不動産賃貸サイト依存集客が危険な理由とは?
更新日:2023年1月1日
賃貸物件を募集する際、仲介会社にお願いして大手賃貸検索サイトに「物件情報」を載せてもらうようにお願いしますよね?
どうして仲介会社に依頼すのかと言いますと…
・物件情報を掲載してもらうことができるのは、仲介会社しかできないから
・お部屋探しをされている方が、大手賃貸サイトを利用しているから
恐らくこの2点が理由によって、物件掲載をしてもらっていると思います。

物件掲載をしてもらった後は、ひたすら反響(問い合わせ、内見予約など)がくるまで「待機」することになりますが、ただ数週間たっても「反響が思っている以上にない」と、恐らくではありますが、何か理由があって反響が得られにくい状態になっている可能性が出ています。
賃貸検索サイトは、お部屋を借りる人/貸す人をつなぎ合わせる「架け橋」的な役割を担っていますが、築年数が経過すればするほど貸す側にとっては不利な状態になってしまいます。
1)価格競争が発生しやすくなる
賃貸検索サイトは、希望条件を自由に入力することができることから、希望条件に1つでも合致していない部屋は、その時点で成約候補から外れてしまいます。
新築や築浅物件はあまり影響が出ないのですが、築年数がある程度経過してしまっている物件は「家賃帯」で部屋を決めてくる方が多いため、どうしても価格競争が発生しやすくなってしまいます。
▶家賃値下げの本当の恐ろしさについては、過去記事をご覧下さい。

部屋探しをされる方の心理は、少しでも安く部屋を借りたいはずです。
そのため、希望条件に合致した複数の物件の家賃帯に差異が生じてしまうと、どうしても交渉したくなるものです。
今の賃貸市場は完全に借り手市場となっているため、仲介会社側が家賃値下げに対して消極的な態度をとってしまえば、同類の物件は沢山あることから成約のチャンスを逃してしまう可能性が出てきてしまいます。
2)仲介会社が物件掲載を外すかも?
また物件情報を大手賃貸検索サイトに掲載する際には、仲介会社側が「掲載枠」を購入することになることから、仲介会社によっては反響が取れない物件は掲載から外すところもあるため、築年数が経過している物件を中心に価格競争が起こりやすい体質となってしまいます。
▶詳細は下記動画をご覧下さい。
3)値下げ+広告料をつけるような物件になるかも?
築年数は経過してしまうと、どうしても価格競争に巻き込まれてしまいます。
そのため家賃値下げを行うことによって、負のスパイラルが起きやすくなります。
値下げして部屋が埋まればまだいい方ですが、場合によっては値下げしても部屋が埋まらないこともあり得ます。
一番ダメな集客は「広告料や仲介手数料などを全て貸主設定」にしてしまうような物件。このような物件は仮に利回りが良くても資産性としては期待することはできません。
▶上記詳細に関しては、こちらの動画をご覧下さい。
賃貸サイト上における価格競争がら「脱却したい」のであれば、ご自身で物件専用HPなどを開設し、独自集客するしか方法はありません。
媒介契約が「一般」「専任」であれば、貸主が客付けしても特段問題にはなりません。
独自集客をすることによって、価格競争から脱却することが可能となり、さらにはHP上に見学会ページを作ることで、貸主自ら物件紹介をすることができます。

弊社物件は1993年築ということもあるので、大手賃貸サイト上のみの集客では、どうしても家賃帯や築年数で「物件判断」されてしまうため、反響を取りにくい状態となってしまいました。
そこで、2018年より物件専用HP&SNS集客を行ったところ、次第に閲覧件数が増加し、今では弊社所有物件にご入居される「約8割」は、弊社HPからとなっているので、価格競争に巻き込まれなく、安定した賃貸経営を行うことができました。
▶詳細に関しては、過去記事をご覧下さい。
【過去記事】【アパート経営】相続してから空室0にするまでやってきたこと②
今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
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取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
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