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賃貸和室を洋室にリフォームする際の注意点


以前は賃貸物件に和室があるのが一般的でした。しかし近年のライフスタイルの変化、退去費用を抑えたいニーズの高まりにより、和室がある物件は敬遠されやすくなっています。その結果、適正家賃で募集しても、空室が長期化するリスクが高まっています。



この問題は、和室を洋室にリフォームすることで解消することができますが、単純にリフォームしただけでは訴求力を高めることができない点に注意しなければなりません。



本投稿は、賃貸和室を洋室にリフォームする際の注意点についてお伝えします。



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【本記事でお伝えする結論】



1.賃貸和室から洋室にリフォームする際の注意点とは?


賃貸和室から洋室にリフォームする際の注意点とは?

和室を洋室にリフォームすることで、物件の競争力が高まるため、賃貸検索サイトの反響が増加しやすくなります。また内見者にとっては「家具の配置や掃除が楽になり、退去時の畳の表替え費用が無くなる」メリットが評価され、結果として入居率の向上が期待できます。



その一方で和室には押入や窓枠に木製フレームが使用されているほか、天井には和風の壁紙が張られていることがあります。そのため、床材や壁紙だけ変えても、木枠や押入が残ったままでは和室感が残ってしまい部屋全体の統一感が損なわれてしまいます。



和室を洋室にリフォームする際には、部屋全体のコンセプトを意識し、一貫性を持たせたリフォームを行うことが重要です。


2.賃貸和室から洋室にリフォームする際の費用とは?


賃貸和室から洋室にリフォームする際の費用とは?


和室から洋室へリフォームする際には、室内内装と押入、建具などを改修するのが一般的です。全てを変えた場合の費用相場は、使用する材料や施工会社によって異なるものの、おおよそ50万円前後が目安となります。



先程もお伝えした通り、和室を洋室にリフォームしても、部屋全体のコンセプトを意識し一貫性を持たせたリフォームを行わないと、部屋の魅力が伝わりにくくなるため、客付けが難しくなります。



また部屋全体をリノベーションする場合、洋室化リフォームは水回りリフォームと比べると、ウエイトが大きくないため、費用をかけすぎてしまうと客付け効果が期待できないばかりか、全体のコストが高くなってしまいます。



そのため和室を洋室にリフォームする際は、改修を最小限に抑え、浮いた予算を水回りの設備導入に充てた方が、より高い費用対効果を得ることができます。


3.コストを抑えた賃貸洋室リフォーム事例


弊社物件は築年数が経過しているため、2018年から空き室を順次リノベーションを進めています。もともと全室和室が標準となっていましたが、2LDKの部屋は、魅力的な空間づくりを目指し、デザイン性が高い琉球畳を取り入れることで差別化を図っています。



一方で3LDKの部屋については、需要自体が減少傾向にあるため、退去を機に2LDKに間取り変更を行い、和室をLDKにリニューアルしています。




今回ご紹介するこちらの部屋は、8年前に和室をLDKに拡張するリフォームを行い、床材と壁紙を張り替えましたが、押入はそのまま活用し、ダンボール襖は新しいものに交換しました。



この部屋は2025年の1月末退去となりましたが、内装の劣化が見られたものの、床材には問題がなかったため、壁面には自然素材の漆喰を施工し、天井は量産クロスを貼り付け、キッチンは弊社オリジナルのカフェスタイルキッチンを設置しました。




当初の計画では、和室感を完全になくすため、段ボール襖をフラッシュドアに変更する予定でした。しかしリフォーム会社との手違いにより、既存の襖に壁紙を張り付けるだけの対応となってしまいました。



こちらの部屋は退去直後に入居申込が入り、改修工事が終了次第、すぐに引き渡さなければならなかったため、襖はそのまま残す形となりました。



弊社物件で、和室から洋室に変更する場合、押入はそのまま活用し、フラッシュドアに変更するだけなので、一般的なリフォームと比べると費用を大幅に抑えることができ、さらに白を基調としたシンプルなインテリアデザインへ改修することで、家賃を値上げしても客付けで苦戦することはありません。


▶こちらの部屋のリノベーション詳細は、過去記事をご覧下さい。


4.まとめ


今回は、賃貸和室を洋室にリフォームする際の注意点についてお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認してみましょう。





賃貸和室を洋室にリフォームすることで、賃貸検索サイトの反響に結び付けやすくなり、入居促進に繋がる点ではメリットが大きいと言えます。



しかし競合物件も、客付け強化のために和室を洋室にリフォームすることが予測される以上、確実な成果を上げるためには、部屋全体のコンセプトを意識した部屋作りを行うことがカギとなります。





今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。


そんな時は私ども(有)山長の「お手軽無料相談」をご利用ください。


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空室対策コンサルタント 有限会社山長
有限会社山長 長田 穣

取締役 長田 穣(オサダミノル)

アパート経営、空室対策コンサルタント


あなたのアパート経営を支援させていただきます!


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