昔の賃貸物件は室内に和室があるのは当たり前でしたが、ライフスタイルの変化により洋室化が進み近年では和室がある賃貸物件は客付けに不利になるため洋室にリノベーションするケースが多くなっています。
和室から洋室にリノベーションする際いくつかポイントがありますが、ポイントを理解しないと逆効果となりリノベーション効果を最大化させることができません。
本投稿は賃貸和室から洋室にリノベーションする際のポイントを解説します。
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▼目 次
【本記事でお伝えする結論】
1.和室から洋室にリノベーションするメリット
概ね2000年以前に施工された一部の賃貸物件では和室が標準になっているケースが多いです。
賃貸物件で採用されている畳はイグサを原材料としている一般的なものです。畳は日焼けがしやすくどんなに丁寧に生活していても日焼けを防ぐことはできませんので、退去時に必ず表替えをしなくてはなりません。
表替え費用は商習慣(賃貸借契約の特約事項)により借主が負担することになっています。そのため…
和室生活に慣れていないのに、和室がある物件に入居するメリットはない
表替え費用を負担するのはイヤ
和室があると掃除が大変
といったイメージが先行し、部屋探しされている方からは敬遠されてしまいます。しかし洋室にリノベーションすることで上記和室アレルギーが解消されるため検索上有利になります。
2.和室から洋室リノベーション費用
賃貸物件で和室から洋室にリノベーションする際…
既存畳を処分、和室の段差を解消する
新しい床材を貼る
状況により壁紙を一新
する工事が必要となるため、約15~20万円の費用が発生します。
3.和室から洋室にリノベーションする際の注意点とは?
和室を洋室にリノベーションすることで現在のライフスタイルに近い部屋となることから、集客上有利になります。
ただリノベーション効果を最大化させるためには、リノベーションする際以下の点を抑えなければなりません。
襖はフラッシュドアに変更
和室を洋室化にした際、既存の襖をそのまま活用すると和室感がどうしても残ってしまい、更に襖を残してしまうと賃貸借契約上退去時に襖交換代が必然的に発生してしまいます。
そこで洋室にした際襖をフラッシュドアに変更することで、退去時の費用負担ゼロ+和室感を軽減することができます。
押入はそのまま生かす
和室を洋室にリノベーションする際、押入をクローゼット化する物件がありますが、押入があることで布団収納/嵩張るものを収納する際とても便利なため、無理してクローゼットにする必要はありません。
床材について
和室から洋室にリノベーションする際、床材を一新することになります。
一般的に床材を変更する場合フロアタイルもしくはクッションフロアのどちらかを選択することになりますが、賃貸物件では生活音(足音)問題がよく発生するため、吸音効果が期待できるクッションフロアを選択したほうがいいと思います。
統一感
賃貸和室には窓に木枠が取り付けられています。洋室化にする際「統一感」を意識しないと、内見時の物件印象がマイナスとなってしまうため、リノベーションする際は木枠を取り除くことをおススメします。
4.和室をあえて残す
弊社物件は築年数が古いため和室が標準となっています。集客強化のため2018年から空き室を随時リノベーションしていますが、和室はあえて残し畳のみ琉球畳に変更しています。
弊社物件が和室を残した背景には若い世代は必ずしも和室を敬遠していないことが分かったからです。住環境研究所が発表したリリースによると、戸建て住宅を購入した若い世代は「畳がある間取り」を採用していることが明らかとなり、年々増加傾向となっています。
つまり賃貸で和室離れが発生しているのは、和室が嫌いなのではなく表替え費用負担なのではと弊社代表は考え、それなら若い世代でも受け入れられるおしゃれでモダンな琉球畳を導入すれば受け入れられると判断。
琉球畳を導入したことで…
日焼けしにくいため原則表替え不要→借主負担ゼロ
和紙を原材料とした琉球畳を採用しているため、通常の畳と比べダニ発生率は少ない
優れたデザイン性+畳自体クッション性があるため生活音対策としても有効的
となり早期客付けさせることに成功しています。
▶弊社和室リノベーションの詳細は、過去記事をご覧下さい。
5.まとめ
本投稿は賃貸和室から洋室にリノベーションする際のポイントについてお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認しましょう。
和室を洋室化にすることで現在のライフスタイルに近い部屋となるため、集客上有利になります。しかし若い世代は和室自体を敬遠してなく、表替え費用負担をなくしデザイン性がいい畳を導入すれば洋室化にする必要はないと思われます。
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