築年数が古くなると見た目以上に室内の古さは感じやすくなるため、内見時の印象が悪くなり客付けが厳しくなります。しかし内装リフォームすると部屋の雰囲気がガラッと変わるため、反響数UP/入居促進効果が期待できます。
一般的に内装リフォームを行う際、壁と床両方を行うことが多いのですが、適切な床材を選択しないと客付けはもちろんのこと入居率まで影響を与えてしまいます。
本投稿は賃貸床リフォームの基礎知識についてお伝えいたします。
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▼目 次
【本記事でお伝えする結論】
1.賃貸床リフォームのメリット
築年数が経過した部屋の床材をリフォームすると以下3点のメリットが期待できます。
見た目がおしゃれになる
床材によって防音性/耐久性が期待できる
インテリアコーディネートしやすくなる
それではそれぞれのメリットを見ていきましょう。
見た目がおしゃれになる
床材を変える最大のメリットは従前と比べ室内の見た目がおしゃれになる点です。床は部屋の中で壁の次に面積が大きいため、床材次第で室内インテリアの印象は大きく変わります。
床材によって防音性/耐久性が期待できる
築年数が古くなると室内機能性低下/床材劣化が発生しやすくなりますが、リフォームを行う際防音性/耐久性が期待できる床材を施工することで、生活音トラブル/リフォーム費用削減効果が期待できます。
インテリアコーディネートしやすくなる
部屋探しされる方は家具との相性を非常に重視しています。そのため「床の色がインテリアにあっていない」と入居後の生活イメージが浮かばなくなるため、客付けに不利になってしまいます。
しかし床材をリフォームすることで、内見時インテリアコーディネートしやすくなることから、入居促進効果が期待できます。
2.賃貸床リフォームの種類
床材=フローリングと連想される方が大多数だと思いますが、実はフローリング以外にも…
コルク
タイル
カーペット
クッションフロア
フロアタイル
などがあります。ただ賃貸リフォームでよく採用されているのはクッションフロア/フロアタイルの2種類です。それではそれぞれの床材の特徴を見ていきましょう。
フロアタイル
フロアタイルとは塩ビ製のタイル状の床材のことです。
フロアタイルの最大のメリットは耐久性に優れているため「キズ」に強く、また家具などを置いても跡が残ることは殆どありません。そのため1度施工すれば10年以上使うことができ、さらに部分的に交換することができるため、費用対効果が高い床材と言えます。
また一部のフロアタイルは凹凸があり、見た目的には本物のフローリングと見違えるぐらいクオリティーが高いため、近年ではフロアタイルを採用する物件が多くなっています。
一方フロアタイルのデメリットは、1枚ずつ施工するためクッションフロアと比べコストが高く、またクッション性が期待できないため生活音対策としては不向きと言えます。
クッションフロア
クッションフロアとは塩ビ製のシート状床材のことです。
クッションフロアの最大のメリットは、クッション性が期待できるため吸音効果が期待できます。賃貸物件の騒音トラブルは「上階からの足音」のケースが多く、築年数/構造躯体関係なくどの物件でも発生しやすいです。
そのため床リフォーム時にクッションフロアを施工することで、トラブル軽減が期待できます。
また床自体がシート状となっているため、フロアタイルと比べコストを抑えることができ、さらに日々のメンテナンスがしやすいため、貸主/借主にとってメリットが大きい床材と言えます。
一方デメリットは、フロアタイルと比べ耐久性が期待できないため、家具跡がつきやすく施工後10年経つと経年劣化が発生するため費用対効果はあまり期待できません。
またフロアタイルと比べクオリティーはあまり期待できず、安っぽく見えてしまうのもデメリットと言えます。
3.賃貸床リフォームを行う際のポイントとは?
賃貸床リフォームを行う際、いくつかポイントがあります。特に築年数が20年以上経過している場合は以下全てのポイントを確認しないと、トラブルになる可能性があります。
1)1階の床がゆがんでいることもある
建物の劣化/地震による地盤沈下などの原因で、1階の床が歪んでしまうことがあります。ビー玉を床に転がしてだんだん加速した場合、歪んでいる可能性が高くなります。
放置してしまうと最悪借主が健康被害にあう可能性があり、損害賠償に発展してしまうことも考えられます。
歪みが軽度の場合は、ジャッキアップさせて床をフラットにする必要があります。
2)上階は生活音対策すると効果的
先程もお伝えした通り賃貸物件では上階からの生活音(足音)が階下に響きやすく、特に築年数が経過している物件は、室内機能性が低下しているためトラブル発生率が高くなってしまいます。
そのため床リフォームを行う際は、吸音効果が期待できるクッションフロアを採用した方が、トラブル抑制させることが期待できます。
3)根太が腐食している可能性
水回りは湿気などの影響により根太が腐食してしまうことがあります。根太が腐食すると床がプヨプヨしてきますが、場合によっては床材を剥がさなければわからないこともあります。
特に洗面脱衣所は根太が腐食しやすい場所のため、築年数が古い物件は定期的に床材を張替え、腐食箇所がないか確認することで、建具トラブルを防ぐことができます。
4)配色を意識する
先程もお伝えした通り、部屋探しされる方は部屋と家具との相性を非常に気にしています。そのため内装全体をリフォームする際は、合わせやすいベースカラーを選びさらに室内に用いる色は3色以下にすることで、内見時の物件印象を高めてくれます。
4.まとめ
今回は賃貸床リフォームの基礎知識についてお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認しましょう。
弊社物件は築年数が経過しているため2018年からリノベーションを行い、白を基調とした北欧スタイルを意識しています。
一見すると地味な部屋に見えてしまいますが、白はどの色とも相性が良く、また反射率も高いため一般的な賃貸物件と比べると室内空間がとても明るくなります。その結果従前と比べると早期客付けさせることに成功しています。
今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
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取締役 長田 穣(オサダミノル)
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