近年の賃貸市場は物件供給数が過剰状態が続いているため全国的に空室率が悪化しています。そのため物件価値が下がると家賃をただ単に値下げしただけでは客付けは難しくなります。特に競争力が低下した築年数が古い物件では上記が顕著に見られます。
しかしSDGs普及/部屋探しの価値観の多様化が進み、築年数が古くてもリノベーションが行われていれば、従前と比べ部屋探しの選択肢が広がるため客付けしやすくなります。
ただ今後リノベーション物件を行う物件は多くなることが予想されるため、リノベーションで成功するにはデザイン性を最大限に引き出すことがカギとなります。
本投稿は今後リノベーションを検討している貸主向けに、リノベーションで賃貸物件のデザイン性を最大限に引き出す方法についてお伝えします。
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▼目 次
【本記事でお伝えする結論】
1.賃貸リノベーションでデザイン性が重視される理由
本題に入る前にどうしてリノベーションを行う際デザイン性を重視しなければならないのでしょうか?その理由は以下3点を挙げることができます。
第一印象を決定づける
入居促進効果が期待できる
紹介されやすい
それではそれぞれの理由を見ていきましょう。
第一印象を決定づける
リノベーション物件を探している方は「自分らしい暮らしが実現できる部屋」を希望されています。そのため成約ターゲットに沿ったインテリアテイストとなっていれば第一印象を決定づけることになるため、反響数を高めることができます。
入居促進効果が期待できる
部屋探しされている方は平均3件内見していると言われています。インテリアテイストを意識している物件は少ないため、リノベーションを機にデザイン性を強化すると訴求力が向上→差別化→入居促進効果が期待できます。
紹介されやすい
仲介会社の主な収入源は物件成約報酬となる仲介手数料です。物件資産価値+デザイン性が向上したリノベーション物件は、新築物件並みのクオリティーなのに家賃がリーズナブルなため、従前と比べ客付けしやすくなるため紹介されやすくなります。
2.リノベーションで賃貸物件のデザイン性を最大限に引き出す
リノベーションで早期客付けを目指すならば、室内デザイン性を最大限引き出すことがカギとなります。具体的には以下3点を行うと効果が期待できます。
統一感を意識する
アクセントクロスを上手に使う
素材を工夫する
それではそれぞれの特徴を見ていきましょう。
統一感を意識する
室内インテリアの配色を70:25:5の割合にするとバランス感覚が良い部屋になると言われています。リノベーションで対応できるのは室内の70%を占めるベースカラーのみです。
先程もお伝えしましたがリノベーション物件に入居される方は、入居後自分が好きなインテリアテイストで暮らしたいと思っています。そのためひとつの部屋に沢山の色を使ってしまうとバランス感覚が難しくなり客付けが厳しくなります。
リノベーションを行う際は、アソートカラー/アクセントカラーとの相性を考慮しベースカラーは1~2色以内にする(基本全ての居住スペース)と統一感が出る部屋となるため訴求力が向上します。
アクセントクロスを上手に使う
訴求力向上を目的にリノベーションでアクセントクロスを使う貸主は多いと思います。ただ室内配色が3色以上になると入居後のインテリアとの調和が難しくなるため逆効果になります。
そのためアクセントクロスを使う場合は、目立たないエリアで使うのがベストです。
弊社物件は築年数が経過しているため2018年から空き室を随時リノベーションを行い、白をベースとしたシンプルナチュラルテイストにしていますが、トイレのみアクセントクロスを施工しています。
アクセントクロスを施工した最大の理由はデザイン力を高めることでトイレ本体の古さを軽減させるためです。
素材を工夫する
リノベーションのデザイン力を向上させるにはインテリア配色の他に、素材を工夫するのも効果的です。
弊社リノベーション上級グレードの部屋は、リノベーションを機に自然素材の漆喰を施工しています。漆喰とは消石灰(水酸化カルシウム)を主原料とした塗り壁材のことです。
漆喰を施工すると室内機能性を改善させる効果が期待できますが、漆喰の最大の魅力は100%手塗りで施工するため一般的なリノベーション部屋と比べ温かみが感じられることから、借主から高い評価を頂いています。
▶弊社が漆喰に強いこだわりを持つ理由は過去記事をご覧下さい。
3.まとめ
今回はリノベーションで賃貸物件のデザイン性を最大限に引き出す方法についてお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認しましょう。
白を基調とした部屋は一見すると訴求力が感じられないと思われがちですが、シンプルデザインは流行に左右されないため明光性が高い内装を採用することで、募集時期関わらず早期客付けは十分にできます。
今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
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取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
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