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賃貸キッチンリフォームはなぜ重要?

更新日:7月22日


築年数が進むにつれて、設備の機能性や利便性は低下し、見た目でも古さが目立つようになることがあります。この状態になると、物件の魅力が損なわれるため、客付けにおいても不利になりがちです。



そこで築20年を超えるタイミングで、設備を交換することで、物件の競争力が増すため客付けで有利になります。



しかし一部の貸主はキッチンリフォームの重要性を十分に認識しておらず、現状維持や扉へのダイノックシート加工など、最低限の対応しか施さない場合があります。



キッチンリフォームを適切に行うかどうかは、今後の賃貸経営に大きな影響を与える重要な要素です。そのため、この課題を軽視せず、必要な対策を講じることが重要です。



本投稿は賃貸キッチンリフォームの重要性についてお伝えいたします。


▶︎お知らせ◀︎


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【本記事でお伝えする結論】



1.賃貸キッチンリフォームの重要性


古くなったキッチンを交換するには、1戸当たり約30~50万円ほどの費用が必要です。仮に部屋数が10戸あれば、その総額は300~500万円に達し、利回りを考慮する貸主にとっては大きな負担となります。



しかしそれでもキッチンリフォームは実施すべきです。その理由について詳しく解説します。


1)リフォームのきっかけ


キッチンリフォームのきっかけ

タカラスタンダード株式会社が実施したアンケート調査によると、約400名の回答者がキッチンリフォームを検討する理由として最も多く挙げたのは「設備や機器の老朽化」をでした。



続いて多かったのが「使い勝手の改善」で、この結果から、多くの方がキッチン環境の維持や改修に、強い関心を抱いていることが伺えます。




さらにクックパッドが発表したリリースでも、部屋探しにおいて希望条件を妥協してでも、充実したキッチン環境がある物件を選ぶと答えた方が半数以上を占めていました。



これにより、快適なキッチン環境が生活の質や物件選びにおいて大きな影響力を持っていることが、明らかになりました。



こうした傾向を踏まえると、築20年以上経過した物件では、ライフスタイルに合わせてキッチンリフォームを行うことで、物件価値を高めるだけでなく、集客にもプラスの効果をもたらすと言えるでしょう。



特に早期に客付けを目指す場合は、費用をかけてでもリフォームを行う価値は大いにあると考えられます。



このような投資は、結果的に高いリターンが期待できる有効な戦略となりそうです。キッチン環境の充実は、人々が求める理想的な住まいの形成に欠かせない、重要な要素となりつつあるようです。



▶タカラスタンダード株式会社、クックパッドの各リリースはこちらをご覧下さい。




2)顧客のニーズ


顧客のニーズ

at-homeが発表したリリースによると、部屋探しされる方の約半数以上がインターネット検索時に、水回りを重視していることが明らかになっています。



特にファミリー物件では女性が部屋探しの主導権を握っています。そのため適正家賃で募集していても水回りが古いままでは、反響が伸び悩み、結果的には空室期間が長期化する可能性が出てきます。



女性にとってキッチンは暮らしと住まいの中心的存在であるため、キッチンリフォームが行われていない物件は敬遠される場合が多く、選ばれる物件との差が顕著となります。


▶at-homeのリリースはこちらをご覧下さい。



3)部分リフォームがダメな理由


築年数が20年以上の物件を所有している貸主の中には、キッチンの見栄えを少しでも改善するために、キッチン扉にダイノックシートを施工するケースがあります。





確かにこの方法ではデザイン性が向上し、キッチン全体を取り換えるよりも、コストを抑えられる点ではメリットと言えます。



しかしキッチン扉を改善しても、キッチンパネル自体を変えなければ、古臭さを払拭させることは難しいです。また、機能性が向上していないことから、賃貸物件としての魅力を高めるのも困難で、結果的に反響数の増加にも、繋がりにくい状況が生まれます。




こちらをご覧下さい。後述しますが弊社物件は築年数が経過しているため、空き室を順次リノベーションし、オリジナルのカフェスタイルキッチンを導入しています。


キッチンリノベーション前
リノベーション前:キッチン扉にはダイノックシートを施工しています。

リノベーション前は、キッチン扉にダイノックシートを貼付されているため、見た目的に大きな古さは感じません。



キッチンパネル施工
キッチンパネルを施工することで、クオリティーに大きな差が出ます。

しかしキッチンパネルを新たに施工した状態と比較すると、扉だけをリメイクした際の仕上がりの質の低さがすぐにわかります。その上、キッチン全体を入れ替えすると古さがさらに目立ってしまいます。



特に築年数が古い賃貸物件では、キッチンの作業スペースと収納スペースが限られているため、抜本的にリニューアルしないと物件の訴求力が高まらず、結果的に客付けにも影響が出てしまいます。




2.賃貸キッチンリフォーム事例


賃貸キッチンリフォーム事例

弊社物件は2018年から空き室を順次リノベーションを行い、オリジナルのカフェスタイルキッチンを導入しています。



この取り組みは借主のニーズに合わせた工夫であり、物件をさらに魅力的にするための重要なポイントとなっています。



このカフェスタイルキッチンを導入した背景には、弊社物件の借主層に特徴があります。ファミリータイプの物件を所有しており、20~30代のカップル、新婚夫婦が中心。



そして部屋探しの主導権を持つ女性たちが、機能性とデザイン性を兼ね備えた魅力的なキッチンを求めていることから、このスタイルのキッチンを採用しています。



キッチン製作費用は約50万円であり、一般的なキッチン交換費用と大差はありません。しかしこのリノベーションによって格段に機能性や利便性、デザイン性が高まり、内見者はもちろん、借主が友人や知人を招待した際にも「羨ましい」と感じてもらえるほど好評をいただいています。



こうした評価は、早期成約や長期入居に繋がる大きな要因となり、結果的に物件の価値をさらに高めてくれています。



その結果、2020年以降は増収増益を達成することができました。稼働率は95%以上を維持し、昨年度は過去最高となる家賃収入をを記録しました。この成功は借主ニーズに寄り添ったリノベーションが、いかに重要であるかを示す好例です。


▶弊社リノベーションキッチンの詳細は、過去記事をご覧下さい。



3.まとめ


今回は賃貸キッチンリフォームの重要性についてお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認しましょう。





弊社物件ではリノベーションを強化しているため、同築年の物件と比べると高い家賃設定にしても早期客付けに成功しています。



しかし弊社物件とほぼ同じ築年数の他社物件では、キッチンリフォームが行われていないことが多く、適正家賃で募集しても空室期間が長期化する傾向があります。



空室期間が長引くことによる家賃機会損失を考慮すると、その分をキッチンリフォーム費用への投資に充てる方がより効果的です。






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空室対策コンサルタント 有限会社山長
有限会社山長 長田 穣

取締役 長田 穣(オサダミノル)

アパート経営、空室対策コンサルタント


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