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リノベーション物件再募集時家賃値上げしたい!


近年インフレや日銀の政策金利の引き上げにより、アパートローン金利が上昇しています。この影響で、貸主は借地借家法第32条1項を根拠に、借主に家賃値上げを主張しやすい状況です。



ここ数年契約更新の際、貸主が家賃値上げを要求するケースが増えていますが、借主は正当事由があっても簡単に拒否し、法定更新に持ち込めるため貸主にとっては課題があります。



築年数が古い物件では資産価値を向上させるリノベーションを行うことで、家賃値上げがしやすくなりますが、時間の経過と共に価値が下がり、再募集時家賃値下げを余儀なくされてしまいます。



ただしリノベーションの工夫次第で、再募集時家賃値上げすることは可能です。



本投稿はリノベーション物件における再募集時家賃値上げを実現する方法についてお伝えいたします。


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リノベーション価値の目減りを抑えるのがポイント


リノベーション価値の目減りを抑えるのがポイント

先程もお伝えした通り、リノベーションを行っても、時間の経過と共にその価値は下がる傾向があります。その主な理由は、他社物件他との差別化が不足しているため、競合が増えるとその価値が下がってしまうからです。



その結果、多くのリノベーション物件は将来的に家賃値下げを余儀なくされてしまいます。ただし視点を変えればリノベーション価値の目減りを抑えることができます。その方法とは「差積化」を徹底したリノベーションを行うことです。



差積化を実現すれば、価値の目減りを最小限に抑えられ…



  • 価格競争に巻き込まれにくくなる

  • ブランディングが向上し、長期入居&家賃値下げ回避



が期待でき、安定した家賃収入を維持することが可能になります。競合物件から抜きんでるための工夫を凝らすことで、リノベーションの価値を長く保つことが可能になるのです。



差積化リノベーションで再募集時家賃値上げに成功


差積化リノベーションで再募集時家賃値上げに成功

弊社物件は築年数が経過しているため2018年から空き室を随時リノベーションしています。2025年6月現在全20戸中15戸改修済みで、全室満室となっています。



弊社リノベーションは一般的なリノベーションとは一線を画し、自然素材を最大限に活用したカフェスタイルに特化し、他社物件との差別化を明確にするとともに、ブランディングの向上と資産価値の維持を目指しています。



一般的なリノベーション


弊社リノベーション

既製品

キッチン

オリジナルキッチン

既製品

洗面台

造作

壁紙(量産+1000番)

壁材

基本漆喰


オリジナル性あふれるリノベーションを展開した結果、従前と比べて大きな効果が現れました。



  • 空室期間の短縮

  • 契約更新時家賃値下げ要求回避

  • リノベーションを機に家賃8~10%値上げ



に成功し、2020年以降4期連続で増収増益を達成しています。



2018年に施工したリノベーション部屋
2018年に施工した弊社リノベーション

2025年2月退去したリノベーション部屋
2025年2月退去となった部屋

特に自然素材の無垢材をキッチンなどで採用することで、時間の経過と共に味わいと価値が増していきます。そのため再募集時家賃値上げがしやすくなる傾向があります。



2025年1月退去の部屋


2025年2月退去の部屋

64,000円

従前家賃

62,000円

72,000円

成約家賃

66,000円

12.5%

値上げ率

6.4%

3日後

成約期間

退去前に成約(▲17日)


2025年1月と2月にそれぞれ1件ずつ退去が発生しましたが、1件は退去3日後に、もう1件はまだ入居中の段階で新たな申込が入りました。それに伴い、再募集時には家賃を4,000円~7,000円値上げ上げて契約を締結しました。



もともと弊社リノベーション物件は家賃相場よりも1万円以上高めに設定されています。



しかしリノベーション価値の目減りを抑えられている点と、インフレによる正当な理由から、家賃をさらに引き上げることが容易になりました。これにより1年間で約11万円の追加収入を実現しています。



まとめ


物価高の影響により2025年の賃貸業界では、築年数が経過している物件でも家賃値上げを実施するケースが増えています。



しかし原状回復しか行っていない物件は、家賃値上げに踏み切ったことで逆に客付けがが厳しくなり、空室期間が長期化することが見られます。



今後の賃貸業界では空室率の悪化が続くと予想されており、二極化がより顕著となるでしょう。そのため競争力が低下した築20年以上の物件は、資産価値を高める対策を講じないと、淘汰されるリスクが高まります。




今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。


そんな時は私ども(有)山長の「お手軽無料相談」をご利用ください。


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空室対策コンサルタント 有限会社山長
有限会社山長 長田 穣

取締役 長田 穣(オサダミノル)

アパート経営、空室対策コンサルタント


あなたのアパート経営を支援させていただきます!


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