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クッションフロアを賃貸リノベーションで使用すると後悔する?


賃貸リノベーションでクッションフロアを検討すると、「安っぽく見えないか」「家具の跡が残って後悔しないか」と気になる貸主もいるのではないでしょうか?



私自身、1993年築の自社所有アパートを運営し、2018年から空室を順次リノベーションしています。当初は床材にフロアタイルを使用していましたが、その後はクッションフロアを使っています。



フロアタイルと比べると、クッションフロアはデメリットが大きいと思われがちです。しかし、実際に両方を使用してきた経験から、コストや退去後の修繕まで考えると、賃貸物件ではクッションフロアを選ぶメリットがあると考えています。



本記事では、実際の使用経験をもとに、賃貸リノベーションでクッションフロアを採用すると後悔するのか、メリット・デメリットを含めてお伝えします。


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私の経営する有限会社山長では、アパート経営改善・空室対策コンサルティングを行っています。かつて私自身が直面した「自己破産寸前」だった状態を、独自の高付加価値リノベーションで再生。入居率77%から年間平均95%以上への改善、年間家賃収入約430万円増加という、自社物件での実績をもとに、オーナー様の経営改善をサポートしています。


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【本記事でお伝えする結論】



  • クッションフロアはフロアタイルより施工費を抑えやすく、リノベーション費用の配分を考えるうえでメリットがある。


  • クッションフロアにはクッション性があり、デザイン性だけでなく生活音への配慮という視点からも検討できる。


  • 家具跡などのデメリットはありますが、弊社では約8年間使用しても張り替えず再利用できた実例がある。



1.クッションフロアについて


クッションフロアとは?

1)クッションフロアとは?


クッションフロアとは、塩化ビニール素材で作られたシート状の床材です。賃貸物件のリフォーム/リノベーションに最適であるだけではなく、戸建て住宅にも広く採用される床材です。


2)クッションフロアのメリット&デメリット


クッションフロアのメリットははさみやカッターで簡単に切れるため、施工が手軽に行える点です。そのため同じ床材のフロアタイルと比べコストを抑えることができます。


クッションフロア

​

フロアタイル

2,200円~4,500円

平米単価(施工費含む)

5,000円前後


一方クッションフロアのデメリットは、フロアタイルと比べると安っぽく見えてしまう点です。また床自体に弾力性があるため、長期間重い家具などを置いてしまうと「跡」が残りやすくなることです。


2.クッションフロアを賃貸リノベーションで使用すると後悔する?


クッションフロアを賃貸リノベーションで使用すると後悔する?

賃貸リフォームやリノベーションではクッションフロアを選択した方が結果的に借主/貸主双方に大きなメリットがあります。理由としては以下の3つを挙げることができます。




1)クッションフロアはコストが安い


仮に2LDK物件(LDK:12帖/洋室6帖×2室)の床を全て張り替えた場合、コストの差異が大きくなります。


クッションフロア

​

フロアタイル

87,120円

費用

198,000円

(1帖=1.6529㎡)


品番/施工会社によって平米単価は多少前後しますが、全面フロアタイルにすると、クッションフロアと比べて約11万円費用が高くなります。



コストをどのように考えるかは貸主判断によりますが、弊社代表は床材にコストをかけるのであれば客付けに有利となる水回りに投資する方が、入居促進につながりやすいと考えています。



▶賃貸リノベーションでは、床材だけでなく、水回りや間取り、内装などを含めて優先順位を考えることが重要です。弊社が自社物件で実践してきた空室対策リノベーションの考え方については、「空室対策リノベーション完全ガイド」で詳しく解説しています。



2)クッションフロアはクッション性があり、生活音への配慮にもつながる


賃貸生活音トラブル

賃貸物件では、上階からの足音や物を落としたときの生活音が、階下に住む借主の不満につながることがあります。



LIXIL住宅研究所が発表したリリースによると、住宅の機能性に不満がある人のうち、「上階の足音や声が響く」と回答した人は27.5%でした。また、築20年以上30年未満では32.1%と高くなっています。



さらに、賃貸物件の機能性に不満を持っている方の35.2%が、その不満を解消するために「すぐにでも引っ越したい」または「次の更新の際に引っ越したい」と回答しています。





最近の賃貸リノベーションでは、デザイン性の高いフロアタイルを使用するケースもあります。一方、フロアタイルや合板フローリングなどの硬質系床材に対して、クッションフロアにはクッション性があります。



そのため、床材をデザイン性だけで選ぶのではなく、上階から階下へ伝わる生活音にも配慮したい場合には、クッションフロアを選択肢のひとつとして検討するメリットがあると考えています。



3)フロアタイルは廃番になると部分補修が難しくなる


フロアタイルは廃番になると全てやり直し

弊社物件は築年数が経過しているため、2018年から空室を順次リノベーションしています。リノベーションを始めた当初は、床材にクッションフロアではなくフロアタイルを使用していました。



