【賃貸リノベーション】おしゃれな部屋作りに欠かせない色使いテクニック
- 空室対策リノベーション コンサルタント ㈲山長
- 5月19日
- 読了時間: 6分
リノベーション物件を希望される方はデザイン性が高い部屋を求めています。そのため築年数が古くなった物件をリノベーションする際、室内配色が非常に重要です。
つまりリノベーションの際には「顧客が好むインテリアスタイルに合わせた室内配色」にすればいいだけの話ですが、実際にはこの点を意識した部屋作りを行っている物件が少ないのが現実です。
本投稿は賃貸リノベーションにおいて重要となる「おしゃれな部屋作りに欠かせない色使いテクニック」と題して、室内配色を決める際のポイントについてお伝えいたします。
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【本記事でお伝えする結論】
１．賃貸のおしゃれな部屋作りに欠かせない色使いテクニック
賃貸リノベーションを行う際、多くの貸主が悩むのが室内配色だと思われますが、実はポイントさえつかめば魅力的なリノベーション部屋が作れるため、客付けで非常に有利になります。
それでは賃貸リノベーションの際に役立つ「色使いテクニック」の基本をお伝えいたします。
インテリアの黄金比率を理解する
賃貸リノベーションでおしゃれな部屋を作るには「インテリアの黄金比率」を理解することが重要です。
統一感のある魅力的な空間を作るには、室内配色を「70：25：5」の比率で行うとバランスの取れた室内空間が生まれます。
ベースカラー（70％)：室内内装色（天井、床、壁）
アソートカラー（25％）：家具やテーブルの色
アクセントカラー（5％）：カーテンやクッションなどの小物の色
室内配色は1～2色までに抑える
「リノベーションでおしゃれな部屋を作りたい」と考え、アクセントクロスを取り入れる物件は多いと思います。
しかし室内内装色が沢山あると、部屋全体のバランスが崩れ、入居後家具やインテリアとの調和が難しくなります。また配色バランスが居心地が悪い部屋となります。
そのため室内内装色は入居の後のレイアウトを考慮し1～2色に抑えると、内見時の訴求力が高まるため効果的です。
インテリアスタイルを決めておく
リノベーション物件を探している方は「自分好みのインテリアスタイルで暮らしたい」と考えています。そのためリノベーションを行う前に「顧客が好むインテリアスタイル」を明確にしておくと、部屋作りで失敗することはありません。
顧客の好みは様々ですが、一般的にリノベーション物件に興味を持つのは圧倒的に女性が多いため、インテリスタイルを「シンプルナチュラル」や「北欧スタイル」に設定しておくと、配色に悩むことが少なくなります。
２．賃貸リノベーションでおしゃれな部屋を作るための注意点
部屋探しされる方が賃貸検索サイトを利用する際、物件写真や間取りに重点を置いています。そのため賃貸リノベーションを検討する際、設備交換や間取り変更に加え、デザイン性が高い部屋を提供することで反響が増え内見に繋げやすくなります。
賃貸リノベーションでおしゃれな部屋を作る際の留意点は以下の通りです。
賃貸特有の問題を意識する
一般的に賃貸物件は日当たりを考慮して「南向き」にありますが、角部屋を除くと1面採光の部屋が多いため、内装色によっては部屋が暗く感じることがあります。また室内スペースが限られるため家具を配置すると内装色次第では圧迫感を与えることがあります。
この賃貸特有の問題を解消するには、光の反射率が高い白をベースカラーにすることで部屋が広く見えて、室内全体が明るくなります。
さらに白はどの色とも調和しやすいため、顧客が好むインテリアスタイルを容易に実現でき、リノベーション効果を高めることが期待されます。
統一感を意識する
リノベーションでおしゃれな部屋を作る際には、室内の配色を統一することが重要です。各部屋の配色が異なると部屋全体がまとまり感のない印象を与え、内見時の物件印象が低下するため、成約率にも悪影響を及ぼす可能性があります。
３．成功事例紹介
弊社物件は築年数が経過しているため、2018年から空き室を随時リノベーションを行っており、2025年4月末時点で、全20戸中15戸改修済みで、リノベーション部屋を含め全室満室となっています。
「賃貸にいながら気軽におうちカフェを楽しめる」をリノベーションコンセプトに掲げ、カフェスタイルに特化したリノベーションを展開しています。
オリジナルのカフェスタイルキッチンとの調和を重視し、白を基調としたシンプルナチュラルを意識した部屋作りを行っています。
一見するとシンプルすぎる室内内装に見えますが、反射率が高い壁材を使用することで、他社物件と比べ明るい間取りとなり、さらに室内内装色を2色に限定することで、入居後のインテリアデザインとの相性が良くなることから、募集を開始すると反響が増え早期客付けに成功しています。
▶弊社リノベーションの詳細は、過去記事をご覧下さい。
４．まとめ
今回は賃貸リノベーションにおいて重要となる「おしゃれな部屋作りに欠かせない色使いテクニック」と題して、室内配色を決める際のポイントについてお伝えしました。
冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認してみましょう。
競合物件は部屋の雰囲気やメリハリのある空間を求め、リノベーションを機にアクセントクロスを用いることが多いです。しかしアクセントクロスは顧客によって好みが分かれるため、色や柄の選択を誤ると、失敗してしまうことがあります。
賃貸リノベーションで「おしゃれな部屋」を提供したいなら、顧客からの評価が高いインテリアデザインを採用し、白を基調とした室内空間にした方が、結果的には物件価値が高まり早期客付けがしやすくなります。
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