近年賃貸業界ではリノベーションが注目されています。
リノベーションすることで「資産価値」が高まり、従前より家賃値上げしても早期客付け+収益改善が期待できます。そのため築年数が経過しても安定した家賃収入を得ることができます。
しかしリノベーションすると多額の費用が発生します。コストを抑えたいと考えるのは自然なことですが「どう抑えたらいいのか?」わからない貸主は多いと思います。
弊社物件は築年数が経過しているため、2018年度からリノベーションを展開しています。
原則フルリノベーション部屋を提供しリノベーションを機に家賃値上げしていますが、内見者から「家賃帯をリーズナブルにしたリノベーション部屋を提供してほしい」要望を受けたため、一部の部屋のみセカンドラインを用意しています。
一昨年行ったリノベーションセカンドラインで、IKEA製品を試験的にしたところ閑散期に関わらず早期客付けに成功。その後セカンドラインリノベーションも2回行っていますが、そちらも早期客付けに成功しています。
本投稿は、IKEA製品を使った効果的なリノベーション空室対策について、お伝えいたします。
▼目 次
【本記事でお伝えする結論】
1.IKEA製品を使うメリット
1)コストが安い
通常の賃貸リノベーションは既製品を使っても施工業者がマージンを乗せるためトータル費用が割高傾向となってしまいます。
一方IKEA製品は原則「自分達で組み立てる」ことになっているため一般的な家具店と比べコストが安くなっています。施主支給することで中間マージンがカットでき費用圧縮が期待できます。
2)内見時の印象が良い
LINE株式会社の調べによると、IKEA製品はデザイン重視の人に人気が高いことが分かったとのことです。
リノベーション賃貸を探している方は、デザイン性を気にしている方が多いため、IKEA製品を活用することで内見時の印象が良くなり入居促進効果が期待できます。
2.【リノベ実例】IKEA製品を使った効果的な空室対策
IKEAには一通りの家具/インテリアが展示/販売されていますが、弊社リノベーションセカンドラインで採用しているのは
キッチンカウンター
壁棚
玄関照明
の3点です。それではそれぞれの製品についてみていきましょう。
1)キッチンカウンター
セカンドラインを提供した当初、キッチンカウンターはメインブランド(フルリノベーション部屋)と同様特注品を採用していました。
ただセカンドラインは家賃据置で募集していることから、リノベーションコストは極力抑えなければ意味がありません。
たまたまプライベートでIKEA立川店に行った際、IKEA製キッチンカウンターを見つけ試験的に導入したところ、早期客付けに成功しました。
▼
特注カウンター | | IKEAカウンター |
300,000円 | 費 用 | 60,000円 |
特注カウンターは完全手作りとなるためコストが30万円近くかかってしまいますが、IKEA製に切り替えるだけで5分の1に圧縮することができます。
また弊社が開発したカフェスタイルキッチンとの相性が良く、おしゃれな椅子を用意することで「ダイニングテーブル」としての活用ができることから、入居促進を図ることができました。
▶弊社が採用したIKEA製品はこちらです。
2)壁棚
内見時は「第一印象が良ければ成約率」が高くなります。そのため玄関エントランス「映え空間」にすることで好印象+競合他社との差別化を図れるため入居促進効果が期待できます。
玄関エントランスを「映える」空間にするのは簡単!リフォーム/リノベーション時に壁棚を設置するだけでOKです。
内見する前に壁棚にお気に入りの雑貨や観葉植物を置くと、玄関エントランスが温かみを感じるおしゃれ空間となりついつい自慢したくなる玄関になります。
IKEA壁棚は安いものだと500円程度で販売されています。固定器具及びねじは別売りになるものの、他社製品と比べコストを抑えることができるため、貸主にとっては経済的になります。
▶弊社が採用したIKEA製品はこちらです。
▶玄関エントランスリフォームの詳細は、過去記事をご覧下さい。
3)照明
基本的に玄関エントランスには照明が備え付けられているものの、築年数関わらず明るさ的には期待できるほどではありません。
そこでおススメなのが、リフォーム/リノベーションを機にIKEA製LED照明器具を取付けることです。
既存照明からIKEA製のスポットライトに変更する場合、電気工事が必要になりますが1万円程度で対応でき、更にLED対応になっていることから施工前と比べると見違えるぐらい明るくなります。費用対効果は十分期待できます。
▶弊社が採用したIKEA製品はこちらです。
4)IKEAキッチンを採用しない理由
弊社セカンドラインの部屋では、IKEA製キッチンは採用していません。
理由は主に2つあります。
キッチン本体価格と施工費用が高くなる(リノベーションキッチンの方が安い)
既存キッチンに合わなければ追加費用が発生する可能性がある
ためセカンドラインでは不向きになります。
またIKEA製キッチンを導入するより弊社オリジナルキッチンを導入した方が競合物件との差別化を図ることができ、集客上有利になるのもIKEA製キッチンを導入しない理由のひとつです。
▶IKEA製品を導入した弊社リノベーション詳細は、過去記事をご覧下さい。
3.まとめ
今回はIKEA製品を使った効果的なリノベーション空室対策についてお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認してみましょう。
リノベーションでIKEA製品を活用している物件はまだまだ少数のため、差別化を図りたい貸主にとっては効果的になります。
ただしあまりにもIKEA製に頼りすぎるリノベーションをしてしまうと、「本来の意味における差別化」にはなりません。ワンポイントで活用するのが一番効果的です。
今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
そんな時は私ども(有)山長の「お手軽無料相談」をご利用ください。
過度なメール配信、強引な営業活動等は一切行なっておりませんのでどうか安心してご相談ください。
取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
あなたのアパート経営を支援させていただきます!
▶︎〒400-0053 山梨県甲府市大里町2090
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