上から掲載取りやめになってしまう理由については、こちらをご覧下さい。
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弊社物件は築年数が経過していることもあるので、2018年から差別化リノベーションを展開し、さらに物件専用公式サイトを開設し、独自集客を開始しました。
独自集客を行ってから公式サイト経由からの問い合わせ~成約が年々増加し、今では入居者の約8割は公式サイト経由からとなっています。また弊社では上述みたいに客付けに強い仲介会社営業は全く行わず、逆に他社仲介会社から物件を紹介してほしいと言われるぐらいになっています。
客付けが強い仲介会社に訪問営業することは大切かもしれません。
ただそれ以上に物件のクオリティーや管理体制がしっかりとしていなければ、反響が得られて内見に繋げられても成約になる可能性は低くなってしまいます。早期に客付けをしたいのであれば、営業活動より顧客が創造できるような賃貸経営をすることをおススメします。
▶顧客が創造できる賃貸経営については、過去記事をご覧下さい。
今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
そんな時は私ども(有)山長の「お手軽無料相談」をご利用ください。
過度なメール配信、強引な営業活動等は一切行なっておりませんのでどうか安心してご相談ください。


取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
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