近年ではリノベーション物件に入居される方が多いため、築年数が古い物件を所有する貸主の中には、早期客付け+収益アップを目的としたリノベーションを行うケースが多くなっています。
ただリノベーション工事を行っていくうちに、見積にはなかった追加費用が発生することがあります。
本投稿は賃貸リノベーションで追加費用が発生する理由と対策についてお伝えします。
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【本記事でお伝えする結論】
1.賃貸リノベーションで追加費用が発生する理由
リノベーションは基本的に既存設備や内装を一新するため一旦すべて解体した上で、新たに施工することになりますが解体時、壁や床の腐食/水回りの配管の劣化などが発生していることがあります。
腐食などを放置すると入居後トラブルが発生するリスクが非常に高まるため、緊急修繕を行わなければならず追加費用が発生してしまいます。
弊社物件は築年数が経過しているため2018年から空き室を随時リノベーションしていますが、過去に洗面脱衣所の床材を張り替えようと床材を剥がしたところ、根太が腐食していることがわかりました。
すぐに緊急修繕を行いましたが根太交換は当初の見積もりには含まれていなかったため、追加費用が別途発生しました。
2.賃貸リノベーションで追加費用を避けるには?
リノベーション追加費用を抑えるには経年劣化が進んでいる個所を正確に予測しなければなりませんが、これは不可能に近いこと。賃貸リノベーションで追加費用を避けることはハードルが高いと言っても過言ではありません。
ただし追加費用トラブルを抑えることはできます。
追加費用が発生する可能性があることを認識する
追加費用が発生すると貸主はもちろんですが施工側も工期に間に合わない可能性が出てくるため、出来れば避けたいとこと。ただ貸主が経年劣化による追加費用が発生する可能性があることを認識していないと、施工会社とトラブルになることが考えられます。
そのため施工前に施工会社から追加費用が発生する可能性があることを貸主に伝え、また万が一緊急修繕を行う場合には、証拠写真をしっかりと残すことが重要です。
工期は長めにとる
弊社物件は過去14回リノベーションを行っていますが、追加費用が発生したのはわずかに1回だけです。追加費用が発生することはごく稀といった方がいいかもしれませんが、万が一に備えリノベーション工期は長めにとった方が間違いありません。
3.まとめ
今回は賃貸リノベーションで追加費用が発生する理由と対策についてお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認しましょう。
リノベーション施工時に追加費用が発生すると貸主的にはショックが大きくなります。ただ視点を変えて考えれば入居後のリスクを軽減させることにつながるため顧客満足度は高くなります。
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