空室対策のプロが教える！空室期間短縮術とは？
- 空室対策リノベーション コンサルタント ㈲山長
- 5月14日
- 読了時間: 6分
賃貸市場は近年人口減少と物件供給の飽和により、全国的に空室率が悪化しています。
空室を早期に埋めるには築年数関係なく適切な空室対策が必要です。しかし集客に苦しんでいる貸主物件は物件の魅力を高めることができず、あらゆる対策を行っても早期成約が難しくなっています。
弊社物件は賃貸空室率が悪い山梨県にあり、築年数は30年を超えています。空室対策を強化するため2018年からリノベーションを行っていますが、今回紹介する「空室期間短縮術」を実践したことで空室期間を大幅に短縮することに成功し、弊社空室対策は多くのメディアから注目されています。
本投稿は空室対策のプロが教える！空室期間短縮術について、特に築年数20年以上経過している物件に効果的な空室対策術をお伝えいたします。
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【本記事でお伝えする結論】
１．一般的な空室期間
賃貸物件の一般的な空室期間は4か月前後と言われています。ただしエリア／築年数／募集時期によって空室期間は大きく異なり、特に1月～3月の繁忙期は募集開始後すぐに埋まることも珍しくはありません。
管理会社では空室が3か月以上続くと「募集条件に問題がある」と判断し、条件見直し（家賃値下げ／敷金などを無料にする）などの対策を行います。
２．空室を埋めるために必ず行うこと
空室を埋めるために不可欠なのは「物件清掃」です。つまり定期的に清掃を行い清潔な物件であることをPRすることです。
物件清掃が重要な理由は、内見時一番最初に確認されるのは、物件外観や共用部分であるからです。
第一印象はわずか3秒で決まると言われています。そのため物件周りや共用部分が清掃されていると全体的に清潔感が感じられ、内見時の物件印象が良くなります。
一方物件清掃が行き届いていないと、第一印象が悪くなり「この物件には住みたくない」と思われる可能性があります。
内見時の物件第一印象が成約のカギを握っていると言っても過言ではありません。成約率を向上させるには、まず物件清掃を強化し物件印象を高めることが重要です。
３．空室対策のプロが教える！空室期間短縮術とは？
賃貸物件を探している方は入居後の生活イメージを連想させながら内見しています。築年数が20年以上の物件は築年数以上に見た目の古さが際立つため、原状回復の状態で募集しても敬遠されることが多いです。
しかし設備／内装／間取り変更を伴うリノベーションを行うことで、古臭さは一切感じられず新築物件に匹敵する見た目に再生されるため、入居促進効果が高まり空室期間を短縮させることができます。
リノベーションで空室期間を短縮させるには以下３点を意識することが重要です。
水回りのクオリティーを上げる
at－homeのリリースによると、インターネットで物件を探す際に必ず見たい物件設備は浴室で、以下トイレ、キッチンの順となっています。
またCHINTAIの調査によると、賃貸検索サイトを利用される方が最も関心を持っているのは、物件写真や間取り情報です。
つまりリノベーションを行う際、クオリティーが高い水回りを導入し、デザイン性が高い魅力的な部屋を提供することで生活イメージが連想しやすくなるため、反響数が増え内見に繋げやすくなります。
白を基調としたインテリアにする
空室対策の一環として、内装リフォーム時にアクセントクロスを施工する物件は多いです。アクセントクロスを使用すると室内雰囲気を大きく変えることができますが、内見者は家具やインテリアとの相性を重視するため…
相性が悪いと入居促進に繋げられない
色の好みは人それぞれであり、内見者がアクセントクロスを好まない可能性がある
アクセントクロスは必ず飽きられる
可能性が非常に高く、貸主が期待する効果を得るのは難しいのが現状です。
空室対策でおしゃれな部屋を作る場合、室内配色を２色以下に抑え、白を基調としたデザインにするのが効果的です。白を基調とすることで、家具やインテリアとの相性向上し、誰でも簡単におしゃれな部屋を作れるため、入居促進に繋がりやすくなります。
SNS媒体を使った集客を行う
賃貸検索サイトの一番の問題点は、顧客の希望条件に合致しない物件はその時点で成約対象外になってしまいます。リノベーション物件は築年数が古く、同サイト内のリノベーション定義に合致しなければ、専用ページに掲載することができません。
そこでおススメなのがSNS媒体を使って独自に集客することです。
賃貸物件を最も利用している10代後半～30代にかけては情報収集の際「リアルな本音」「時短検索」を求めSNSを利用しています。特にInstagramはリノベーションとの相性が非常に良いです。その理由は…
女性はリノベーション物件に興味を持っている
20～30代女性はInstagramをよく活用している
リノベーション物件は「映え効果」が期待でき、Instagramに投稿すると訴求力が向上する
Instagramは購買意欲が高いユーザーが集まりやすいとされている
ため独自集客することで反響が高まり内見に繋げやすくなります。また賃貸検索サイトとは異なりSNS集客は築年数／家賃相場の影響を受けないため、検索で不利にならない点もメリットです。
４．事例紹介
弊社物件は空室対策を強化するため2018年から20～30代女性をターゲットにした「カフェスタイル」に特化したリノベーションを展開し、同年物件公式サイトを開設しました。
最初の2年間は集客で苦しみましたが、2020年からSEOとSNS強化したことで反響数が増加し、空室期間を大幅に短縮することに成功しました。
▶弊社リノベーション詳細は過去記事をご覧下さい。
５．まとめ
今回は空室対策のプロが教える！空室期間短縮術をお伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認しましょう。
空室期間を短縮するには「クオリティーが高い水回り設備」を導入するのが効果的です。弊社リノベーションは全室にカフェスタイルキッチンを導入しているためInstagram上において「映える部屋」として注目され、早期客付けに成功しています。
今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない！」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
そんな時は私ども(有)山長の「お手軽無料相談」をご利用ください。
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取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
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