築年数が経過した物件をリノベーションする際キッチン交換するケースは多いですが、どの床材を選べばいいか迷う貸主は意外に多いと思います。
キッチン床材を選ぶ際…
油/水撥ねがしやすいため掃除がしやすい
デザイン性が高いものを選ぶ
とキッチンの魅力を最大化させることができるため、入居促進に繋げることが期待できます。
本投稿は賃貸キッチン床材の種類と特徴、相場、リフォーム事例についてお伝えいたします。
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▼目 次
【本記事でお伝えする結論】
1.賃貸キッチン床材の種類と選び方
賃貸キッチン床材種類と特徴
キッチンに適した床材は以下に挙げる5種類ありますが、賃貸リノベーションでよく採用されるのはフロアタイル/クッションフロアのいずれかです。
フリーリング
タイル(陶磁器)
コルクタイル
クッションフロア
フロアタイル
それではフロアタイル/クッションフロアの特徴をお伝えします。
フロアタイルとは?
フロアタイルとは塩化ビニール素材のタイル状床材のことです。クッションフロアと同様に耐水性に優れているためキッチン床材に適しています。
フロアタイルの最大のメリットはキズに強くデザイン性が優れている点で、見た目的には本物のフローリングとほぼ同じなのでリノベーションクオリティーを高めることが期待でいます。
一方フロアタイルは一枚ずつ施工するためクッションフロアと比べコストが高く、またタイルの境目から水や汚れが入ることがある点はデメリットと言えます。
クッションフロアとは?
クッションフロアとは塩化ビニール素材でできたシート状床材のこと。全ての床材の中で最もコストが安いのが最大の特徴です。
フロアタイルより耐水性が高く汚れ/ふき取りも簡単なため、水回りの床材を張り替える際採用されることが多いです。また継ぎ目がないため水や汚れが入りにくい点もメリットと言えます。
ただしフロアタイルと比べ…
重いものを置くと凹みやすい
キズが付きやすい
経年劣化が早い
ため耐久性は期待できません。またフロアタイルと比べるとクオリティーが低く、部屋全体に高級感を出したい場合あまりおススメはできません。
キッチン床材の選び方
掃除がしやすいか?
ケルヒャージャパン株式会社が2022年に発表したリリースによると、掃除にかける時間を短くしたいと回答した方が最も多いとのこと。
キッチンは油/水撥ねがしやすく毎回掃除が必要になるため、床材を選ぶ際は掃除がしやすいものを選ぶと内見時PRポイントとなるため物件印象を高めることができます。
ダイニング・リビング空間との調和
リノベーション物件に入居される方は室内デザイン性をものすごく意識しています。そのため選んだ床材がダイニング・リビング全体にうまく調和していないとちぐはぐな印象になってしまい、内見時逆効果となってしまいます。
そのため床材を選ぶ際、ダイニング・リビングと同じ床材を選び統一感を持たせると、スッキリした部屋になります。
2.賃貸キッチン床材相場
基本的にキッチン床材を変更する際、ダイニング/リビングの床も併せて張り替えするケースが殆どですが、フロアタイル/クッションフロアを施工した場合、どのくらい費用が掛かるのでしょうか?
【12帖LDKの床材を張り替えた場合】
フロアタイル:12万円前後
クッションフロア:9万円前後
両者費用の差は約3万円。3万円の差をどのように考えるかは貸主次第となりますが…
リノベーションはコストが高くなる
クッションフロアは吸音性が期待でき掃除がラク
になるためキッチンを含めた床材を張り替える際、クッションフロアを採用した方が集客上/コスト的にメリットが大きいと言えます。
3.賃貸キッチン床材リフォーム事例
弊社物件は築年数が経過しているため2018年から空き室を随時リノベーションしています。床材もリノベーションを機に全て張替えしています。
リノベーションを始めたころは(トイレ/洗面脱衣所は除く)全室フロアタイルを施工していました。ただ弊社で採用していたフロアタイルが廃番となってしまったことを機に、フロアタイルからクッションフロアに変更しました。
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正直クッションフロアはクオリティーの面ではフロアタイルに劣ります。しかし壁+床色を同系色に合わせたことで、クオリティーが高い室内インテリアとなり、特に女性は統一感がある部屋を希望されているため従前と比べると成約率を高めることに成功しました。
またクッションフロアに変更したことでコストを抑えることができた点もメリットと言えます。
4.まとめ
今回は賃貸キッチン床材の種類と特徴、相場、リフォーム事例をお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認しましょう。
キッチン床材をリフォームする際、利便性はもちろんのことコストも考慮することが重要です。また賃貸物件は上階からの生活音(足音)が階下に響きやすいためトラブルになることもあります。
そのためキッチンも含む床材をリフォームする際、吸音性があるクッションフロアを採用した方がメリットは大きいと言えます。
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