しかし、使用していたフロアタイルが廃番となり、以前施工した部屋で床材の一部が破損した場合、同じ製品で補修することが難しくなることが懸念されました。



部分的な補修ができなければ、破損していない部分まで含めて床を張り替える可能性があります。そこで、これを機にフロアタイルからクッションフロアへ切り替えました。



▶床材選びを含め、弊社が実際に経験した賃貸リノベーションの失敗と対策については、関連記事「【2022年】実体験をもとに賃貸リノベーション失敗と対策を解説」で詳しく紹介しています。




一方、クッションフロアはフロアタイルと比べると耐久性が低いと言われることがあります。では、実際に長期間使用すると、退去後の床はどのような状態になるのでしょうか?



2017年に部分リフォームを行い、クッションフロアを施工した部屋があります。この部屋では約8年間の入居があり、2025年1月に退去となりました。



退去後に床を確認したところ、家具跡はあったものの目立つほどではなく、日焼けなども確認されなかったため、張り替えずそのまま使用することができました。



▶こちらの部屋の退去後の状態については、関連記事「【リノベーション成功事例】退去後わずか3日で入居申込、家賃12%値上げに成功」をご覧ください。




退去後のクッションフロア
2026年5月に


一方、2026年5月に退去した部屋では、約5年前のフルリノベーション時にクッションフロアへ張り替えていましたが、退去時に室内の汚損が目立ったため、床を張り替えました。



2019年からフロアタイルからクッションフロアに切り替えていますが、今回のようなケースはわずか1件のみです。



クッションフロアは家具跡が残りやすくなりますが、弊社で実際に使用してきた経験では、退去のたびに張り替えが必要になるわけではありません。床材そのものの耐久性だけでなく、入居期間や室内の使用状況によっても、退去後の状態は変わると考えています。



▶こちらの部屋の退去後の状態については、関連記事「2026年の賃貸市場を自社物件で振り返る|5件の退去・修繕・募集で分かったこと」をご覧ください。



3.まとめ


今回は、賃貸リノベーションでクッションフロアを使用すると後悔するのかについてお伝えしました。



賃貸リノベーションで床材を変更する際、耐久性やデザイン性を重視してフロアタイルを選ぶケースもあります。



しかし、フロアタイルは使用している品番が廃番になると、あらかじめ補修用の在庫を確保していない限り、同じ床材での部分補修が難しくなります。そのため、破損の状況によっては広範囲の張り替えが必要になる可能性があります。



一方、クッションフロアはフロアタイルと比べて施工費を抑えやすいのがメリットです。クッションフロアも廃番になることはありますが、2026年5月に退去した弊社物件では、以前使用していた床材が廃番になっていたものの、近い柄・色のクッションフロアを選ぶことで対応することができました。



もちろん、汚損や破損の状態によっては張り替えが必要になります。それでも弊社では、施工時のコストだけでなく、退去後の補修や将来の維持管理まで考えると、クッションフロアは賃貸物件で使いやすい床材だと考えています。



大切なのは「どの床材が一番優れているか」ではなく、物件のターゲットや予算、将来の維持管理まで含めて、どこに費用をかけるべきかを判断することです。




今回ご紹介した内容は、私自身が1993年築のアパートを運営する中で実践し、試行錯誤を重ねながら取り組んできた空室対策です。



実際に弊社物件で行ってきたリノベーション内容や改善実績については、「空室対策リノベーション実績」で紹介しています。



しかし、「何から始めればよいのかわからない」「自分の物件でも活用できるのか判断できない」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。



そのような場合は、(有)山長の無料相談をご利用ください。






空室対策コンサルタント 有限会社山長

有限会社山長 長田 穣

取締役 長田 穣(オサダミノル)    空室対策コンサルタント


1993年に祖父が建設した3棟のアパートを、2007年に突如相続。当時は赤字経営に陥り、修繕費すら捻出できない絶望的な状況からのスタートでした。


暗中模索の中、2018年より独自の「高付加価値リノベーション」を本格開始。


その結果、2020年以降はリノベーション前の入居率77%から、年間平均95%以上へと大きく改善しました。築30年以上の物件ながら、周辺相場より10%以上高い家賃設定で「年間収入430万円アップ」を達成しています。


この逆転劇は『全国賃貸住宅新聞』などの業界メディアでも大きく取り上げられました。


現在は、山梨県内を中心に空室対策コンサルタントとして活動。自ら苦境を乗り越えた「大家の痛みがわかる専門家」として、コストを抑えつつ物件収益を最大化する、持続可能な満室経営をサポートしています。


あなたのアパート経営を支援させていただきます!


▶︎〒400-0053 山梨県甲府市大里町2090

▶︎まずはお気軽にお問い合わせください

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