築年数が経過したアパートは競争力が低下しているため、築年数が浅い物件と比べるとあまり人気がありません。
背景には「生活しづらい」イメージが強いことが挙げられます。ただし築年数が経過している物件でも、室内居住性を改善させれば入居促進を図ることができます。
本投稿は築年数が古いアパートの収納に焦点を当てて、収納力改善方法及び効果についてお伝えいたします。
▼目 次
【本記事でお伝えする結論】
"築古物件の収納改善で重要なポイント”
1.築古物件が敬遠される背景
築年数が古い物件が敬遠される理由のひとつとして、収納力の弱さがあります。
部屋探しにおいて収納部分を気にする方は多いことから、近年施工された新築物件では居住スペースを多少削ってまでも収納スペースをしっかりと確保しています。
そのため物件によっては「ウォーキングクローゼット」が標準対応している所もあるため、家賃が多少高くても「ここに住みたい」と思わせるような部屋となっています。
一方築年数が古い物件では、クローゼット化になっていないケースが多く、収納スペースには必ずと言ってもいいほど「棚」が設置されています。
棚があることで荷物を整理しやすいメリットがあるものの、部屋の収納全てに棚が設置されていると、洋服を収納する際不便となってしまいます。
部屋探ししている方にとってクローゼットがない物件は「生活がしにくい」イメージを持ってしまうため、他の物件に流れてしまう可能性があります。
株式会社リクルートカンパニーが「賃貸入居後の不満点」についてアンケート調査したところ、収納が少ないと回答した方が最も多かったとのことです。
つまり入居前に収納力を改善させることができないアパートは、長期入居に繋げられない可能性が示唆できます。
▶同社のアンケート詳細については過去記事をご覧下さい。
2.低予算でできる収納力UP方法
築年数が経過している物件の収納スペースを拡張させることは非現実的となりますが、現況の収納スペースを強化させることは可能です。
現況の収納スペースを強化する方法としては、中央に設置されている棚を撤去し、ハンガーパイプを取付けることでクローゼットにすることです。
クローゼットにする際、収納内の壁紙を張り替えることで清潔感が感じられるため、内見された方にとってもプラス材料となるはずです。
3.収納改善効果
収納力が改善されている物件は、集客効果が期待できます。
弊社物件では築年数が経過しているため、2018年からリノベーションを展開。その結果3年前から増収増益+満室達成することができるようになり、成約期間に関しても年々短縮傾向となっています。
つい先日まで満室状態が続いていましたが、住み替えによる退去が1件発生したものの退去翌日に内見~入居申込が入りました。
そちらの部屋は洋室部分をクローゼット化にしましたが、内見された方から「収納が広いから使いやすい」とお褒めの言葉を頂きました。
▶上記に関しては過去記事をご覧下さい。
4.まとめ
今回は築年数が古いアパートの収納に焦点を当てて、収納力改善方法及び効果についてお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認してみましょう。
部屋探しされている方は3件程度内見しているとのことです。そのため競合他社と比べて利便性が高い部屋になっていれば入居促進に繋げることができます。
近年ではリノベーション物件が多くなってきましたが、収納部分については手を付けていない所が多いです。
募集時期関わらず早期成約を実現させるためには、室内クオリティーを高めなければならず、収納部分は特に力を入れなければなりません。
今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
そんな時は私ども(有)山長の「お手軽無料相談」をご利用ください。
過度なメール配信、強引な営業活動等は一切行なっておりませんのでどうか安心してご相談ください。
取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
あなたのアパート経営を支援させていただきます!
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