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賃貸床材リノベーションする際の注意点とは?


賃貸物件のリノベーションを行う際、床材の張替えを行うケースが多いです。床材を新しくすることで室内印象が大きく改善されるため、入居促進効果が期待できます。



しかし賃貸物件の特性を考慮せずに張替えを行うと、入居後にクレームが発生する可能性があるため、十分な注意が必要です。


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賃貸床材リノベーションのメリット


賃貸床材リノベーションのメリット

築年数が古い物件に多く見られる「ダークブラウン系の合板フローリング」は室内に高級感や重厚感をもたらす一方で、家具やインテリアとの配色バランスが難しく、全体的に暗い印象を与えることがあります。



リノベーション物件を探している方は、次のような部屋を求めています。



  • 家具やインテリアとのレイアウトがしやすい

  • 統一感がある空間

  • 明るい雰囲気の室内



これらのニーズに応えるために、リノベーションを機に明るい色調の床材に変更することをおススメします。床材を変えることで以下のメリットが期待できます。



  • 明るい色を選ぶことで、部屋を広く見せる効果が期待できます。

  • 明るい床材は、家具屋インテリアとの調和がとれやすく、魅力的な空間を演出します。

  • 自然光や照明を反射しやすく、室内全体が明るく開放的な印象を与えます。



リノベーションを通じて明るめの床材に変えることで、内見時の室内印象が向上し訴求力のある部屋にすることができるため、入居促進効果が期待できます。



賃貸床材リノベーションの施工方法


賃貸床材リノベーションの施工方法


賃貸床材をリノベーションする際、「張替え」「重ね張り」の2つの施工方法があります。それぞれの特徴をまとめると以下の通りとなります。



  • 張替え

 

既存の床材を撤去した後に、新しい床材を張り替えるため、クオリティーと耐久性が向上しますが、撤去に時間がかかるため、コストが高くなります。



  • 重ね張り


既存の床材の上に新しい床材を直接貼り付ける方法のため、張替えと比べ工期が短縮されるため、コストを抑えられる点はメリットです。一方で、床の高さが若干上がるため、ドア開閉に影響に影響が出ることがあります。



賃貸物件においては、工期短縮とコストカットの観点から「重ね張り」を採用されることが圧倒的に多いです。



床材には主に6種類ありますが、賃貸物件の床材リノベーションでよく採用されるのは「フロアタイル」と「クッションフロア」の2種類です。それぞれのメリットとデメリットをまとめると以下の通りです。


メリット


デメリット

耐久性とクオリティーが高い

フロアタイル

1枚ずつ施工するためコストが高い

クッション性がありコストが安い

クッションフロア

凹みやすくクオリティーは低い


床材の選定は、物件価値を高め顧客満足度を向上させるために極めて重要な要素です。適切な選択を行うことで、リノベーション効果を最大限に引き出し、競争力のある物件を実現することが可能です。


▶フロアタイルとクッションフロアについては過去記事をご覧下さい。



賃貸床材リノベーションする際の注意点


賃貸床材リノベーションする際の注意点

上階からの生活音対策



リクシル住宅研究所が2015年に発表したリリースによると、物件築年数が古くなるほど上階からの生活音に対して不快感を抱く人が増加しているとのことです。


築5年未満

5年~10年

10年~15年

15年~20年

25年~30年

27.9%

21.3%

23.6%

28.0%

32.1%

(数字は不満を感じている人の割合)




驚くべきことは賃貸物件の機能性に不満を感じている方の約35%は引越しを検討しているとのことです。



リノベーションを行う物件の多くは築20年以上ですが、床材を変える際この点を意識している貸主はおそらく皆無に近いと思います。床材リノベーションをする際、生活音対策を講じることで内見時の物件印象がプラスになるので、成約率が高くなります。


デザイン性を意識する


部屋全体の色を100%とした場合、内装色70%/家具やカーテンの色25%/小物等の色5%にまとめることで、誰でも簡単におしゃれな部屋を作ることができます。室内配色を3色以内にすると統一感が生まれ、落ち着いた雰囲気を演出します。



そのため床材リノベーションする際は、壁材と同色もしくは2色以内にすることで入居後のレイアウトが非常にしやすくなるため入居促進効果が期待できます。



入居後のデザイン性を考慮した配色を行っているリノベーション物件は殆どないため、これらのポイントを押さえることで、顧客にとっては魅力的な選択肢となり、賃貸市場での競争力を高める要素となります。



床材が腐食していることもある


築年数が経過した物件をリノベーションする際は、目視できない部分での問題にも十分な注意が必要です。リノベーション時に問題が発生することがありますが、適切な配慮を行うことで、快適な住環境を提供することができます。



  • 水漏れの確認

 

長年使用していると、目視できない部分で水漏れが発生していることがあります。リノベーション時に配管チェックを行い、トラブルがないか確認することが重要です。



  • 構造材の交換


湿気などの影響により、床材を支える根太が腐食していることがあります。これは床材を張り替える際に発覚することが多いです。



腐食した根太を放置すると床の安全性が損なわれる可能性があります。そのため新しい根太に交換する必要があり、追加費用が発生しますが、長期的な安全性を考えると必要な投資です。



これらの点を考慮することで、借主にとって安心で快適な住まいを提供することができます。リノベーションは見た目の美しさでなく、構造の安全性や居住性を向上させるためにも重要なプロセスです。



まとめ


リノベーションを機に床材を一新すると室内印象がとても良くなるため入居促進効果が期待できますが、一方で築年数が古くなると新築物件と比べ遮音性が低下/床材の腐食などが発生しやすくなるため、床材張替えの際には対応した方がよさそうです。



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空室対策コンサルタント 有限会社山長
有限会社山長 長田 穣

取締役 長田 穣(オサダミノル)

アパート経営、空室対策コンサルタント



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