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クッションフロアの賃貸リノベーション事例と費用相場


リノベーションを機に床材を変更する物件は非常に多く見受けられます。床は面積が広く視覚的なインパクトが大きいため、床材を新しくすることで、物件全体の印象を大きく左右すると考えられています。



床材には様々な種類がありますが、中でもクッションフロアは以下の特徴を持つため、賃貸物件のリノベーションにおいて、よく採用される傾向があります。



  • 他の床材と比べ費用が非常にリーズナブルで、多彩なデザインや色合いが選べる

  • 床材の中で最も吸音性に優れている



これらの理由から、コストを抑えつつ魅力的な仕上がりを実現する選択肢として、注目されています。



本投稿はクッションフロアの特徴、費用相場、施工事例などをお伝えします。


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【本記事でお伝えする結論】




1.クッションフロアとは?


クッションフロアとは?

本題に入る前に、クッションフロアについて少し整理しておきたいと思います。



クッションフロアとは、塩化ビニール素材で作られたシート状の床材のことで、その特徴として、吸音性や衝撃性に優れており、また耐久性も期待できるため、特に水回りのリフォームなどで広く使用されている人気の床材です。



さらに、デザインや柄の種類が豊富にあるため、インテリアに合わせて自由に選べるという点も、大きなメリットと言えるでしょう。



クッションフロアは住宅用と店舗用の2種類あり、その違いは厚さにあります。住宅用は厚さが1.8㎜程度に設定されているのに対し、店舗用は2.3~2.5㎜とやや厚めで土足でも安心して使用できる耐久性が備わっています。



また住宅用クッションフロアには厚さが3.5~4.5㎜のものもあり、こちらは吸音性が特に高いのが特徴です。ただし床が柔らかくなりすぎるため、賃貸物件ではあまり採用されません。




クッションフロアを取り扱っている主なメーカーとしては…



  • 東リ

  • サンゲツ

  • リリカラ

  • シンコール



の4社で、賃貸業界でよく利用されているのは、サンゲツ/リリカラの製品です。



このように用途や特徴を理解して選ぶことで、より快適で美しい空間づくりが実現します。クッションフロアが持つ多彩な魅力を知れば、リフォームの際の床材選びがぐっと楽しくなるはずです。



2.クッションフロアの費用&相場


クッションフロアの費用&相場

クッションフロアの費用は「1㎡あたりの材料費+施工費」で計算されます。



相場としては、1㎡=2,200~4,500円程度が一般的です。例えば、12帖LDKの床材を張り替える場合、おおよそ80,000万円前後の費用が必要になります。



施工方法については、「重ね張り」と「張り替え」の2種類があります。重ね張りは既存の床材を剥がさず、その上から新しいクッションフロアを張る方法なので、コストを抑えることができます。


一方、張り替えは既存の床材を一度剥がしてから新しいクッションフロアを張る方法です。重ね張りと比べ施工に時間がかかるため、重ね張りよりも費用がかかる傾向があります。



3.クッションフロアを選ぶ際のポイント


クッションフロアを選ぶ際のポイント

クッションフロアを採用する際には、以下で挙げるポイントをしっかりと意識することが非常に重要です。



これらの点を怠ると、内見時の物件印象が悪くなり、潜在的な顧客にネガティブなイメージを与えてしまう可能性があるため、注意が必要です。


配色を意識する


リノベーション物件に入居する方は、自分が好きなインテリアスタイルで快適に暮らしたいと考えています。また内見の際には、家具や雑貨が部屋全体の雰囲気に合うかどうか、特に重視します。



このため、部屋全体に統一感が欠けている場合、入居後のレイアウトが難しくなるため、成約率は悪くなってしまいます。



部屋に統一感をもたせるためには、床/天井/壁など部屋の大部分を占めるベースカラーを、全体の7割に設定するのが理想的とされています。また室内に用いる色を3色以内に抑えることで、まとまりのある空間を作ることができます。



具体的には、床と壁と同じ色にするか、床を茶色、壁を白に設定することで、様々なインテリアとの調和が図りやすくなります。




統一感を意識する


既存床材の状態が良ければ、張り替えの必要はありません。ただし、張り替える際には同じ色調にまとめることで、統一感を保ち、部屋全体のバランスを崩さないようにすることが重要です。



どうしても床材の色を変えたい場合は、居住スペースを統一した色にし、水回り(トイレ/洗面脱衣所)だけ別の色を取り入れることで、空間にメリハリを生み出し、より印象的な仕上がりを実現することができます。



4.クッションフロア施工事例


弊社物件は築年数が経過しているため2018年からリノベーションを行っています。当初はフロアタイルを使用していましたが、使用していた床材が廃番となったことを受け、これを機にクッションフロアに切替えました。



また、弊社リノベーションは「カフェスタイル」をテーマにしたインテリア空間を意識しており、内装の基調色に白を採用しています。



リフォーム前
リフォーム前

リフォーム後
リフォーム後

ベースカラー(床/壁)を白に統一することで、部屋全体が非常に明るい印象となり、さらに室内に用いる色を3色以下に抑えることで、より清潔感のある仕上がりを実現しました。



フロアタイルを採用していた時期は、床と壁の色を分けていましたが、内装を白に統一したことで従前より成約率UPさせることに成功しています。この結果から、内装を変更する場合には、統一感を重視することで、より高い訴求効果が期待できると言えるでしょう。



5.まとめ


今回はクッションフロアの特徴、費用相場、施工事例などをお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認しましょう。





クッションフロアは床材の中でもコストが安いため、リフォーム/リノベーションでよく使われるものの、フロアタイルと比べるとクオリティーや耐久性の面で劣るため、一般的にトイレ/洗面脱衣所といった限られた場所でしか採用されないことが多いです。



しかし賃貸物件では上階からの生活音、特に足音の問題が発生しやすいことを考えると、床材選びで注目すべきポイントが変わります。



クッションフロアは吸音性に優れている特性があるため、床材を変更する際にこれを採用すれば、入居後の騒音トラブルを軽減できる可能性が高まります。



特に騒音トラブルが発生しやすい集合住宅では、一考の価値があると思います。



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空室対策コンサルタント 有限会社山長
有限会社山長 長田 穣

取締役 長田 穣(オサダミノル)

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