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賃貸リノベーションを機に浴室乾燥機は新設すべきか?


競争力が低下した築20年以上経過した物件をリノベーションすることで、資産価値が向上し顧客満足度が高まります。これにより入居促進や家賃値上げがしやすくなるため、安定した家賃収入を得ることができます。



賃貸リノベーションを成功させるには顧客満足度を高める設備を導入することが重要です。リノベーション物件は女性に人気があるため、浴室乾燥機の導入は特に注目されています。



本投稿は賃貸リノベーションを機に浴室乾燥機は新設すべきかについてお伝えいたします。



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【本記事でお伝えする結論】




1.浴室乾燥機のメリット


浴室乾燥機のメリット

本題に入る前に浴室乾燥機について簡単に説明いたします。



浴室乾燥機とは浴室に設置された乾燥機のことで、浴室内の湿気を取り除いたり洗濯物を乾かす機能を備えています。



RoomClip住宅研究所が発表したリリースによると、旧来から存在する季節性の外的要因(天候、花粉、PM2.5など)により一時的に部屋干しするニーズはある一方で、ライフスタイルの変化に伴い常時室内干しするニーズが高まっていることです。



浴室乾燥機を使用すると、天候に左右されず好きなタイミングで洗濯乾燥ができ、特にニットやデニム、色落ちしやすい衣服などは浴室乾燥機を利用することで衣服のダメージを抑えることができ、また知人や友達が訪れた際は、浴室に干すことで生活感を抑えられるメリットがあります。



また賃貸浴室は基本的に換気用の窓が設置されていません。浴室内の換気は換気扇を常時回すことになりますが、こまめに掃除や換気を行っても、カビや水垢は発生しやすくなります。



浴室乾燥機には24時間換気が備えたものもあり、これにより浴室内のカビや水垢の付着を抑えることができます。



好きなタイミングで室内干しができ、さらに浴室内のカビや水垢の発生を抑え、ヒートショック予防などが期待できる浴室乾燥機をリノベーションを機に設置することで、女性にとっては魅力的な部屋となるため、入居促進に繋がる可能性が高まります。



2.賃貸リノベーションを機に浴室乾燥機は新設すべきか?


賃貸リノベーションを機に浴室乾燥機は新設すべきか?

好きなタイミングで部屋干しできる浴室乾燥機を賃貸リノベーションを機に新設すると、費用対効果は期待できるものの、貸主が期待できるほどの効果は得られないのが実情です。その理由について解説いたします。


理由①:利用回数が少ない




  • 約4割は月に数回程度利用しているだけ、毎日利用している人はわずか5%

  • 毎日3時間使用で月約3,800円は高いと感じる人は約9割



とのことでした。この調査から浴室乾燥機の利用頻度は低く、コストに対する意識が高いことが浮き彫りになっています。



そのため女性専用物件、近隣にコインランドリーがない場合を除き、浴室乾燥機をリノベーションをきっかけに設置しなくても、需要はそれほど高くないと考えられます。


理由②:ランニングコストがかかる


新築物件には最新設備が導入されていますが、浴室乾燥機が設置されている物件はそこまで多くないのが現状です。その理由としてはランニングコストが挙げられます。



浴室乾燥機の寿命は設置から約10年とされており、交換にかかる費用は10~20万円程度と見込まれています。またエアコンの寿命と交換費用も浴室乾燥機とほぼ変わらないため、設置することでランニングコストが発生します。



入居年数が経過すればリノベーションを行っても価値の目減りが低下するため、契約更新時家賃値下げを要求されるリスクが高まります。また先程もお伝えしましたが浴室乾燥機の使用頻度が予想以上に少ないため、設置に対する投資効果はあまり期待できないと考えられます。


浴室乾燥機の代替


浴室乾燥機を設置しない場合、どのような代替手段が考えられるのでしょうか?



最もコストパフォーマンスが優れているのは室内物干しの設置です。通常は1本設置されていますが、別の部屋にあと1本設置することで、利便性が向上し効果的な代替手段となります。



また徒歩圏内にコインランドリーがある場合は、事前に仲介担当者に伝え内見時に説明することで、洗濯環境に対する不満を軽減することが可能です。



コストはかかりますが、自然素材の漆喰を施工すると調湿効果が期待でき、通常の部屋干しと比べ早く洗濯物を乾かすことができます。浴室乾燥機と比べるとコストが3倍になりますが、ランニングコストはほぼかからないため、費用対効果の面では十分期待できます。



3.まとめ


今回は賃貸リノベーションを機に浴室乾燥機は新設すべきかについてお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認してみましょう。




弊社物件は築年数が古いため2018年から空き室を随時リノベーションしていますが、浴室乾燥機は新たに設置していません。



設置していない理由としては、車で5分位のところに24時間営業のコインランドリーがあり、また一部部屋には室内物干しを2本設置していること、更に漆喰を施工しているため、浴室乾燥機がなくても洗濯環境に特に問題がないからです。




また借主もこの点について特に不満を持っていません。



したがって浴室乾燥機設置は、大都市圏や女性専用物件以外は集客において特に問題にはなりません。







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空室対策コンサルタント 有限会社山長
有限会社山長 長田 穣

取締役 長田 穣(オサダミノル)

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