これからのアパート経営は防音対策が成約の鍵に!
- 空室対策リノベーション コンサルタント ㈲山長

- 2025年5月23日
- 読了時間: 5分
株式会社AlbaLinkが発表したリリースによると、賃貸契約において後悔したと回答した方は約7割で最も多かった意見は騒音トラブルでした。
賃貸物件はひとつの建物の中に複数の部屋が隣接しているため、生活音の発生は避けられません。
しかし騒音トラブルが原因で賃貸入居を後悔した人が多いことは、今後の賃貸経営において防音対策を強化しなければ長期入居は難しくなることを示しています。
騒音対策と聞くとハードルが高く感じられるかもしれませんが、貸主のちょっとした創意工夫によって、防音対策の強化は可能であり、今回紹介する内容を弊社物件でも行っていますが騒音トラブルはほぼ皆無であり、長期入居に繋がっています。
本投稿はこれからのアパート経営は防音対策が成約の鍵になる理由について、お伝えいたします。
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【本記事でお伝えする結論】
”賃貸防音対策で重要なポイント”
1.賃貸の生活音問題は、上階からの場合が多い

弊社物件を管理している管理会社担当者からの報告によると、管理会社に寄せられる騒音トラブルの多くは上階から発生する生活音(特に足音)が主な原因であるとのことです。
一般的に1階と2階の間には「吸音効果が期待できるALC板」が施工されています。しかし生活音に対する認識は人それぞれ異なるため、生活音問題は築年数や構造躯体に関係なく、どの物件でも発生しやすくなります。
ただし、後述の対策を講ずることで、生活音問題の発生率を抑えることは十分可能です。
2.クッションフロアは、吸音対策としては効果的

既存の物件において、新築物件のような防音対策を施すことは不可能です。しかし退去後のリフォーム/リノベーションの際に「吸音対策」を行うことで、階下に響く生活音を軽減させることは可能です。
弊社物件は、築年数が経過しているため2018年から収益性を向上させる「差別化リノベーション事業」を展開していますが、リノベーション前の床は合板フローリングでした。そのため以前は生活音に関するクレームが頻繁に発生していました。
▶弊社リノベーション事業に関しては、過去記事をご覧下さい。
そこでリノベーションを機に「吸音性能が期待できるクッションフロア」を施工しています。
クッションフロアを施工したことで、従前と比べると騒音トラブルはほぼ皆無となりました。
その結果従前と比べ長期入居する借主が増え、また契約更新時に家賃値下げを要求する借主はいなくなったため、クッションフロア施工の費用対効果が高いことが明らかになりました。
▶クッションフロアの詳細に関しては、過去記事をご覧下さい。
3.入居者属性を上げるのも効果的

たとえ優れた防音対策を施しても、全ての生活音を完全に遮断することは不可能です。
ただ「入居者属性を向上させる」ことで、モラルを守ってくれる方が増えるため、結果的に生活音トラブルを軽減できることが期待できます。
もともと弊社物件は「相場よりも高い家賃設定」でしたが、リノベーションを機にさらに家賃値上げを行ったため、入居者属性は非常に高くなっています。
その結果2018年以降は生活音トラブルは一件も発生しておらず、、長期入居に繋げることができ一石二鳥の効果を得ています。
▶入居者属性を高める必要性については、過去記事をご覧下さい。
4.両隣からの生活音対策として、漆喰はとてもいい

上階の生活音対策としては、クッションフロアを施工することで、ある程度の効果が期待できます。
両隣からの生活音対策については、一般的に「防音シート」を施工すると効果的と言われています。しかし施工した場合でも、どの程度の効果が期待できるかは懐疑的な部分が多いです。
弊社物件の一部の部屋には、自然素材の漆喰が施工されています。漆喰は調湿効果/消臭効果などが期待でるだけでなく、漆喰自体「多孔質構造」であるため吸音効果も期待できます。
漆喰を施工した部屋で声を発すると壁に反射し、またデザイン性が優れているため、クレーム対策や入居促進効果が期待できます。
▶漆喰の詳細に関しては、過去記事をご覧下さい。
5.まとめ
本投稿はこれからのアパート経営は防音対策が成約の鍵になる理由について、お伝えしました。冒頭でお伝えしたポイントをもう一度確認確認してみましょう。
生活音問題が長期化し、その影響で退去が発生すると、再募集する際には、告知義務の対象となる可能性が高まります。
また生活音問題がよく発生する物件は、長期入居が難しくなるため、安定した家賃収入を確保することが難しくなります。
賃貸リフォーム/リノベーションで生活音問題に対応している所は正直少ないため、差別化を図ることで、入居促進に繋げやすくなります。
今回ご紹介した内容を実践して頂ければ確実に効果は期待できますが、「こんなのどこから手をつけていいかわからない!」という方もいらっしゃるのではないかと思います。
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取締役 長田 穣(オサダミノル)
アパート経営、空室対策コンサルタント
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