好立地にあるのに賃貸集客がうまくいかない理由
賃貸物件は原則として「賃貸需要が見込まれる」可能性が高いことを前提に建設されています。そのため立地が悪いからという理由で賃貸集客ができないはずはありません。
しかし現実には好立地あるのに賃貸集客に苦戦している物件が多く、特に築年数が古い物件では顕著に見られます。
賃貸集客がうまくいかない最大の理由は、「物件の魅力を伝えきれていない」ただこの一言に尽きると思います。
弊社物件は甲府市内でも好立地と言われている大里町にあります。
競合他社物件が乱立していますが、物件の魅力を最大限に伝えることができているため、本執筆時の2023年8月15日現在満室状態を継続しています。
本投稿は、好立地にあるのに賃貸集客がうまくいかない理由について、お伝えいたします。
▼目 次
【本記事でお伝えする結論】
"好立地にあるのに賃貸集客うがうまくいかない理由”
1.好立地にあるのに賃貸集客がうまくいかない理由

好立地にあるのに賃貸集客がうまくいかない理由として、以下の3つを挙げることができます。
需要と供給のバランスが逆転
物件のクオリティーが低い
物件に魅力がない
それではそれぞれの理由についてみていきましょう。
1)需要と供給が逆転
「LIFULL HOME’S 見える賃貸経営」によると、全国の賃貸空室率は大都市圏は10%台に収まっているものの地方都市では軒並み20%台となっています。
日本の人口は今後減少傾向となるため賃貸需要も減少していきます。しかし新規賃貸物件建設に関して特段規制などはない事から、物件建て替え/節税対策としての建設は増加することが予想されるため賃貸空室率は右肩上がりになります。
その結果賃貸集客しても客付けできない物件は多くなり、特に競争力が低下している築年数が古い物件では影響が出てしまいます。
2)物件のクオリティーが低い
物件のクオリティーが低くなると内見時の第一印象が悪くなってしまうため、客付けに影響が出てしまいます。
こちらは築50年の物件に2年間入居した夫婦の動画ですが、デメリットとして共用部清掃が行き届いていないことと、ごみの分別マナーが守れない人がいることを挙げています。
部屋探しの際、家賃はとても重要な部分となりますが、物件クオリティーが低ければ「ここで生活したい」とは誰も思わなくなるため客付けは難しくなります。
3)物件に魅力がない
部屋探しされる方は平均3件は内見すると言われています。そのため、物件内見された際部屋に魅力を感じられなければ、少しでも魅力を感じる部屋に入居したくなるものです。
実際弊社物件エリア内にある競合他社(築24年、2LDK)は原状回復程度のリフォームしかしていないため、適正家賃に合わせても空室期間が長期化しています。
2.賃貸集客を成功させるためには?

1)物件清掃
賃貸集客を成功させるための基本中の基本として、物件清掃があります。
内見時は物件全体を確認するため、物件外観や共用部分が清潔になっているかで、第一印象は異なってきます。
特に夏場は虫の死骸やクモの巣が多く発生してしまうため、掃除がされていないと女性の方は嫌悪感を感じてしまい、絶対に入居してくれません。
出来れば週1回ペースで物件清掃されることをおススメします。
2)ターゲットにあったリフォーム
賃貸集客を成功させるためには、集客ターゲットを決めてターゲットが気に入るような部屋を作ることが重要です。
例えば所有物件が1LDK以上のファミリー物件の場合…
入居される方の多くはこれから二人暮らしを始める20~30代カップル/新婚さん
成約のカギは女性が握っている
ことから女性が気に入るような部屋作りを行えば、反響を伸ばすことができ入居促進に繋げられます。
▶集客ターゲットの詳細は、過去記事をご覧下さい。
【過去記事】集客ターゲットに合った賃貸リノベーションが重要な理由
3)独自集客イベント

賃貸物件を募集する際、仲介会社に賃貸検索サイトに物件情報を掲載してもらうようお願いすることになります。
しかし同サイトは希望条件を入力することができるため、たった1つでも希望条件に該当しない物件は成約候補から除外されてしまい場合によっては空室期間が長期化してしまいます。
築年数が古い弊社物件が満室を継続できているのは、独自イベントを開催しているからです。弊社物件は公式サイトを開設しているため部屋が完成すると随時見学会を行っていますが…
内見時、入居後の暮らし方の紹介を行っている
特典や特別感を出し、競合との差別化を徹底している
ため内見当日に入居申込される方が多くなり、その結果近年では募集開始後すぐに成約になることも珍しくはありません。
▶弊社集客イベント詳細については、過去記事をご覧下さい。
【過去記事】【成功事例】弊社賃貸集客イベントが成功している理由とは?
3.まとめ
今回は好立地にあるのに賃貸集客がうまくいかない理由について、お伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認してみましょう。
競争が激化していると集客そのものが難しくなってしまうものです。
ただ集客ができない本当の理由は、商品の魅力を伝えきれていないからであり、魅力を伝えきれれば少なくとも反響数を伸ばすことはできます。
弊社物件では独自集客しているものの、内見時は営業的な話は一切しません。リノベーション部屋の魅力や暮らし方の提案を徹底的に行うため、借主は納得した上で契約書にサインしてくれます。
今回紹介した賃貸集客をしている物件は皆無に近いため、もし賃貸集客で悩んでいる貸主は実践されてみてはいかがですか?
今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
そんな時は私ども(有)山長の「お手軽無料相談」をご利用ください。
過度なメール配信、強引な営業活動等は一切行なっておりませんのでどうか安心してご相談ください。


取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
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