家賃値上げリノベしたいのであれば、水回りは交換必須
更新日:6月9日
築年数が経過している物件では、物件資産価値が低下しているため現況家賃のままでは客付けすることが難しくなります。
ただ上記は資産価値を高める対策を講じない場合であり、部屋の価値を高めるリノベーション対策を講じればリノベーションを機に家賃値上げすることも夢ではありません。

ただしリノベーションで家賃値上げを目指すのであれば、リノベーション部屋の価値が家賃以上になければ内見者は絶対に納得しません。
そのため古さが目立ってしまう水回りは原則交換しないと、内見者からは家賃が高いイメージに見えてしまい早期成約に結び付けにくくなってしまいます。
本投稿は、家賃値上げリノベしたいのであれば水回りは交換必須になる理由について、お伝えいたします。
▼目 次
【本記事でお伝えする結論】
"家賃値上げ目的のリノベーションする際にポイントとなる部分”
1.なぜリノベーションしなければならないのか?
本題に入る前にどうして築年数が経過している物件はリノベーションしたほうがいいのかについて、改めて考えたいと思います。
近年の賃貸市場は物件供給数の飽和/人口減少の影響を受け、賃貸空室率が悪化傾向となっています。
空室率が悪化すると募集しても部屋が埋まりにくい状態となってしまい、特に築年数が経過している物件ではその傾向が強くなってしまいます。
空室による家賃機会損失を抑えるためには、家賃値下げを検討しなければならないものの、空室率が悪化してしまえば、値下げしても客付けが確実にできる保証/安定した収益を確保することができにくくなります。
一方部屋探しにおいて築年数はそれほど重要視していない方が一定数いるため、顧客から喜ばれるリノベーションを提供することができれば、早期成約に結び付けることができやすくなります。
▶部屋探しにおける築年数の考え方については、こちらをご覧下さい。
きっかけは? 重視する条件は? 857人に聞いた引越し・住み替えの実態調査2017
2.家賃値上げリノベしたいのであれば、水回りは交換必須
賃貸物件でリノベーションを行う際、水回りは交換/対応することで反響数増加/早期成約に繋げやすくなります。
理由としては以下の3つを挙げることができます。
付加価値をつけることができる
使い勝手がよくなる
内見時の印象UP
それではそれぞれの理由についてみていきましょう。
付加価値をつけることができる
賃貸設備の減価償却は概ね15年で終了してしまうため、築20年以上の物件になると設備としての法的価値はなくなってしまいます。
設備交換することによって償却資産となることから、節税対策+付加価値がつくためリノベーションを機に家賃値上げがしやすくなります。
使い勝手がよくなる
例えば同じ長さのキッチンであっても、30年前のものと今のものとではキッチンの仕様が異なります。
そのためリノベーションを機に設備交換すると、使い勝手が格段に良くなることから、借主からの評価が高くなり長期入居/更新時の家賃値下げ要求などが発生しにくくなります。
内見時の印象UP
部屋探ししている方は平均3件は内見しているとのことです。そのため設備交換がされている部屋を内見されると、室内印象が格段とよくなり入居促進に繋げることができます。
3.リノベーション効果

リノベーションを今後検討している貸主にとって、一番気になるのはリノベーションすることによる費用対効果ではないでしょうか?
弊社物件は築年数が経過しているため、2018年から空き部屋を随時リノベーションしています。2023年5月に2件退去が発生したものの、数日で2部屋とも入居申込が入りました。
一方弊社物件エリア内の競合他社物件は、弊社より築年数が浅いものの原状回復程度のリフォームしか行っていません。そのため適正賃料以下で募集しているものの空室が長期化しています。
その結果競合他社物件と比べ弊社物件は、1.1万円以上高い家賃設定で貸し出すことができ、年間13.2万円のプラスとなっていることから費用対効果は高いと言えます。
▶弊社最新の客付け詳細に関しては、過去記事をご覧下さい。
▶弊社リノベーション詳細は過去記事をご覧下さい。
【過去記事】【2022年】弊社アパート人気№1リノベーションルームを大公開
4.まとめ
本投稿は、家賃値上げリノベしたいのであれば水回りは交換必須になる理由について、お伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認してみましょう。
水回りを強化したリノベーションをすると費用が嵩んでしまいますが、その一方で室内のクオリティーが高くなることから長期入居に繋げやすくなります。
弊社物件では20戸中13戸をリノベーション対応しましたが、退去したのはわずか3件。そのため入居期間中にリノベーション費用回収+利益確保することが可能となります。
今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
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取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
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