近年の賃貸業界はリノベーションを行う物件が非常に多くなっています。
背景には部屋探しの多様化が進み築年数だけで物件判断されることが少なくなったため、デザイン性が優れたリノベーション部屋を作ることで、早期客付け/収益改善が期待できるからです。
リノベーションを成功させるためには室内インテリアが非常に重要となってきます。
その中でも部屋の印象を大きく変えるのが床材。床材次第でリノベーションの可否が決まってしまうと言っても過言ではありません。
そこで本投稿は床リノベーションする際、気をつけるべき点/費用対効果についてお伝えいたします。
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▼目 次
【本記事でお伝えする結論】
1.リノベーションを成功させるには?
部屋探しされる方は内見時、自分達が現在使用している(もしくは入居前に購入予定)カーテンや家具
をどのようにコーディネートさせるか考えています。
そのためあまりにも部屋とマッチしない部屋は「ぼやけて」しまい、他の物件に流れてしまう可能性があります。
リノベーションを検討する際「配色の黄金比率」をはしっかりと理解しておかなくてはなりません。
ベースカラーは室内面積が一番大きい「床」「天井」「壁」となります。ベースカラー次第で部屋の印象に影響が出てしまうことから、リノベーションを行う際ベースカラーをどうするかしっかりと検討することが重要です。
2.床リノベーションのメリット
床リノベーションのメリットは、室内印象を大きく変えることができる点です。
上の部屋は弊社物件で昨年5月に行ったリノベーション部屋(LDK)ビフォーアフターです。
弊社物件は1993年築の2LDKアパート。施工当時は濃いめの合板フローリングが主流でしたがライフスタイルの変化により、明るめの部屋が好まれることになったことから、リノベーションを機に白系の床材に変更しています。
ベースカラーとなる床の配色を変えただけで、開放感/清潔感がある部屋に生まれ変わり、さらに壁/天井を床と同色にすることで、内見者は室内コーディネートがしやすくなるため入居促進に繋げることが期待できます。
3.床リノベーションでおススメ素材
賃貸リノベーションで床材を変える場合
フロアタイル
クッションフロア
のいずれかになりますが、弊社代表がおススメする床材はクッションフロアです。
おススメ①:単価が安い
クッションフロア/フロアタイル共塩化ビニールで作られたものですが、前者はシート状の床材、後者はタイル状の床材です。
床材クオリティーで比較するとフロアタイルの方がデザイン性が高く、見た目的には本物の素材に見えるため採用されるケースが多いです。
フロアタイル | | クッションフロア |
4,000円~6,000円 | 平米単価(相場) | 2,200円~4,500円 |
その一方で単価で比較すると、シート状になっているクッションフロアの方が施工が楽な分単価が安くなっています。
おススメ②:吸音効果
賃貸物件はひとつの建物の中に複数の部屋が隣接しているため、築年数/構造躯体関係なく生活音問題は発生しやすくなります。
管理会社担当者の話によると、賃貸生活音問題は上階からの生活音(足音)が一番多いとのことです。
合板フローリング/フロアタイルは吸音効果は全く期待できませんが、クッションフロアは弾力性があるため吸音効果が期待できます。
築年数が経過している物件は室内機能性が低下していることを踏まえると、リノベーションを機にクッションフロアを選択することで、入居後のトラブル軽減が期待できます。
おススメ③:掃除がラク
株式会社グラフィコのリリースによると、男性より女性の方が「掃除が嫌い」であることがわかりました。「掃除は終わりがない作業」であるため、掃除自体が鬱陶しくなるのはある意味致し方がないところです。
クッションフロアは「水濡れに強い」「油汚れがついてもふき取るだけできれいになる」ことから、掃除がとてもラクになります。
ファミリー物件は女性が部屋探しの主導権を握っているため、内見時にクッションフロアのメリットを伝えると、入居促進効果が期待できます。
床材は白系がGOOD
床材を施工する際、どの色がいいのかわからない貸主は多いと思いますが、弊社代表がおススメする色は白です。
床材を含め内装を白に統一すると…
室内が明るくなり清潔感がある
視覚効果で室内が広く見える
効果があり、特にリノベーション物件は築年数が古いため、室内印象をガラリと変えるには最適な色だと思います。
弊社代表がクッションフロアをおススメする最大の理由は、床材選びで失敗してしまったことがあるからです。詳細は過去記事をご覧下さい。
和室がある場合どうする?
築年数が古い物件には和室が標準になっていることがあります。和室があると退去時に表替え費用が100%発生し借主負担になることから、集客上足を引っ張ってしまいます。
そのため和室がある物件は洋室に変更するところが多いのですが、集客強化を図るのであれば和モダン空間が魅力的な琉球畳に変更することをおススメします。
和室を洋室に変更しても和室感を完全になくすことは不可能です。それなら若い方でも受け入れられる「新たな和室空間」を提供した方が差別化にもつながるため集客上有利になります。
弊社物件はもともと和室が標準となっています。リノベーションを機に琉球畳に変更していますが…
おしゃれでモダン空間になっているため若い世代でも受け入れられる
日焼けがしないため表替えは原則不要
通常の畳と比べダニが発生しにくい
ため和室があっても集客上全く問題はありません。
▶和室に関しては過去記事をご覧下さい。
4.まとめ
今回は床リノベーションする際、気をつけるべき点/費用対効果についてお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認してみましょう。
リノベーションを行う際には、室内機能性を高めることも意識しなければなりません。機能性を高めることができれば、内見時に有利になり早期客付けが期待できます。
クッションフロアはフロアタイルと比べ機能性が充実しているため、床リノベーションする際にはクッションフロアを採用した方が費用対効果の部分でも期待できるはずです。
今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
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取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
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