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フロアタイルとクッションフロアの違いを徹底解説



賃貸リフォーム/リノベーションを機に床材をリニューアルする物件は多いと思います。床材を新しくすると室内インテリアの印象が非常によくなるため反響数を高めることが期待できますが…



様々な床材があるのでどれを選べばいいかわからない



と床選びに悩んでいる貸主は意外と多いと思います。適切な床材を選択しないとほぼ間違いなく施工後後悔するためリフォーム/リノベーションを検討している貸主は床材知識をしっかりと持つことが重要です。



本投稿は賃貸リフォーム/リノベーション時によく採用される「フロアタイルとクッションフロアの違い」を徹底解説していきたいと思います。



 

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▼目 次

 

【本記事でお伝えする結論】




1.フロアタイルとクッションフロアの基本情報


フロアタイルとクッションフロアの基本情報

築年数が経過すると見た目の古さが出てしまいますが、リフォーム/リノベーションすると清潔感が前面に出るため反響数を高めることが期待できます。



床材を変える場合、多くの物件ではフロアタイルorクッションフロアのどちらかを採用しています。



それではフロアタイル/クッションフロアの特徴&違いについて解説します。



1)特徴


フロアタイルについて


フロアタイルについて

フロアタイルとは塩化ビニール素材で作られたタイル状の床材のことです。



フロアタイルの特徴は1枚ずつ貼りながら施工するためクッションフロアと比べると手間がかかるものの、見た目的には本物と見違えるぐらいクオリティーが高いため、近年ではフロアタイルを採用する物件が多くなっています。



フロアタイルのメリット


  • 重い家具を置いても設置跡が残りにくく、キズに強い

  • 耐用年数が長くまた日焼けしにくい

  • デザイン性が高い



フロアタイルは耐水性/耐久性に優れているため、一度施工すれば10年前後は張り替え不要となるためランニングコストを抑える効果が期待できます。また本物さながらのリアルな質感が魅力的なため、最近ではフロアタイルを採用する物件が増加中です。



フロアタイルのデメリット


  • クッションフロアと比べコストが高くなる

  • 防音性は低くなる



フロアタイルは1枚ずつ施工するためクッションフロアと比べると平米単価が1,000円以上高くなるのがデメリット。ただ一度施工すれば10年間は使用できるため、ランニングコストのことを考えれば決してコストが高いとは言い切れません。



またフロアタイルはクッションフロアと比べクッション性がないため、防音/遮音効果は期待できません。賃貸物件では上階(足音)からの生活音が問題になりやすいため、生活音対策したい場合は不向きと言えます。



クッションフロアについて


クッションフロアについて


クッションフロアとは塩化ビニール素材で作られたロール状の床材のことです。部屋の大きさに合わせて施工できるのでフロアタイルと比べると短期間で施工できコストを抑えることができます。



クッションフロアのメリット


  • コストが安い

  • 耐水性が高い

  • 吸音効果が高い



先程もお伝えしましたがクッションフロアはロール状の床材のため、部屋の大きさに合わせてカット→接着剤で貼り付けるだけなので、床材リフォームの中でコストが一番安いです。



またクッションフロアはフロアタイルと比べ耐水性/吸音性が優れているため、水回り(トイレや洗面脱衣所)/上階の床材を張り替える際はクッションフロアを選択した方がメリットが大きくなります。



クッションフロアのデメリット


  • 設置跡が残りやすい

  • 経年劣化が早い



クッションフロアは材質が柔らかいため家具を置くと設置跡が残りやすく、経年劣化(日焼け)がフロアタイルと比べと早いため10年前後で張替えが必要になります。



2)違い


フロアタイル/クッションフロアとも素材は塩化ビニール素材ですが、前者はタイル状/後者はシート状になっているため、施工期間は大きく異なります。



フロアタイルは凹凸がついているので見た目的には本物のフローリングに近いためクオリティーが高いリノベーションを目指す方には最適な床材と言えます。またフロアタイルは部分交換ができるためランニングコストを抑えられる点はクッションフロアとの明確な違いと言えます。



一方クッションフロアは一枚のロール状の床材となっているため、施工時間はフロアタイルより大幅に短縮できるため、コストを抑えたい方には最適な床材と言えます。



ただクッションフロアの柄は「プリント」されているため、フロアタイルと比べると明らかにクオリティーは劣ってしまいます。また劣化などが発生すると全面張替えが必要になるためフロアタイル比べランニングコストはかかってしまいます。



2.フロアタイルとクッションフロア、床リフォーム時適切なのは?


フロアタイルとクッションフロア、床リフォーム時適切なのは?

ランニングコスト/クオリティーを考えれば水回りはクッションフロア、それ以外はフロアタイルを選択した方が訴求力が高い部屋を提供することができます。



ただし株式会社Alba Linkが集合住宅に入居している500人にアンケート調査したところ、約8割は「騒音で悩んだ経験がある」と回答しています。その中で最も多かった意見が「上階から足音が響く」でした。



近年の賃貸市場は物件供給数が多いため借り手有利となっています。そのためリフォームやリノベーション時に生活音対策を施さなけば、騒音トラブルリスクが高くなるので長期入居が難しくなります。





そのため上階で床材リフォームを行う際は、吸音効果が期待できるクッションフロアを採用した方がトラブル軽減→長期入居に繋げやすくなります。



3.フロアタイルとクッションフロア、リフォーム事例


弊社物件は築年数が経過しているため2018年から空き室を随時リノベーションしています。リノベーション当初はクオリティーを重視するため床材はフロアタイルを採用していましたが…



弊社が採用していたフロアタイルが廃番になったことを機に、床材は全てクッションフロアに変更しました。


当初はフロアタイルを採用していました
当初はフロアタイルを採用していました

白系のクッションフロアを採用
白系のクッションフロアを採用

クッションフロアは床材クオリティーでは明らかに劣ってしまいます。ただ白系のクッションフロアを採用したことにより従前と比べ室内がとても明るくなり、さらに吸音効果が期待できることを内見時にPRできるため、結果的にクッションフロアを採用した方が成約率は格段に向上しました。



またフロアタイルと比べ床材コストを抑えることができた点もメリットと言えます。



 

▶弊社リノベーション詳細は過去記事をご覧下さい。


 

4.まとめ


今回は賃貸リフォーム/リノベーション時によく採用される「フロアタイルとクッションフロアの違い」をお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認しましょう。





床材をリニューアルする際、フロアタイル/クッションフロアどちらがメリットがあるかは正直甲乙つけがたいのが正直なところです。



ただ賃貸物件では築年数/構造躯体関係なく上からの生活音問題は起こり得る問題である以上、床材を変える場合は吸音効果が期待できるクッションフロアを採用したほうがいいのではと思います。



今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。


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空室対策コンサルタント 有限会社山長
有限会社山長 長田 穣

取締役 長田 穣(オサダミノル)

アパート経営、空室対策コンサルタント


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