アクセントクロスを取り入れるとコストを抑えつつもおしゃれな部屋を作ることができるため、賃貸物件をリノベーションする際アクセントクロスを採用する物件は非常に多いです。
ただリノベーションで確実に結果を残したいのであればアクセントクロスは目立たないエリアのみにした方が無難です。
アクセントクロスは控えた方がいい理由
女性はシンプルな部屋が好き
リノベーション物件に興味を示しているのは基本的に女性の方が多いです。そのためリノベーションを行う際女性が好む/興味を示すインテリアテイストにしなければなりません。
住まいのメディアmitainaが男女200名に理想のインテリアテイストについてアンケート調査したところ女性からの評価が高かったテイストは「北欧」「シンプルナチュラル」(同率1位)でした。両インテリアとも白を基調としたシンプルなデザインとなっています。
アクセントクロスをどうしても使いたい場合は、インテリアに合うものを選択しなければなりませんが、色の好みは十人十色なため必ずしも受け入れられるとは限りません。
女性はインテリアとの調和を意識する
部屋探しされている女性は内見時、家具やインテリア雑貨が部屋と調和するか意識しながら内見しています。そのためアクセントクロスが施工されたことで部屋との相性が悪いと判断されると、他の物件に流れてしまいます。
リノベーションでデザイン性が高い部屋を作る方法
デザイン性が高いリノベーション部屋を作る場合「インテリアの黄金比率」を意識することが重要です。
インテリアの黄金比率とは、部屋全体の色を100%とした場合…
ベースカラー70%(天井や床、壁など広い面積を占める色)
アソートカラー25%(カーテンや家具などの色)
アクセントカラー5%(クッションや絵画などの小物の色)
の割合で配色を行えばバランスが取れたおしゃれな部屋となります。ここで重要なのは実際のインテリアを決めるのは借主のため、リノベーションで行えるのはあくまでもベースカラーのみ。つまりベースカラーの配色によって室内インテリアの訴求力は大きく異なります。
弊社物件は築年数が古いため2018年から空き室を随時リノベーションしています。
リノベーション前は室内配色を一切考慮しなかったため、バランス感覚が取れない部屋になっていましたが、リノベーションを機に白をベースとした北欧インテリアにしたことで、統一感が生まれナチュラルダイニングがアクセントとなり映える部屋に生まれ変わりました。
リノベーションを機に内装リニューアルする際、室内配色を1~2色に抑えることが重要です。
アクセントクロスはトイレがおススメ
賃貸リノベーションでどうしてもアクセントクロスを使いたい場合、トイレがおススメです。弊社リノベーションでは居住スペースは白で統一していますが、トイレ空間だけは全面アクセントクロスを施工しています。
トイレのみアクセントクロスを採用しているのは、部屋の中で「もっとも滞在時間が短い」ためアクセントクロスを貼っても飽きることは少ないからです。
中央のアクセントクロスはタイル風、両側及び天井は機能性があるアクセントクロスを採用。ベースカラーは白で統一し3色以内に抑えているため、トイレ全体がおしゃれにまとまり清潔感が感じられます。
まとめ
アクセントクロスは好き嫌いがあるため、ベースカラーは白色の量産品壁紙で十分だと思います。ベースカラーを白にすると画一的と考える貸主は多いと思いますが…
アソートカラーとの相性はとてもよくシンプルな部屋の方が訴求力が高まるため早期客付けが期待できます。因みにこちらの部屋はリノベーション完成前に入居申込が入りました。
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私の経営する有限会社 山長ではアパートの経営改善、空室対策など賃貸経営者を支援するコンサルティングサービスを行なっています。自己破産寸前の状態から空室ゼロへ、そして安定した入居率を実現するまでに至った経験をもとにオーナー様と一緒になって改善のお手伝いをさせていただきます!
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取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
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