【賃貸Q&A】インターネット無料にすると客付けに有利になる?
更新日:4月16日
賃貸物件の供給数は、地方都市においては完全に「供給過多状態」となっています。
そのため空室対策を行う際、入居される方にとって「メリットになる設備」を設置することが重要となってきます。
今の時代インターネットは必要不可欠となっていることから、近年施工された新築物件ではインターネットが無料で使えるようになっています。

インターネット無料化になっていると
入居時の開設工事が不要
毎月のインターネット使用料金が不要
となるため、空室対策としてはものすごい効果が期待できると言われています。全国賃貸住宅新聞が毎年行っている「人気設備ランキング」において、インターネット無料化は単身/ファミリー物件とも常にトップ3位に入っています。
築年数が経過している物件では、施工時インターネット無料化対応にはなっていません。ただインターネット無料化は後からでも対応することができます。

上記のような話をしてしまうと、インターネット無料化にした方が空室対策として有効的なのでは考えてしまうものです。また一部の専門家も「インターネット無料化にしないと検索で引っかかってしまう」と主張しています。
しかしインターネット無料化は「客付け」では成功するかもしれませんが、「長期入居」の部分では失敗してしまう可能性が極めて高くなります。
株式会社Link Lifeが調べた所によると、ユーザー全体の75%がインターネット速度に不満を感じていることが分かったとのことです。

インターネット無料物件では一つの回線を各部屋で共有していることが多いため、同じ時間帯に一斉に利用すると回線が混雑し通信速度が低下してしまう可能性が出てきます。
大手管理会社物件で「インターネット無料化」にしているところでも、この指摘に関しては認識し、速度低下した場合には「時間帯をずらして利用してほしい」と呼び掛けています。
室内でインターネットをあまり利用しない方であれば、インターネット無料物件はコスパが良いため空室対策として有効的と言えます。しかし今の時代テレビを見ずにネット動画を見る方が急増しているため、速度保証されていなければストレスだけが溜まってしまいます。
借主のストレスが溜まれば契約更新のタイミングで「住み替え」される可能性が高くなります。長期入居に繋げることができなければ、安定した賃貸経営を行うことができなくなってしまいます。

弊社物件は築年数が経過しているため、インターネット環境は接続可対応となっています。
これはインターネット回線は室内までは来ているものの、開設工事及び毎月の使用料金は借主負担となります。一見すると集客上不利になるのではと思われますが、実はファミリー物件ではインターネット無料化は入居の決め手になることは少ないのが現状です。
賃貸集客において差別化を図ることはとても重要です。しかし競合他社と同じような対策を行うと「同質化」となり価格競争の温床となってしまいます。
弊社物件ではインターネット無料化対応はいませんが、その代わり顧客満足度が高まる差別化リノベーションを展開。その結果家賃相場より高い家賃設定しても長期入居して頂ける方が多くなり、2年前から満室+増収増益を達成することができるようになりました。
▶弊社物件の詳細は過去記事をご覧下さい。
【過去記事】【アパート経営】相続してから空室0にするまでやってきたこと①
【過去記事】【アパート経営】相続してから空室0にするまでやってきたこと②
今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
そんな時は私ども(有)山長の「お手軽無料相談」をご利用ください。
過度なメール配信、強引な営業活動等は一切行なっておりませんのでどうか安心してご相談ください。


取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
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