賃貸リノベーションの隠されたメリットとは?
- 空室対策リノベーション コンサルタント ㈲山長
- 3月5日
- 読了時間: 6分
最近の賃貸業界では部屋探しの多様化や、ライフスタイルに合わせた生活を求める方が増えています。そのため、リノベーション物件を選ぶ方が増えてきました。
リノベーションは新築物件建設と比べコストが安く、また資産価値の目減りが少ないため家賃維持しやすいといったメリットがありますが、リノベーション施工時に工夫を加えることその効果をより一層実感することができます。
そこで本投稿は賃貸リノベーションの隠されたメリットについてお伝えいたします。
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【本記事でお伝えする結論】
1.賃貸リノベーションの隠されたメリット

1)資産価値の目減り
冒頭でもお伝えしましたがリノベーションすると資産価値の目減りを抑えることができ、年数が経過しても家賃相場の影響を受けにくくなるため、適正家賃より高く家賃で部屋を貸すことができます。
しかしリノベーション価値は時間とともに変化し、施工から6年を過ぎると目減りは大きくなります。
これは6年を超えると室内内装の経年劣化が進みやすく、特に一般的なリノベーション物件では壁材は壁紙を採用しているため、日焼けが発生しやすくなります。また壁紙の減価償却は6年で終わるため…
契約更新時家賃値下げ要求が発生しやすくなる
退去が発生した場合、壁紙は全面張替えする可能性が高い=ランニングコストの発生
再募集時家賃維持が難しくなる
ことが考えられます。しかしこれらの問題は自然素材の漆喰をリノベーション時に施工することで解決することができます。
2)漆喰を施工する

漆喰とは消石灰を主原料とする塗り壁材のことです。賃貸物件の内装壁材で壁紙が採用される最大の理由はコストが一番安いからです。平米単価を比較すると、壁紙は1,500円前後に対し漆喰:3,000円~5,000円となるため、コストの観点から壁紙を採用するのは明らかと言えます。
しかしリノベーション後の価値を考慮すると、圧倒的に漆喰を選ぶ方がメリットが大きくなります。これが賃貸リノベーションの隠されたメリットですが、具体的にはどのようなメリットが期待できるのかについてお伝えいたします。
隠されたメリット①:日焼けしにくい
漆喰の最大のメリットは壁紙と比べて日焼けがしにくい点です。壁紙が日焼けするのは紫外線による化学反応が原因で、施工から6年経過すると日焼けが発生しやすくなり、6年周期で張替えが必要になります。
一方漆喰は太陽光線の反射に優れ、壁紙と比べ日焼けしにくいのが特徴です。つまり一度施工すれば、その後のメンテナンス費用を抑えることが可能です。
また漆喰は劣化しにくいため、壁紙と比べると価値の目減りを抑えることが期待でき、長期入居されても契約更新時家賃値下げ要求は発生しにくく、安定した家賃収入が得られます。
隠されたメリット②:補修しやすい
壁紙の場合、経年劣化や破損や汚損が発生するとその箇所の一面を張替えしなければなりません。また前回施工からある程度経過している場合、一面だけを張り替えるとその箇所のみ浮いてしまうことが考えられます。
一方漆喰の場合、クラックが入るリスクはあるものの、修繕したい箇所のみを上から塗ることができるため、コストを抑えることが可能です。
隠されたメリット②:訴求効果が高い
先程お伝えしましたが、漆喰はコストが高すぎるためリノベーション物件ではまず採用されていません。しかしリノベーション物件に入居または検討されるのは主に20~30代女性が多く、同年代はインテリアに対する関心が非常に高いです。
そのため温かみのある漆喰をリノベーションで採用することで、自然と訴求効果が高まり、入居促進効果を最大限に引き出すことができるのです。
3)弊社事例紹介

弊社物件では築年数が経過しているため2018年から空き室を随時カフェスタイルに特化したリノベーションを行っています。
上級グレードの部屋のみ自然素材の漆喰を居住スペースに施工していますが、漆喰を取り入れたことで以下のメリットが得られました。
漆喰を施工したことで訴求力が向上し、従前と比べ早期客付けができるようになる
退去後クラックが発生しても補修で対応できるため、コストを抑えることができた
リノベーション価値の目減りが小さいため、再募集時家賃値上げしても影響は少ない
このため弊社物件の収益性と稼働率は年々右肩上がりとなり、2020年以降増収増益を実現し、稼働率95%以上を維持しています。昨年度(2024年)の年間家賃収入は過去最高を更新しました。
▶漆喰に関しては過去記事をご覧下さい。
▶弊社が採用している漆喰については、有償コンサルティングをお申込みいただいた方のみにお伝えいたします。詳細はこちらをご覧下さい。
2.まとめ
今回は賃貸リノベーションの隠されたメリットについてお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認してみましょう。
近年ではSDGsが社会的に認知している影響もあり、リノベーション物件への関心は高まっています。しかし今後賃貸業界は大空室時代を迎えるこため、生き残るには競合物件との差別化と物件価値の維持がポイントになってきます。
漆喰はコストが高くなりますが、施工すればランニングコストは大幅に抑えられ、更に室内機能性を改善させる効果も期待できます。今後リノベーションを検討される貸主は漆喰を取り入れ差別化を図ってみたらいかがでしょうか?
今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
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取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
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