陥りがちな賃貸リフォーム失敗例5選
- 空室対策リノベーション コンサルタント ㈲山長
- 2024年2月3日
- 読了時間: 5分
「賃貸リフォームしたのに客付けができない」と弊社無料コンサルティングにご相談される貸主が多いです。
相談を受けた物件はエリア的に問題はないのにどうして客付けができないのか?理由はとても簡単で「顧客が望んでいる賃貸物件になっていない」ただそれだけのことです。
顧客が望んでいる部屋と貸主が提供している部屋にギャップが生じてしまうと、家賃帯を下げても空室が長引ています。物件によっては1年近く空室が続くこともあります。
近年の賃貸市場は物件供給数が飽和状態。借り手側が有利になっています。そのため早期客付けを目指すのであれば部屋のクオリティーを高め顧客が創造できるリフォーム/リノベーションするのが一番効果的です。
本投稿は弊社代表が無料コンサルティング時で気づいた「陥りがちな賃貸リフォーム失敗例」として5つをお伝えいたします。
▼目 次
【本記事でお伝えする結論】
1.客付けがうまくいかない最大の理由

冒頭でもお伝えしましたが、客付けができないのは「顧客が望んでいる賃貸物件になっていない」からです。どうして顧客が望んでいる部屋にしなければ客付けは難しいのでしょうか?
例えば顧客が山梨県甲府市内で2LDK賃貸アパート/家賃4,5~5万円の部屋を探しているとします。賃貸検索サイトで検索すると61件該当しました。(2023年11月25日時点SUUMO検索)
物件検索してみるとよくわかりますが、同じ家賃帯であっても部屋のクオリティーは全く異なっています。そのため部屋探しされる方は「同じ家賃帯であれば少しでもリフォームの質が高い」部屋を内見/入居したいと考えるのが自然なことです。
客付けがうまくいかない物件は「リフォームの質が低すぎる」「貸主が過去の成功体験を捨てきれていない」ケースが圧倒的に多いです。そのため広告料を増額しても客付けはできないと言っても過言ではありません。
2.陥りがちな賃貸リフォーム失敗例5選

賃貸リフォームしたのに客付けができないのには必ず理由があります。理由がわからないとさらに悪いリフォームをしてしまいがちになりドツボにはまってしまいます。
本章で取り上げる失敗リフォームをもし貸主が行った場合、至急対応しないと空室はいつまでたっても埋まらないため注意が必要です。
1)部屋が暗い
内見時「室内が暗い雰囲気がする」と感じてしまうと、まず入居してもらうことはできません。部屋の方位によって自然光が入りにくい箇所は当然ありますが、内装を工夫することで室内雰囲気は明るくなります。
2)水回りが整備されていない
築年数が古い物件が敬遠される最大の理由は、水回りが古い点です。
特に浴槽がバランス釜/和式トイレ/シャワー水栓がない洗面台/新築時から使用しているキッチンが設置されていると、古さが目立ってしまうため客付けはまずできません。
一部の貸主は「家賃を激安にしているため交換はできない」と主張しています。
令和の時代において、上記設備がある部屋に好んで入居する方は皆無です。そのためリフォームしない限り客付けは不可能と言っても過言ではありません。
3)アクセントクロス
空室対策の一環としてリフォームを機にアクセントクロスを施工する物件は多いと思います。アクセントクロスを採用することで、部屋の雰囲気を変えることができ入居促進に繋げることが期待できます。
ただし部屋の好みは十人十色であるため、アクセントクロスの選択を間違えてしまうと逆効果になる恐れがあります。
アクセントクロスで失敗する代表例としては…
部屋の統一感がなくなる
奇抜な色を選択することで内見時に不利になる
レイアウトがしにくくなる
などが挙げられます。部屋探しされる方はインテリアとの調和を意識するため、統一感がない部屋は敬遠されてしまいます。
アクセントクロスを採用する時には、配色の黄金比率を考える必要があります。詳細に関してはこちらをご覧下さい。
4)和室から洋室に変更したが襖はそのまま
2000年前に施工された一部の賃貸物件には和室が標準になっているところがあります。賃貸和室の需要は殆どないことから、近年では和室がある物件は洋室に間取り変更することが多くなっています。
ただ一部の物件は襖を変更せずそのまま活用していることがありますが、洋室に襖はアンバランスとなり逆に和室感が残ってしまうため内見時の印象は悪くなってしまいます。
5)リフォームが甘すぎる
一部の貸主はリフォーム費用を抑えるため貸主自ら対応しているケースがあります。
リフォーム施工がしっかりとできる方であれば問題ないのですが、リフォームが甘い(例えばクッションフロアが均一に施工できないなど)と内見時の印象がマイナスになってしまいます。
3.まとめ
今回は「陥りがちな賃貸リフォーム失敗例」をお伝えいたしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認してみましょう。
近年の賃貸市場は物件供給数飽和により空室率が悪化しています。そのため築年数関わらず空室対策を行わないと客付けは難しくなります。
空室対策の一環で室内リフォームすることは歓迎すべきことですが、貸主の主観が入っているリフォームは逆効果となり、空室長期化の要因になってしまいます。
賃貸リフォーム/リノベーションで成功するには、競合他社が真似できない「差別化戦略」を行うことが求められます。これを行わない限り安定した家賃収入を得ることは今後難しくなります。
今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
そんな時は私ども(有)山長の「お手軽無料相談」をご利用ください。
過度なメール配信、強引な営業活動等は一切行なっておりませんのでどうか安心してご相談ください。


取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
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