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クッションフロアの賃貸リノベーション事例と費用相場

更新日:8月21日


リノベーションを機に床材を一新する物件は非常に多いです。面積が大きい床材を変えるとリノベーションの印象を決定づけると言っても過言ではなく、反響数増加が期待できます。



床材は複数ありますがクッションフロアは床材の中でも…



  • 最もリーズナブル&様々な種類がある

  • 床材の中で最も吸音性が期待できる



ため賃貸リノベーションの際よく採用されます。



本投稿はクッションフロアの特徴、費用相場、施工事例などをお伝えします。


 

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▼目 次

 

【本記事でお伝えする結論】




1.クッションフロアとは?


クッションフロアとは?

クッションフロアとは塩化ビニール素材でできたシート状の床材で、吸音/衝撃に強く耐水性が期待できるため水回りの床材を変える際よく使用されています。



また様々なデザイン/柄が用意されているためインテリアに合わせて選ぶことができるのもメリットです。



クッションフロアは住宅用と店舗用の2つあり、両者の違いは厚さです。前者は1.8㎜/後者は2.3~2.5㎜あるため土足で歩いても強度があります。



なお住宅用クッションフロアには厚さが3.5~4.5㎜のものがあり、こちらを採用すると吸音性が一番期待できますが、床が柔らかすぎてしまうため賃貸物件ではあまり採用されません。



クッションフロアを取り扱っているメーカーは



  • 東リ

  • サンゲツ

  • リリカラ

  • シンコール



の4社で賃貸業界でよく使われているメーカーはサンゲツ/リリカラの2社です。


2.クッションフロアの費用&相場


クッションフロアの費用&相場

クッションフロアの費用は「1㎡あたりの材料費+施工費」で計算され、相場は1㎡=2,200~4,500円前後となります。12帖LDKの床材を張り替える場合、約80,000万円前後の費用がかかります。



なおクッションフロアから新しいクッションフロアに重ね貼りする場合、既存フロアを処分しなければならないため従前と比べ費用が高くなります。



3.クッションフロアを選ぶ際のポイント


クッションフロアを選ぶ際のポイント

クッションフロアを施工する際以下に掲げるポイントを意識しないと、内見時の物件印象がマイナスになってしまうため注意が必要です。

配色を意識する


リノベーション物件に入居する方は好きなインテリアテイストで暮らしたいと考えています。また内見時家具/雑貨が部屋とマッチするか非常に気にしています。



そのため部屋全体に統一感がないとレイアウトが難しくなるため、成約率は悪くなってしまいます。



統一感をもたせるには床/天井/壁など部屋の大部分を占めるベースカラーを7割にするとよいと言われ、また室内に用いる色を3色以内にするとまとまった部屋になります。





そのため床と壁を同色にするか、床は茶色/壁を白色にするとインテリアと合わせやすくなります。


統一感を意識する


既存床材の状態が良ければ張り替える必要はありませんが、張り替える際同色にまとめないと統一感がなくなりちぐはぐな部屋となってしまいます。



どうしても床材の色を変えたい場合居住スペースは同色にし、水回り(トイレ/洗面脱衣所)だけを変えることでメリハリがでて訴求効果が高められます。



4.クッションフロア施工事例


弊社物件は築年数が経過しているため2018年からリノベーションを行っています。最初はフロアタイルを使用していましたが使用していた床が廃番になったため、それを機にクッションフロアに切替えました。



弊社リノベーションはカフェスタイルに特化したインテリア空間を意識しているため、内装は白を基調としています。



リフォーム前
リフォーム前

リフォーム後
リフォーム後

ベースカラー(床/壁)を白に統一することで部屋全体がとても明るくなり、さらに室内に用いる色を3色以下にすることで清潔感が前面に出るようになりました。



フロアタイル施工時、床と壁の色は別でしたが内装を白に統一したことで従前より成約率UPさせることに成功しました。そのことから内装変更する場合は同色にした方が訴求効果は期待できると言えます。


5.まとめ


今回はクッションフロアの特徴、費用相場、施工事例などをお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認しましょう。





クッションフロアは床材の中で一番安いため、リフォーム/リノベーション時に採用されるものの、フロアタイルと比べクオリティーが低く耐久性が期待できないことから、トイレ/洗面脱衣所以外ではあまり採用されていません。



しかし賃貸物件では上階からの生活音(足音)問題が発生しやすいことを踏まえると、床材を変える際は吸音性が期待できるクッションフロアを採用した方がリスク軽減が期待できます。




今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。


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空室対策コンサルタント 有限会社山長
有限会社山長 長田 穣

取締役 長田 穣(オサダミノル)

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