【空室対策】何から始めればいい?
- 空室対策リノベーション コンサルタント ㈲山長
- 4 日前
- 読了時間: 6分
賃貸経営は借主が入居しない限り家賃収入は発生しません。そのため「空室を防ぐための対策」が非常に重要です。
しかし空室対策の必要性を理解していても、具体的な方法がわからない貸主は多いと思われます。
そこで本投稿は空室対策を行う際、何から始めればいいのか、わかりやすく解説いたします。
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【本記事でお伝えする結論】
1.空室対策の必要性とは?

「なぜ空室対策が必要なのか?」
多くの貸主が自問自答し弊社代表も時折考えることがあります。空室対策が不可欠な最大の理由は近年の賃貸市場は借り手有利になっているからです。
かつては住宅供給数が少なかったため、貸し手側がでした。そのため空室対策を行わなくても客付けに苦労することはなく、借主は入居時に礼金を支払うのが常識とされていました。
しかし賃貸需要と供給が逆転した現在は、借り手側が有利な時代となっています。
賃貸検索サイトの普及により部屋探しが効率化される一方で、設備増強などの空室対策を行わないと競争に負けてしまい空室期間が長期化してしまいます。
また空室対策を行ったとしても、顧客が期待する部屋でなければ逆効果になります。
2.【空室対策】何からすればいい?

空室対策といえば、リフォームやリノベーションを考える貸主は多いでしょう。しかし空室対策は大きく分けて4つあり、いずれも適切な対応しなければ客付けが厳しくなります。
入居者属性
物件状況
募集状況
管理状況
それではそれぞれの対策を詳しく見ていきましょう。
1)入居者属性を把握する
物件募集する際「集客ターゲット」を理解しなければ、客付けに失敗します。集客ターゲットは現在の入者の属性(主契約者の年齢/家族構成)や間取りなどから推測できます。
基本的な集客ターゲットの考え方は…
単身向けアパート:20~40代の独身男女
学生向けアパート:大学/専門学校に通学している学生
ファミリー物件:20~40代のカップル、新婚、子供2人までの家族
となります。ただしエリア内の賃貸市場の変遷により、集客ターゲットは変わる可能性があるため、注意が必要です。
2)物件状況を把握する

賃貸物件は築年数の経過と共に資産価値が減少し、家賃も右肩下がりになります。一般的には築1年毎に家賃1%が下がると言われています。
そのため退去後に適切なリフォーム/リノベーションを行うことで、資産価値の低下を最小限に抑えられるため、早期客付けが期待できます。
物件資産価値は築10年/築20年を境に急激に下がるため、築年数に応じたリフォーム/リノベーションが必要になります。
築年数 | 工事 | 備考 |
築10年まで | 原状回復 | 資産価値は最も高いため、原状回復程度でも客付けOK |
築11年~20年 | リフォーム | 表装リフォームを強化することで古さが感じにくくなる |
築20年~ | リノベーション | リノベすることで資産価値UP→収益性改善が期待 |
建物外観は紫外線や経年劣化により外壁塗料が劣化します。チョーキング現象(塗料に含まれている色成分が粉状になり表面化する)/外壁やコーキングにクラックが発生すると、外壁塗装工事を行うべきタイミングです。
外壁塗装工事は数百万円の費用がかかるため、「軽微な劣化」であれば多少先延ばししても客付け自体に影響はありませんが、放置すると建物寿命が短くなり費用も掛かってくるため必ず対応する必要があります。
3)募集状況を確認する
賃貸物件を探す方は賃貸検索サイトを利用することが多いため、賃貸物件を募集する際には仲介会社に「賃貸検索サイト」に物件情報を掲載してもらうよう依頼します。
しかし同サイトは仲介会社が掲載料を支払っているため反響が得られない/内見しても成約しにくい物件は費用対効果がないと見做され、仲介会社側の判断で掲載を取りやめられることがあります。
同サイト掲載ができなくなると、実質的に客付けが厳しくなります。しかし適切なリフォーム/リノベーションを行い、SNS媒体を使った集客を行えば反響数UPが期待できるため、過度に心配する必要はありません。
4)管理状況を把握する
たとえ人気エリアや築年数が浅い物件であっても…
共用部清掃が不十分
駐輪場が整頓されていない
借主同士のトラブルが頻発している
設備交換に時間がかかりすぎている
と成約率や稼働率が低下するため、賃貸経営が厳しくなります。
多くの貸主は管理会社に管理を委託しますが、管理会社によって管理スキルは大きな差があり、中にはレスポンスが遅すぎる会社もあります。
貸主は管理状況を把握するために物件を訪れ、対応が不十分な場合は、管理会社に指示を出すことで問題を解決することが可能です。
3.まとめ
本投稿は空室対策を行う際、何から始めればいいのか、わかりやすく解説しました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認してみましょう。
弊社物件は築年数が経過しているため、空室対策を強化する目的で2018年からリノベーションを行っています。
家賃相場を完全無視し、従前と比べ8~10%家賃値上げを行いましたが、2020年以降満室をほぼ達成し4期連続で増収増益を実現しています。
弊社空室対策が成功した理由は…
集客ターゲットに向けた差別化リノベーションを展開
物件情報を広範囲に拡散させるため、独自集客を展開
オーナー自ら平日の午前中物件清掃を行い、管理体制を強化
したことです。この取組は不動産系メディアから多数注目されており、弊社代表は今回紹介した空室対策を行えば確実に成果を挙げられると強く感じています。
▶弊社代表の取材記事に関しては、こちらをご覧下さい。
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取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
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